船でブリやサワラといった青物をジギングで釣るオフショアジギングが人気です。
オフショアジギングをやる上でのロッドやリールといったタックル選びは人それぞれのこだわりがあることでしょう。
オフショアジギング用ロッドの主流は1ピース、2ピースですが、ここ最近ではメーカーの技術力向上とロッドの携帯性向上ニーズもあり、3ピースロッドもラインナップされるようになってきました。
飛行機や車を使って釣り遠征する人は、荷物もかさばらないので数本持っていたいものです。
そこで、今回はオフショアジギングロッドの3ピースのおすすめをベイトとスピニングそれぞれでご紹介します。
オフショアジギングロッドの3ピースのメリット・デメリット
オフショアジギングロッドの3ピースのメリット
3ピースロッドの最大のメリットはなんといってもその持ち運びの良さでしょう。
仕舞寸法も70cm程度なので、1ピース、2ピースロッドと比較してコンパクトに収納できる為、ロッドの運搬がしやすく、また安全に運ぶ事ができます。
電車やバイクで乗船場まで向かう場合でも安心です。
遠征の際に飛行機に乗る際も手荷物として機内に持ち込むことも可能でしょう。
オフショアジギングでも従来の人気のロッドモデルに3ピースロッドを新たに開発、販売していますのでその人気が伺えます。
一度使ってみると、その扱いやすさから2ピースロッドに戻れないかもしれませんね。
またメインロッドとしてはもちろん、予備のサブロッドとして持っていくにも場所をとらず邪魔になりにくいので最適かと思います。
次に、3ピースロッドのメリットとしては継手が複数個所あることによる曲げ性能がアップする事です。
継手部分が増えると曲げの支点が増え、ロッドがより曲線に近い、しなやかなしなり方となります。
そのため口切れしやすい魚が対象であったり、バラシが多い魚が対象である場合も食い込み性能が上がりバラシにくくなったり、3ピースロッドではそのしなやかさを武器に活躍する場面があります。
オフショアジギングロッドの3ピースのデメリット
では逆にオフショアジギングロッドで3ピースを使用するデメリットはあるのでしょうか。
有名メーカーの3ピースロッドであれば、現在の技術では1ピース、2ピースロッドに比べて性能や機能が著しく低下することはありません。
しかし1ピース、2ピースロッドに慣れていると、デメリットと感じるポイントがあります。
まずは継手が複数ある事でのセッティングの手間が増える事です。
継手が多い分差し込み作業が増え、セッティングにかかる時間が増えるのはあたりまえですが、これを適当にやってしまうとトラブルに繋がりますので、手間をかける必要があります。
また単純に、人的ミス (差し込み甘さなど) によりロッド破損などのリスク、可能性が倍に上がることも継手が多いことによるデメリットとして考えられますので、セッティングは慎重かつ確実に行う事が必要となります。
次に1ピース、2ピースロッドに慣れている方だと、魚のアタリ方などロッドへの感触が変わる事もデメリットとして考えられます。これに関しては感覚の問題で、慣れが必要ですので、特に問題なく使用できる方、感覚が合わない方、人それぞれかと思います。
オフショアジギングの3ピースロッドに求められること・選び方
オフショアジギングでは対象の魚によってロッドも含め、タックルに求められるスペックが変わってきます。
それは3ピースロッドを選ぶ場合も同じです。
ご自身の釣りで狙われるメインターゲットの魚を基準に、必要スペックを満たしているロッドであることが必須となります。
以下の3ピースロッドのおすすめではロッドのスペックも記載しておきますので選ぶ際の参考にしてください。
オフショアジギングの3ピースロッドおすすめ5選
ベイトロッドのおすすめ3ピースロッド
アブガルシア Salty Stage KR-X Jigging SJC-633/150-KR SJ
スロージギング専用モデルでスローピッチジャーク用に開発されたベイトロッドです。
弾性率が適度に高いので、反発力を生かした喰わせができるのが特徴です。
全長
(㎝) |
仕舞寸法
(㎝) |
標準自重
(g) |
先径
(㎜) |
ジグ
(g) |
PE
(号) |
本体価格
(税抜) |
190 | 75 | 141 | 1.5 | ~200 | ~3 | ¥24,900 |
アブガルシア Salty Stage KR-X Jigging SJC-633/180-KR SJ
スロージギング専用で4オンスクラスのモデルとなります。高感度、ハイパワー設計で、小物から大物まで、様々な魚種に対応できるロッドです。
全長
(㎝) |
仕舞寸法
(㎝) |
標準自重
(g) |
先径
(㎜) |
ジグ
(g) |
PE
(号) |
本体価格
(税抜) |
190 | 75 | 147 | 1.6 | ~250 | ~3 | ¥26,000 |
シマノ グラップラータイプJ 3ピース B60-3、B60-4、B60-5
多種のオフショアジギングに対応し、軽さと強度の両立を誇るロッドで、あらゆる場面での最強パフォーマンスを発揮します。
品番 | 全長
(㎝) |
仕舞寸法
(㎝) |
標準自重
(g) |
先径
(㎜) |
ジグ
(g) |
PE
(号) |
本体価格
(税抜) |
B60-3 | 183 | 73.3 | 142 | 2.0 | ~180 | ~3 | ¥32,500 |
B60-4 | 183 | 73.8 | 150 | 2.2 | ~210 | ~4 | ¥33,600 |
B60-5 | 183 | 73.8 | 170 | 2.6 | ~250 | ~5 | ¥34,700 |
スピニングロッドのおすすめ3ピースロッド
アブガルシア Salty Stage KR-X Jigging SJS-603/180-KR
取り回しの良い6フィートの長さなので汎用性が高いロッドです。
まさにオールラウンダーで、その操作性の良さから様々なアクションに対し最高のパフォーマンスを引き出す事ができます。
全長
(㎝) |
仕舞寸法
(㎝) |
標準自重
(g) |
先径
(㎜) |
ジグ
(g) |
PE
(号) |
本体価格
(税抜) |
183 | 70.5 | 165 | 2.3 | ~180 | ~4 | ¥24,900 |
シマノ グラップラータイプJ 3ピース S60-3、S60-4、S60-5
世界基準の機能、性能を下げずに軽量化、3ピースロッドにし、利便性を向上させたモデルとなります。
品番 | 全長
(㎝) |
仕舞寸法
(㎝) |
標準自重
(g) |
先径
(㎜) |
ジグ
(g) |
PE
(号) |
本体価格
(税抜) |
S60-3 | 183 | 69 | 172 | 1.9 | ~180 | ~3 | ¥31,400 |
S60-4 | 183 | 68.8 | 182 | 2.2 | ~210 | ~4 | ¥32,500 |
S60-5 | 183 | 68.5 | 192 | 2.4 | ~250 | ~5 | ¥33,600 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はオフショアジギング3ピースロッドのおすすめをご紹介しました。
性能や機能面では1ピースや2ピースに劣らない設計、開発された3ピースロッド。
その上、釣り場への運搬方法がバイクや電車など移動方法を問わず携帯し易い等、メリットがある為、近年様々な釣りジャンルで需要が増えています。
オフショアジギングロッドで3ピースのロッドを購入検討している方はメリット・デメリットを理解した上で、ご自身の釣りスタイルに合うと感じるのであれば、本記事を購入の参考にして頂けると嬉しいです。
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