オフショアジギングを始める時に、最初に悩む事の1つがロッド選びではないでしょうか。
人気の釣りジャンルである為、各メーカーから様々なオフショアジギング専用モデルのロッドが非常にたくさん販売されています。
そんな中、今回ご紹介するのは数多く存在する釣り具メーカーの中でも、長年の実績と絶大な人気を誇る釣り具メーカー「天龍」です。
最高峰のロッドメーカーであり続ける天龍のオフショアジギングロッドのおすすめをご紹介しますので、ぜひ最後まで閲覧して頂き、購入の参考にして頂ければと思います。
天龍のオフショアジギングロッドの特徴と強み
出典:天龍ホームページ
天龍は釣具事業の他にも様々な事業を展開していますが、釣具としては生涯釣り竿一筋と掲げられているほどロッド開発、販売に力を入れています。
各シリーズのロッドにおいて最高峰の出来栄えとなっていますが天龍のロッドにはどのような特徴があるのか確認していきましょう。
天龍では多くのロッドに採用されている、新素材「C・N・T」(カーボンナノチューブ)と言われるナノ素材を取り入れています。
従来のカーボン繊維と樹脂の間にC・N・T粒子が入り、軽量ながらロッドに粘り強さを持たせる事ができています。
オフショアジギングロッド選びで大切な4つの項目
オフショアジギングロッドの購入を検討している場合にまずは基本となる選び方を紹介していきます。
釣りの対象魚
まずロッドを選ぶ上で重要になってくるのが、釣りたい魚種と狙うサイズです。
釣りたい魚種やサイズに合わせてロッドがパワー重視や、操作性重視など変えていく必要があります。
「どんな魚もこれ1本で釣れる」なんてオールマイティーなロッドは存在しないので、ターゲットに合わせてロッドを選ぶのは重要なポイントとなります。
適応ライン(強度・太さ)
対象魚が決まれば、必要なラインの強度や太さが分かると思います。
必要な強度、太さに対応したロッドを選んでください。
天龍の公式サイトではそれぞれ適応している数値が表に記載してあるので、選ぶときに参考にしてください。
強度は「LINE(lb)」、太さは「PE(号)」で表記されています。
ジグのウエイト適正
対象魚やサイズ、シーズンによって使用するジグの重さを決める必要があります。
遊漁船によってはジグウエイトを指定している場合もあるので確認が必要となります。
天龍のロッドは使用できる最大の重さMAXウエイトと、最大のパフォーマンスが発揮できるベストウエイトが表記されていますので参考にしてください。
ロッドの長さ
最後にオフショアジギングロッド選定をする上で大事なのはロッドの長さです。
取り回しによる機動性の他にも、対象魚や船の流し方でも活きてくるロッドの長さが違います。
例えば、バーチカル方向と言われる真下にラインが入る状況ではロッドが長すぎると操作しにくく、負荷が高くなります。
逆にベベル方向、斜めにラインが入る状況では少し長めのロッドの方が、操作ストロークを長く取れるので操作し易くなります。
天龍のおすすめオフショアジギングロッド 「ジグ・ザム シリーズ」
ジグ・ザム ドラッグフォース
出典:天龍ホームページ
潮の流れやジグの動きを感じ取れる感度と、ジグを自由自在、思うままに操れる操作性の高さ。
そして魚が突っ込むのを止め、ワンランク上の浮かせることのできるパワーが特徴です。
新素材「C・N・T」を採用した結果、軽量かつ高感度をキープしながら粘りと強さを持たせる事に成功したロッドです。
感度良し、操作性良し、パワー有りと、様々な状況に対応したシリーズとなります。
ジグ・ザム3シリーズの中で特化型の番手が多く、コアなジギングアングラーに好まれています。
MODEL | TYPE | 長さ( m [ft]) | ジグ重さ(g) | ベストウェイト(g) | メーカー価格 |
JDF621S-2/3 | スピニング | 1.88[6’2″] | MAX150 | 100 | ¥46,000 |
JDF621S-3 | スピニング | 1.88[6’2″] | MAX150 | 100 | ¥47,000 |
JDF621S-4 | スピニング | 1.88[6’2″] | MAX180 | 130 | ¥50,000 |
JDF621S-5 | スピニング | 1.88[6’2″] | MAX200 | 150 | ¥53,000 |
JDF5101S-6 | スピニング | 1.78[5’10”] | ドテラMAX230 | ドテラ180 | ¥47,500 |
JDF5101S-8 | スピニング | 1.78[5’10”] | ドテラMAX330 | ドテラ230 | ¥49,000 |
JDF5101B-G4/5 | ベイト | 1.78[5’10”] | MAX 200 | – | ¥47,000 |
JDF581B-G5 | ベイト | 1.72[5’8″] | MAX 200 | – | ¥48,000 |
JDF581B-G6 | ベイト | 1.72[5’8″] | MAX 300 | – | ¥50,000 |
JDF561B-G7 | ベイト | 1.68[5’6″] | MAX 400 | – | ¥52,000 |
ジグ・ザム ディープライダー
出典:天龍ホームページ
進化し続ける近海ジギングにおいて、幅広いジギングシーンへ対応できる進化したハイスタンダードシリーズのロッドです。
ブランクス、ガイド、グリップなど細い部分までとことんこだわった1本です。
低反発でありながら軽量でしなやかな操作性は持ち合わせています。
さらに曲ることで生まれる復元力を強化し、柔軟性と浮かせるパワーを併せ持ち、ターゲットとのファイトを強力にアシストします。
ジギング中級者向けと言われるシリーズで、柔軟性のあるアクションを好むアングラーに人気です。
