バスフィッシング発祥の地として有名なアメリカですが、アメリカの釣り事情がどうなっているかと妄想したことはないでしょうか?
今回は、アメリカの釣り事情を感じるための適材として、アメリカのミシガン州最大のフィッシングショー2019に行ってきましたので、その現地リポートをお届けしたいと思います。
はじめに
アメリカの釣り事情については、本ブログのメインテーマのひとつして発信していますが、今回はアメリカのフィッシングショーについてお届けしたいと思います。
釣りやアウトドア好きな私が、アメリカに住んでいて感じるのが、アメリカの釣りやアウトドアのスケールの大きさであったり、それらが人間にとって、より身近であるということです。
これは住む場所にもよりますが、家からすぐの場所でも釣りやキャンプなどを楽しむことができ、皆、それらをライフスタイルの一つとして心底楽しんでいるということです。
それが垣間見れる手段の一つとして、ミシガン州デトロイトで毎年1月に開催されています、「Ultimate fishing show」というフィッシングショーについてレポートしていきたいと思います。
チケット購入方法および駐車場情報
いざ、アメリカでフィッシングショーに行く方のためにチケットの購入方法や駐車場情報を話しておこうと思います。
一般的にチケットはネットで販売されているので、そこで購入していったほうが良いでしょう。
ネット+早めにチケット購入するとディスカウントを得ることができる可能性大です。
結構、ネットで購入できることを知らない人もいるようで、会場に行くとチケット売り場が長蛇の列になっていたりもします。
また駐車場ですが、場所にもよりますがアメリカは土地が広大かつ電車が日本ほど普及していないので、皆、車で会場に行きます。
そしてその駐車場でもチケット代とは別にほとんど別料金が取られます。
駐車場代をカード支払いできるかもしれませんが、念のため事前に駐車場代を調べて現金を持っていったほうが良いでしょう。
フィッシングショー各コーナー
前置きはこれぐらいに、早速フィッシングショーの内容をレポートしていきましょう!
会場は、以下にご紹介するジャンルごとに大きく分かれていて、今回ご紹介するミシガン州のフィッシングショーの会場は巨大で、これまた巨大なバスボートやレジャー用ボートがかなりの場所を取り、並べられています。
バスフィッシング
日本でもバス釣り人口が一番多いと言われるぐらい人気なジャンルですが、アメリカでも同様の状況です。
フィッシングショーにはバス釣り用のロッド、リール、ルアーが一通り展示されており、一般販売よりは安値で購入可能です。
個人的に気になったのは、チューブ系のワームの展示が多かったことです。
こんな感じで無造作にチューブワームが置かれ、ビニールに10個入れて○ドルみたいな買い方のようでした。
しかし、どことなくチューブワームが惣菜に見えるのは私だけでしょうか?
なぜ、チューブワームが人気なのか?
確かに今年、あの有名レイク「センクレア」でガイドをお願いしてスモールマウスバスを釣りに行ったときも、ガイドがチューブワームを薦めてきて、それで爆釣したことがあります。
なので、ここミシガンではチューブワームが鉄板ということでしょうか?
セントクレアでスモールマウス爆釣については以下の投稿を参考にしてください。
初めてセントクレアに釣りに行った投稿は以下を参照してください。
他のメーカーのチューブワームは、展示しているものだけでは売り足りず、以下のように随時、袋詰めしながら補充している状況でした。
これはXtremeというブランド(商品名)のようです。
なんか大人気ですね!
Xtremeの売り場はこんな感じです。
他に気になった点は、以下のGOOGANというワームが色んなところに展示されていました。
最近の人気ワームでしょうか??
売れ行きも好調のようでした。
日本の100円均一ならぬ1ドル均一のような感じで以下のようにルアーや小物も売られています。
ハンドメイドらしいロッドもこのように売られています。
結構安かったので、ロッドを持っていない人は、フィッシングショーでお値打ちで購入するのも良いでしょう。
それと日本との違いを感じたのが、以下のように大学にバスフィッシングのサークルがあり、このサークル主催の大会らしきスケジュールが配られていました。
何ともバス釣りの裾野の広さを感じる出来事でした。
キングサーモン・パイク
どうですか?この見事なパイクのレプリカ。
実際にこのオブジェの正確な名前はよく分かりませんが、ネットを調べる限り、レプリカやマウント(Mount)、トロフィーと呼ばれているように思います。
フィッシングショーでは、こういったレプリカを作成する専門業者が自分たちの作品を並べ、レプリカ作成依頼に繋げようとしています。
私も憧れるのですが、アメリカ人たちは、自分たちが釣ったパイクやブラックバス、サーモン、スチールヘッドなどをこのようにレプリカを作成できる専門家に依頼し、自宅の壁などに飾っています。
本物の魚をどのようにレプリカに仕上げるのかは不明ですが、私もいつか自分の釣ったグッドサイズの魚でレプリカを作ってもらいたいなと夢みています。
これが家の壁に飾られていると思うとワクワクがおさまりません笑
あとは以下のようにサーモンやウォールアイなど各種魚のガイド達がガイド料金と共に自分たちのサービスを広告しています。
一般価格より安いフィッシングショー価格というものがあるようなので、この機会に予約なんていうのも良いでしょう。
これは個人的な考えなのですが、異国の地で釣り方もポイントも分からないで釣りに行くよりはお金はかかりますが、ガイドに頼んでたまには大人の釣りを楽しむというのも良いと思います。
今まで費やしてきたガイドたちの経験という時間をお金で買うということですね。
もちろん良いガイドを探す必要はありますが、そこはネットを駆使したり、口コミを活用したりすることが良いでしょう。
