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Ecoflow Delta3のレビュー!Delta3 Plusとの違いやソーラーパネル活用

Ecoflow Delta3のレビュー!Delta3 Plusとの違いやソーラーパネル活用 釣り用品
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キャンプや車中泊、そして災害対策に頼れる大容量ポータブル電源として注目のEcoFlow DELTA 3。私自身、実際にDELTA 3と純正160Wソーラーパネルを所有し釣りや車中泊、アウトドアに使っています。

この記事ではその実体験レビューをもとに、充電性能から使い勝手、静音性、そして気になる上位モデルのDELTA 3 Plusと比較して、DELTA 3を選んだ理由など徹底解説します。さらにソーラーパネル活用や、車中泊・キャンプ・停電時での活用シナリオ、購入前のFAQも網羅しています。高性能ポータブル電源選びで迷っている方は、参考にして頂けると嬉しいです。

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DELTA 3 実測レビュー(充電時間・使用感・静音性など)

DELTA 3 実測レビュー(充電時間・使用感・静音性など)

まずはDELTA 3を実際に使ってわかった特徴や使用感をレビューします。最大容量1024Whのリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを搭載し、定格出力1500W(瞬間最大3000W)のパワフルさを誇る本機ですが、果たしてその実力は?主なポイントをまとめると以下の通りです。

  • 驚異的な急速充電: 家庭用コンセント(AC)からわずか約1時間で0→100%までフル充電可能。従来モデル(例:DELTA 2では約80分)や他社製品と比べても圧倒的な充電スピードです。
  • 豊富な出力ポート: ACコンセント6口(100V正弦波)、シガーソケット1口、DC5521が2口に加え、USBもType-C×2・Type-A×2を搭載。大型家電とスマホなど複数デバイスの同時給電も余裕でこなせます。
  • UPS機能で停電対策: 本体に給電しながら接続機器へ給電を続けるUPS(無停電電源)機能搭載。停電時も約10ms以内でバッテリー電力へ切り替わり、PCや家電の電源が落ちません。DELTA 3 Plusでは後述のとおりNASの安全シャットダウン機能も追加されています。
  • 静音性バツグン: 高速充電時でもファン音が非常に静かで、ほぼ無音レベル(実測約18.5dB)でした。寝室で深夜に充電しても気にならないほどで、従来機種の課題だった動作音が大幅に改善されています。

では、上記のポイントについて実体験を交えもう少し詳しく見ていきます。

急速充電性能(充電時間)

EcoFlow製品といえば充電速度の速さが魅力ですが、DELTA 3はまさに「充電爆速」です。公式スペックでは1500WものAC入力に対応し、0%からのフル充電に要する時間は約56分とされています。筆者が自宅のコンセント(100V/15A回路)で試したところ、残量ゼロから約1時間弱で満充電に達しました。1時間で1kWh分を充電できる計算となり、そのスピードは従来モデルの約2倍、一般的な同容量帯ポータブル電源(5〜8時間かかる製品も多い)と比べても圧倒的です。

これはEcoFlow独自のX-Stream充電技術によるもので、内蔵充電回路が非常に高出力に設計されているおかげです。急いで電源を確保したい緊急時や、キャンプ出発前の短時間で満充電したい場合でも頼もしい性能と言えます。30分の充電で数時間分の非常用電力を賄えるとの公式説明もうなずけます。

なお、発熱や安全面の制御もしっかりしており、充電中本体が過度に熱くなることもありませんでした。バッテリー残量が80%を超えるあたりから充電電力を制御するためか、終盤はややスピードが緩やかになりますが、それでも1時間ちょっとで100%に到達します。これだけの高速充電が可能だと、停電前の短時間で充電して備える場合や、キャンプ場での限られた発電機稼働時間内で充電するようなシーンでも大いに役立ちます。

ポート構成と使い勝手

DELTA 3は合計13個もの出力ポートを備えており、複数機器の同時使用にも強い設計です。具体的には以下のような構成になっています。

ACコンセント×6口: 定格100V/1500W(瞬間最大3000W)まで対応。家庭用と同じ純正弦波の電力が供給でき、電子レンジや電動工具なども使用可能。
USB Type-C×2ポート: 各ポート最大100W出力(DELTA 3 Plusは140W)に対応。ノートPCのUSB-C充電やタブレットの急速充電にもこれ単体でOKです。
USB Type-A×2ポート: 各ポート最大18W(DELTA 3 Plusは36W)の出力。スマートフォンやWi-Fiルーター等の給電に便利(QuickCharge対応)。

ACコンセント×6口、USB Type-C×2ポート、USB Type-A×2ポート

シガーソケット(車載用12V)×1口: 12.6V/10A出力。車載冷蔵庫や車用空気入れなどシガープラグ機器がそのまま使えます。
DC5521ポート×2口: 12.6V/3A出力の汎用DC出力。LED照明や小型ルーターなどへの直接給電に利用可能。