MODEL | TYPE | 長さ( m [ft]) | ジグ重さ(g) | ベストウェイト(g) | メーカー価格 |
JDR581S-3K | スピニング | 1.72[5’8″] | MAX150 | 100 | ¥38,000 |
JDR581S-4K | スピニング | 1.72[5’8″] | MAX180 | 120 | ¥38,500 |
JDR561S-6K | スピニング | 1.68[5’6″] | MAX250 | 180 | ¥39,500 |
JDR561S-8K | スピニング | 1.68[5’6″] | MAX300 | 220 | ¥41,000 |
JDR631S-3K | スピニング | 1.90[6’3″] | MAX180 | 100 | ¥39,000 |
JDR631S-5K | スピニング | 1.90[6’3″] | MAX200 | 150 | ¥41,000 |
JDR581B-3K | ベイト | 1.72[5’8″] | MAX150 | 100 | ¥38,000 |
JDR581B-4K | ベイト | 1.72[5’8″] | MAX180 | 120 | ¥38,500 |
JDR561B-6K | ベイト | 1.68[5’6″] | MAX250 | 180 | ¥39,500 |
ジグ・ザム ワイルドマーク
出典:天龍ホームページ
天龍ジギングシリーズの中でもライトジギングと近海ジギングの要素を併せ持つ、次世代型ジギングロッドシリーズです。
ライトタックルの特有の繊細な操作性と、大型回遊魚にも負けない粘り強さを活かした強引なやり取りも可能にするパワーとバランスの取れたシリーズです。
ライトジギングモデル、近海ジギングモデル両方の良い所を集約したようなロッドで、初心者からコアなアングラーまで満足のシリーズです。
MODEL | TYPE | 長さ( m [ft]) | ジグ重さ(g) | ベストウェイト(g) | メーカー価格 |
JWM611S-0/2 | スピニング | 1.86[6’1″] | 80-180 | 130 | ¥35,500 |
JWM611S-1/3 | スピニング | 1.86[6’1″] | 100-220 | 180 | ¥36,000 |
JWM611S-2/4 | スピニング | 1.86[6’1″] | 130-250 | 220 | ¥36,500 |
JWM611B-0/2 | ベイト | 1.86[6’1″] | 80-180 | 130 | ¥36,000 |
JWM611B-1/3 | ベイト | 1.86[6’1″] | 100-220 | 180 | ¥36,500 |
JWM611B-2/4 | ベイト | 1.86[6’1″] | 130-250 | 220 | ¥37,000 |
JWM5101B-5 | ベイト | 1.78[5’10”] | 160-320 | 250 | ¥39,000 |
ジグ・ザム 3シリーズの違いを活かした使い分け
ジグ・ザムシリーズは上記の3種のシリーズを展開しています。
それぞれの特徴が分かったところで、ご自身が釣りたいターゲットの各フィールドに合わせて最適なロッドを選んでください。
ロッドの粘り強さを比較すると、ドラッグフォースが一番強く、次にディープライダー、ワイルドマークと続きます。
実際使用してみるとワイルドマークでも充分に粘り強さを感じられます。
それを凌駕するのがディープライダー、ドラッグフォースです。
対象魚によって必要なパワーを選んで頂ければと思います。
様々なフィールドでジギングを楽しみたい方であればディープライダーやワイルドマークを選択すると幅広いエリアで活躍できるかと思います。
天龍「ホライゾン」と「ジグザム」の違い
天龍からはジグ・ザムシリーズ以外にもオフショアジギングロッドがあります。
それがホライゾンシリーズで主にライトジギングやスロージギング用に各モデルを展開しています。
ジグ・ザムシリーズとは同じオフショアジギングロッドでありながらシリーズでの大きな違いがあります。
使い分けにより上手くユーザーの棲み分けをしています。
どのような違いで使い分けができるのかを紹介していきます。
対象魚の違い
出典:天龍ホームページ
ジグ・ザムシリーズの対象魚がブリやヒラマサ、大型回遊魚などで、いわゆる大物を狙うのに充分なスペックを満たしているのに対し、ホライゾンシリーズはマダイやタチウオ、ヒラメ、中型回遊魚をターゲットにしたモデルを多く展開していますので、対象魚の違いでシリーズを選ぶ事ができるかと思います。
実際持ってみると分かるのですが、ロッドの重さなど持った感覚がかなり違いますので狙いたい対象魚に合わせて選んでください。
ジグ・ザムシリーズにもライト寄りのモデルがあったり、ホライゾンシリーズにもヘビー寄りのモデルがあったりしますので、おおまかな違いと認識して頂ければと思います。
釣り方の違い
ジグ・ザムシリーズと比べるとホライゾンシリーズはライトジギングやスロージギング向けのモデルを多く展開しています。
ホライゾンシリーズには、MJ、SL、LJ、プログレッシブの4シリーズがあります。
ホライゾン全体がライトジギング用のロッドに位置付けられますが、これらの4シリーズの特徴を簡単に説明すると以下のような感じとなります。
まとめ
以上が天龍のオフショアジギングロッドのおすすめジグ・ザムシリーズの紹介となります。
実際の使用感や感覚は個人の好みやクセによって大きく変わるかと思いますが、本記事をオフショアジギングロッド購入の参考にして頂けたらと思います。
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