5月中旬、お知り合いのお誘いもあり初の丹後ジギングに行ってきました。
ジギングでの青物(ブリ、メジロ)やタイラバでの真鯛の調子が良いという前情報もあり、初めての日本海、そして丹後でのジギングでしたがワクワクしながらの釣行でした。
今回、お世話になったのは「まるいち丸」という舟屋の宿もやっている人気のジギング船で中々予約が取れないとのことでしたが、何とか予約することができました。
もちろん満船状態でしたが。
ということで、初の丹後ジギングと丹後タイラバの釣果を残しておこうと思います。
丹後での青物ジギングの時期
釣果に行く前に丹後での青物ジギングの時期ですが、基本は秋の11月~春の5月までがシーズンで、3~5月はブリやメジロが釣りやすく、12~1月は寒ブリのシーズンで脂の乗った寒ブリやハマチの数釣りも楽しめます。
今回、釣行した5月中旬はそろそろシーズンも終盤に近付いてきている時期ですが、例年よりもブリやメジロが釣れているとのことで期待大でした。
青物のシーズンが終わるとタイラバやイカメタルの釣りにシフトしていきます。
今回お世話になった「まるいち丸」も御多分に漏れず、そのやり方です。
朝6時に「まるいち丸」でジギングスタート
朝6時に、まるいち丸の船乗り場に集合でした。
まるいち丸は舟屋の宿としても有名で、両サイドに舟屋の家で囲まれた道路を沿いに、まるいち丸の船乗り場があります。
今回お世話になる「まるいち丸」です。8名が定員です。
乗船名簿の記入や釣り座の抽選、釣りの準備ができたら船に乗り込みます。
舟屋の宿は初めて見ましたが、日本らしくて風情があります。
本当に宿から出たらすぐに船乗り場があるんです。
辺り一面が舟屋で囲まれていて、非日常的な景色です。
朝一は青物ジギング狙いということで、有名ポイントの一つ「白石グリ」方面を目指します。
伊勢湾ジギングとの大きな違いはジグのアクションと水深
白石グリ方面へ船を走らせつつ、朝一はヒラマサが釣れるポイントでジギング開始です。
普段は伊勢湾でジギングをしている私ですが、周りの同船者たちの真似をしながら、徐々に伊勢湾ジギングとの違いが分かってきました。
まず大きな違いは何と言っても水深です。
今回の釣行ではほとんどの水深が80~100mと伊勢湾の倍の深さがあります。
更には丹後の海は潮があまり動かいないため、その分、ジグを激しく動かす必要があります。
あまりの激しさに「丹後ジャーク」と呼ばれていて、基本は着底後、約10m高速巻き⇒大きく2回ほどジャーク⇒約10m高速巻き⇒ワンピッチジャーク、その後、ジグをボトムまで落とすという作業の繰り返しです。
これが疲れること×2。伊勢湾でのスロージギングとは大違い!
丹後ジギングでのおすすめタックル
丹後ジギングで使うタックルは前述の通り丹後ジャークをすることから、ほとんどの人がスピニングタックルを使用します。
リールはシマノでいうと6000~8000番を使います。
私が今回使ったタックルは、以下です。
上記はトンジギで使うようなスピニングタックルですが、スピニングはこれしか持っていなかったで、これで代用しました。
高速巻きを考えるとPGではなく、ハイギヤのHGやXGとかが良いのかもしれませんね。
ロッドも硬めで4番です。
タックルをレンタルすることも考えましたが、そこまでしなくても釣れるだろうと高を括っていました。。
もう1セットは完全に伊勢湾でのスロージギング仕様のベイトタックルです。
スピニングタックルで1日中、丹後ジャークをやるのは体力がもたないので、ベイトタックルも持っていくことをおすすめします。
オシアジガーはギヤがXGなので、高速巻きもこなせますし、事前の調査でベイト使っている人もいたので持っていきました。
丹後ジギングのおすすめジグ
丹後ジギングで使うジグは重さが150~200gぐらい、細長い形状のものが多いです。
私が釣行した5月中旬はベイトがカタクチイワシなど小さいとの情報で、TGベイトが良いとのことでした。
ざっとおすすめジグを列挙すると以下です。
イチャーボーイズ ウィグルライダー
ダイワ リーフ
オッターテイル(140~180g)
TGベイト(150~200g)
丹後ジギングのフックはジグがエビるのでフロントフックのみ
丹後ジギングでは丹後ジャークの中で大きくジャークしてジグを跳ね上げるということをするので、フックをフロントとリアの両方に付けていると、ほとんどリアフックがリーダーに引っかかってしまうテーリング(通称エビる)が起こってしまいます。
このテーリング防止のために、フックを2本針から1本針に変えるなど、いろんな方法はあるかと思いますが、今回私は、リアフックを外し、フロントフックに2本針にして対処しました。
丹後タイラバでのおすすめタックル
