毎年、4月ごろになると伊勢湾では、今まで青物ジギング船として営業していた遊漁船がタイラバもやるようになります。
中にはタイラバ専用船として営業するところもありますが、だいたいの遊漁船が、ハイシーズンではないもののコンスタントに釣れるブリなどの青物とタイラバでの真鯛の両方を狙うスタンスになります。
その辺りは、その日の状況に合わせて船長が判断することになります。
4月から10月ぐらいはタイラバでの真鯛釣りのシーズンなので、タイラバを始めたいと思っている人は、この時期に始めるのが良いでしょう。
刺身、塩焼き、鯛めしなど食べてもおいしいですし、餌釣りではなくタイラバで手軽に釣るので楽しいですよ。
今回は、これからタイラバを始める人のために、おすすめのタイラバのベイトロッドとして、約1万円で買えるコスパ最強ロッドのダイワ紅牙Xのインプレをご紹介します。
実釣インプレ動画もあります。
紅牙Xに合うベイトリール「紅牙X IC」のインプレもしていますので、参考にしてみてください。
タイラバロッド ダイワ紅牙Xのインプレ
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私は上記インスタのように紅牙X(ロッド)と紅牙X IC(リール)のセットで使ってします。
紅牙Xは22年3月にデビューしました。
タイラバ専用ロッドとして、基本性能を織り込みつつ、実売価格も約1万円と、よくこの値段で出したなーと、釣具屋の店員さんと一緒に関心してしまいました。
コスパ最強で、これからタイラバを始めたいと思っている人の1本目のロッドとして最適だと思います。
私も実際に釣具屋に行き、紅牙Xを手に取ってみたのですが、ファーストインプレッションは「軽い」でした。
また、初めに69MB-Sを手に取ったのですが、予想以上の柔らかさに驚いたのを覚えています。
結局、私の場合、69MB-Sと69MHB-Sのどちらを買うかで迷いまして、結果、69MHB-Sを購入しました。
69MB-Sはすごく柔らかかったでの、125g以上のタイラバで少し深場を狙うには、しなりすぎて厳しいかな?と感じたためです。
釣具屋の店員さんも同意見でした。
タイラバ釣りは、タイラバが着底後にすぐにリトリーブを開始しないと真鯛に偽物のエサだと見切られてしまうので、そのあたりの着底感度にもこだわっているようで、誰が使っても真鯛を釣ることができるをコンセプトにしています。
紅牙Xのラインナップ
紅牙Xのラインナップは、下表の通り5種類あります。
ベイトロッドが4機種、スピンニングロッドが1機種で、69MHS-Sがスピニング、それ以外がベイトとなっています。
スピニングロッドを用意することで、釣りの幅が広がりますね。
タイラバが初めての人は、69MHB-Sや69HB-Sが、どこの釣り場でも使えるようなセッティングに仕上がっているので良いと思います。
どの機種にも穂先部にはタイラバが暴れにくく、真鯛が食い込みやすくなるようにカーボンソリッドが採用されています。
また、真鯛だけでなく青物とのファイトもできるようにバットパワーも兼ね備えています。
品名 | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
自重 (g) |
先径/元径 (mm) |
ジグ 重量 (g) |
ライン PE (号) |
カーボン 含有率 (%) |
メーカー 希望本体 価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
69MB-S | 2.06 | 2 | 108 | 100 | 0.8/8.9 | 30~120 | 0.5~1.0 | 83 | 14,000 |
69MHB-S | 2.06 | 2 | 108 | 104 | 0.8/8.9 | 40~150 | 0.5~1.2 | 83 | 14,000 |
69HB-S | 2.06 | 2 | 108 | 109 | 0.8/9.9 | 45~200 | 0.6~1.5 | 84 | 14,000 |
69XHB-S | 2.06 | 2 | 108 | 113 | 0.8/9.9 | 60~300 | 0.8~1.5 | 86 | 14,000 |
69MHS-S | 2.06 | 2 | 108 | 110 | 1.0/9.9 | 20~65 | 0.6~1.2 | 85 | 14,000 |
軽いタイラバで浅場を狙うなら69MB-S
ラインナップの中で、一番柔らかいセッティングになっています。
これにより自然なリトリーブや食い込みを可能にしています。
120gぐらいまでの比較的軽めのタイラバで浅い水深を狙うのに適しています。
この69MB-Sでも伊勢湾で使えますが、たまに深場を可能性があるのと、万が一、青物が掛かったときに苦労しそうという点で、見送りました。
一番スタンダードタイプな69MHB-S
69MB-Sと比べると、ハリがあり、水深やエリアなどを問わないスタンダードなタイプだと思います。
タイラバの重さも150gまでを想定しているとのことで、深場に行っても問題なく使えそうということで、私はこれを購入しました。
パワーを求めたスタンダードタイプなら69HB-S
パワーがあるスタンダードタイプです。200gまでのタイラバを想定しており、深場はもちろん、ドテラ流しにも対応したモデルです。
青物がヒットしても問題なくやり取りできます。
モンスター級の真鯛を狙うなら69XHB-S
モンスター級の大タイや想定外の青物がヒットした際もやり取りができるパワーモデルです。
青物や大タイがきてもしっかりとやり取りができる調子にしやがっている。300gぐらいのタイラバが無いと釣りにならないようなエリアにおすすめのロッドです。
紅牙X 69MHB-Sの実釣インプレ
実際に65cmの真鯛を丹後で釣ったときの実釣インプレです。
使用感などを確認できます。
タイラバロッド ダイワ紅牙Xの採用技術
ねじれ防止のブレーディングXを搭載
ブランクのバットセクション最外層をカーボンテープでX状に締め上げることで、ロッド操作時のパワーロスにつながるネジレを抑制するための強化構造。細くても高い強度を確保し、持ち重り感を低減することで操作性が向上している。(出典:ダイワ)
軽量オリジナルリールシート
リールシートにはタイラバロッドには初となる軽量シートが採用されています。
糸絡みの少ないKガイドやスパイラルガイドセッティングを採用
もともとKガイドという糸絡みしにく傾斜が付いたガイドが採用されていますが、さらにスパイラルガイドセッティングという下図のようなガイドがロッドを巻いていくようなセッティングになっています。
タイラバをやったことがない人は、このスパイラルガイドセッティングを見て、壊れているの?と思ってしまうかもしれませんが、大丈夫です!
より糸絡みしにくくなっています。
紅牙のテスターの方が以下の動画でも解説しているので参考にしてみてください。
伊勢湾タイラバのオススメの釣り船
伊勢湾でタイラバをやる場合、たくさんの釣り船があります。
5月以降のタイラバシーズンになるとほとんどの伊勢湾ジギング船でタイラバも取り入れてくれます。
伊勢湾では夏場も青物が釣れたりするので、タイラバシーズンはタイラバメインでやりながら、状況を見て青物ジギングもやる、という船が多いです。
そんな伊勢湾ジギング船の中でもタイラバに強い船を挙げるとすると、「ラッシュ」がおすすめです。
ここは、タイラバハイシーズンは、タイラバオンリーとなることが多いです。まだ若い船長ですが、タイラバに精通していますよ。
以下の記事ではラッシュ以外の伊勢湾ジギング船についても紹介しています。ほとんどがタイラバも対応しているので、参考にして頂ければと思います。
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