以下は私がアメリカの超有名レイク、セントクレア湖でスモールマウスバスを釣る際に頼んだガイドとの釣行模様やガイド選びのコツなどを私なりにまとめてみました。
良かったら参考にして頂けたらと思います。
アメリカのセントクレア湖でのバス釣り攻略法とガイド選びのコツ
また以下は日本人のガイドですがフロリダでのガイドとの釣行模様の投稿になります。
カヤック・SUPフィッシング
続いては日本でもおなじみになりつつある、カヤックフィッシングと、これまた日本でも普及し始めたSUPフィッシングのコーナーです。
カヤックについては、以下の写真のようにパドルで漕ぐタイプよりも足漕ぎタイプのカヤックが主流になりつつあります。
確かにロッドとリーリングで両手がふさがっているなかで、カヤックの微妙な操縦にパドルを使っていては操縦しづらくてしかたがありません。
そういう意味では足漕ぎカヤック普及は、必然的なのでしょう。
確かにロッドとリーリングで両手がふさがっているなかで、カヤックの微妙な操縦にパドルを使っていては操縦しづらくてしかたがありません。
そういう意味では足漕ぎカヤック普及は、必然的なのでしょう。
この実演を見ていて気になったのが、以下の赤丸のようなロッド置き場を使っていました。
今までよく見ていたのがカヤックの船体にロッドを差し込む穴があり、そこにロッドを格納していましが、この写真のロッド置き場を使えばカヤックの船体に穴を開ける必要もありませんし、より多くのロッドをカヤックに積むことができます。
自分自身は、こういったロッド置き場を今まで見たことがなかったので新たな発見でした。
ちなみにアメリカのカヤックの歴史は長いからなのか、こちらのカヤックの値段は日本に比べかなり安いです。
私もアメリカに来て、その安さに驚き思わず、すぐに購入してしまいました。
その時の模様は以下の記事を参考にしてみてください。
自身初となるアメリカでのカヤックフィッシングの模様や、その他カヤックフィッシング関連の記事は以下になります。
次は、日本でも少しずつ普及し始めたSUPです。
このフィッシングショーでは、SUPの展示スペースはこれだけでした。
SUPについては、こちらでもまだ歴史が浅いのか、価格的にはカヤックに比べても高い傾向にあり、日本で売られているものよりも若干安い程度です。
SUPの値段も色々とだと思いますが、釣り用となると、それなりの装備も必要となり価格が高いように思います。
以下の投稿にも書いたのですが、個人的には、カヤックフィッシングよりSUPフィッシングの方がお勧めです。
もちろん、釣る場所や釣る魚にもよりますが。
なぜカヤックよりSUPフィッシングをすすめるのか?釣り用SUPに求められる性能
アイスフィッシング
続いてはアイスフィッシングのコーナーです。
これはアイスフィッシングができるほど、寒い場所でないと用はありませんが、ここミシガンは普通に冬になると湖が凍るため、アイスフィッシングのコーナーもあるわけです。
以下は、アイスフィッシング用のテントです。
こちらではシャンティーと呼ばれています。
これらシャンティー以外にもアイスフィッシングに必要な、ロッド、リール、穴あけ用ドリル、仕掛け、防寒用衣類など様々なものが売られています。
このシャンティーに入り、ビールを飲みながら魚がつれるのを待つというのは、アメリカならではの釣り方だなーと思います。
そんな自身のアイスフィッシングの模様を以下の投稿にまとめましたので良かったら参考にしてみてください。
バスボート・レジャーボート
そして、このフィッシングショーで一番驚いたのがボート展示スペースの大きさです。
バスボートやレジャー用ボートまで以下のように所狭しと並べられています。
そして、ボートの成約があるとベルがなったりします。
バスボートもレジャー用ボートも日本よりは、安いと思います。
やはり日本だと海外からの輸送費が価格に乗せられているためでしょうか?
以下のアルミボート安くありませんか?
装備等も立派ですし、これが120万なので、ローンで買えば届かない範囲じゃないのではないでしょうか??
セミナー
フィッシングショーでは商品展示だけでなく、セミナーも行われています。
以下のようにバスの最新テクニックを教えてくれたり、バス釣り以外にもサーモンやフライフィッシング、子供フィッシングなどのセミナーもあります。
バスで言うとミシガン出身の有名バスプロ「ケビン・バンタム」のセミナーも行われています。
セミナータイトルも「Ultimate Bass Fishing」と有名バスプロならではのタイトルになっています笑
一番驚いたのが以下のYoutube。
巨大水槽を使ったバス釣りのクランクベイトの使い方を解説したセミナーでした。
バスが釣れてしまいそうな勢いですね。
キッズコーナー
周りを見ているとショーにはファミリーで足を運ぶケースが多いように思いました。
そのため子供たちを飽きさせない工夫として以下のような釣堀なども設置されていました。
以下のようにフライ作製を子供に教えるイベントもあります。
いっそのこと私も教わりたい。
自分の工房でフライを作るなんていう趣味も素敵ですよね。
その他
釣り以外の展示も充実しているのがアメリカのフィッシングショーの特徴でしょう。
例えば以下のような肉類も売られていました。
会場内にBARが設置されビールなども売られています。
アメリカのアウトドアといえば釣りだけでなく、ハンティングも有名です。
なのでハンティング関連商品の展示も目立ちました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はアメリカミシガン州で行われた最大のフィッシングショーをレポートしてみました。
アメリカのアウトドアのスケールの大きさに改めて関心させられたのと、アメリカ人はほんとにアウトドアを楽しんでいるなと思いました。
過去のフィッシングショーレポートは以下を参考にしてみてください。
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