タイラバに関しては伊勢湾で使っているものと全く同じものを使用しました。
丹後では、伊勢湾に比べ少し重めのタイラバを使用するロッドが少し心配でしたが、全く問題なく大型の真鯛をかけてもなお、大丈夫でした。
丹後タイラバのおすすめタイラバ
丹後で使うタイラバの重さは180~200gです。
特にタングステンじゃないといけないというわけでもなく、今回は普通の鉛のタイラバを持っていきました。
準備したタイラバは以下の2つで、重さは180gと200gで色は赤系が良いとのことです。
一つは、ハヤブサ 無双真鯛 フリースライド VSヘッドプラス コンプリートモデル 180gで色はエビレッドです。
もう一つは、ダイワ(DAIWA) タイラバ 紅牙 ベイラバーフリーα 200gで色は紅牙レッドです。
根掛りも一度もなく、2つともロストしませんでした。それよりもタイラバは同船者とのお祭りに注意ですね。
ヒットルアーは、ハヤブサ 無双真鯛 フリースライド VSヘッドプラス コンプリートモデル 180gで、65cmの自己新記録となる真鯛を釣りました。
丹後ジギング・タイラバのラインシステム(PEライン、リーダー)
丹後ジギングのラインシステム
ブリも結構な確率で混じるのでラインは太めで、PEラインは2.5~3号、リーダーは10~12号、リーダー長さは5~10mがおすすめです。
今回は伊勢湾ジギングのままPE1.5号、リーダーは10号、リーダー長さは9mで臨みました。
丹後タイラバのラインシステム
今回は伊勢湾タイラバのままPE0.8号、リーダーは7号、リーダー長さは6mで臨みました。
春の丹後ジギング・タイラバの釣果
朝一は白石グリからスタートでした。
白石グリのグリとは海底に隠れている岩礁(岩)で、丹後ジギングでは外せない1級ポイントです。
朝一は、この付近でヒラマサやブリを狙ってジギングでしたが前評判とは違い、青物の気配が全くない。。
しばらく粘った結果、青物ジギングは一旦諦め、タイラバへ移行。
そこで待望のファーストヒットでした。
だいぶドテラ流しでラインが出ており、160mのラインを回収しなければいけなく大変でしたが、上がってきたのは65cmの真鯛でした。
下の写真でいうと下側の真鯛です。
ヒットルアーはハヤブサ 無双真鯛 フリースライド VSヘッドプラス コンプリートモデル 180gで色はエビレッドです。
ヒットしたのは水深は100mから10m上がったところだったと思います。
タイラバをつついてくるというよりは、一発でくらいついてきた感じでした。
その後は青物ジギングもタイラバもあたりなく厳しい状況が続きました。
まるいち丸の船長も延長していただき、15時ぐらいからは冠島付近へ移動。
冠島に着くとご覧の通り船だらけ。
ところどころ、鳥山があったり、ボイルが起きたりと船中ざわつき始め、キャスティングのタックルに持ち換える人もチラホラ。
キャスティングでブリをヒットさせた人もいましたが、結局はバレてしまい。。
私の方は引き続きジギングで勝負!
するとなぜかクイックゼロワン150g赤金で50cmの真鯛がヒット!
やっていたのは完全にスロージギングで、ワンピッチでしゃくった後のフォール中にズドンでした。
最初、青物かと思っていたのですが、真鯛でした。
釣り上げた真鯛は、船長が血抜きしてくれます。
結果的にこの日の釣果は65cmと50cmの真鯛2匹でした。
竿頭とファーストヒット賞を頂いてしまいました。
連日好調だった青物も、この日は急に渋くなったようで、この日、青物を釣り上げたジギング船がいなかったとか。
帰りに「釣り人の駅」で2匹の真鯛の下処理だけしてもらったのですが、店員の方も今日は青物さばいていないと言っていました。
そろそろ青物ジギングシーズンも終わり、6月からはタイラバやイカメタルのシーズンに変わっていきます。
秋以降で寒ブリを狙って青物のリベンジをしたいと思っています。
丹後の真鯛のおすすめ料理!刺身・お寿司ざんまい
釣った真鯛は、翌日に刺身とお寿司、煮つけで食べました。
スシローでシャリだけテイクアウトができるのを知り、今回利用しましたが、いやー、便利すぎます。
煮つけも白子や卵も入れて相当の量で2家族で数日かけて食べました。
残った切り身は凍らせておき、数日後にアクアパッツァやパスタにして食べました。
まとめ
実は釣り当日早朝は、京都縦貫道が通行止めになっており、急遽、下道でまるいち丸の船乗り場まで行くことに。。
6時集合だったので、もう間に合わないかと思いましたが、何とかなりました。
こういうこともあるので、今後は道路の通行止め有無も確認しないとと良い経験になりました。
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