シガーソケット(車載用12V)×1口、DC5521ポート×2口

実際に車中泊で使用した際は、この豊富なポート構成が非常に役立ちました。例えばACポートに車載冷蔵庫とノートPCの充電器、USB-Cポートでカメラ用バッテリー充電、シガーソケットからLEDランタン給電といった具合に、同時に複数のデバイスを問題なく稼働させられます。1500Wという高い出力のおかげで、電子レンジで温めをしながらスマホ充電や扇風機を回すといった負荷のかかる組み合わせでも余裕がありました。

操作面も洗練されており、本体正面の画面で各ポートのオン/オフや消費電力が一目で確認できます。さらにEcoFlowの専用スマホアプリと連携すれば、遠隔で各出力のオンオフ制御や入出力のモニタリングも可能です。実際、就寝時にテント内からスマホ経由でポータブル電源の状態をチェックしつつ必要に応じて出力をオフにする、といった使い方もできて非常に便利でした。こうした細かい使い勝手の良さも、DELTA 3シリーズの魅力と言えます。

UPS機能の性能

DELTA 3シリーズには「UPS機能(無停電電源装置)」が搭載されており、非常時のバックアップ電源としても活躍します。使い方は簡単で、本体にAC入力しつつ同時に本体のAC出力コンセントから機器に給電するだけ。平常時は商用電源から機器へ電力が流れ、万一停電すると瞬時にバッテリーからの供給に切り替わる仕組みです。公式には切替時間は10ミリ秒以下とされています。

実際にデスクトップPCを繋いでテストしてみたところ、ブレーカーを落としてもPCがシャットダウンすることなく動作を継続できました。切替の瞬間もモニターの明かりが僅かに瞬く程度で、体感的には電源が途切れたことがほぼ分からないレベルです。これならデータ消失や機器の誤動作を心配せずに安心してUPS運用ができます。

さらに上位モデルのDELTA 3 Plusでは、UPS機能が強化されています。サージ電流の保護機能と、NAS対応(バッテリー残量が低下した際にNASやサーバーに自動でシャットダウン信号を送る機能)が追加されているのです。サージ保護は瞬間的な高電圧から機器を守るもので、精密機器を繋ぐ際も安心感があります。またNAS対応機能により、長時間の停電でバッテリー残量が尽きる前に安全にデータ保存・電源断を行えるため、家庭やオフィスのデータサーバー用UPSとしてもうってつけです。

静音性(動作音)

DELTA 3は1 kWhクラスのパワーを備えながら、図書館レベルの静けさを誇る“耳にやさしい”ポータブル電源です。独自のX‑Quiet技術により、600 W未満の運転時はわずか30 dB――環境音と同等で、室内やテントでも存在を忘れるほど静かに動きます。実測レビューでも高負荷時でも最大40 dBと会話を妨げないレベルに収まり、静音設計の確かさが裏付けられています。

さらに過去の競合モデルが充電中50 dB超のファン音を指摘されていたのに対し、DELTA 3は効率的な気流制御で根本的にノイズを削減しました。通常の充電・放電時にはファンがほぼ停止し、「無音に近い」という評価もあるほどです。そのため夜間の車中泊や早朝のキャンプ場、停電中のリビングでも家族や周囲を気にせず使用可能。静音=快眠・快適空間の確保――高速充電と大容量だけでなく、耳にもやさしいDELTA 3で、アウトドアも防災もワンランク上の心地よさを手に入れてください。

DELTA 3とDELTA 3 Plusの違いを比較

DELTA 3とDELTA 3 Plusの違いを比較

次に、ベースモデルのDELTA 3と上位モデルDELTA 3 Plusの主な違いについて整理します。「Plus」の名が付いていますが容量は同じ1024Whで、一見スペックが似ているため迷う方も多いでしょう。実際に使い比べた経験および公式仕様をもとに、両者の違いをスペック表とともに解説します。

結論から言うと、DELTA 3とDELTA 3 Plusの違いは主に以下の5点です。

製品名 容量 重量 本体
カラー
ソーラー
入力
USB
出力
UPS
機能
価格
(税込)
DELTA 3 1024Wh 約12.5Kg ダークグレー(黒系) 最大500W(1系統のみ) USB-C×2(各100W)、USB-A×2(各18W 切替時間10ms 139,700円
DELTA 3 Plus 1024Wh 約12.5Kg シルバーグレー 最大1000W(500W×2系統) USB-C×2(各140W)、USB-A×2(各36W 切替時間10ms(サージ保護・NAS対応) 149,600円

両機種ともバッテリーセルはリン酸鉄(LFP)で寿命サイクル約4000回、定格出力1500W(X-Boost最大2000W)と基本性能は同一になります。

表から分かるとおり、容量・出力といった根幹スペックは両機種共通で、異なるのは主に拡張機能や付加性能の部分です。以下、それぞれの違いについて詳しく説明します。

  • カラーの違い: 本体外観カラーが異なります。DELTA 3は全体的にブラック(ダークグレー)の落ち着いた色合いなのに対し、DELTA 3 Plusはシルバー基調の明るいデザインとなっています。好みの問題ではありますが、Plusの方がメカニカルな雰囲気で、黒い家電が多い車内に置くなら無印の黒いDELTA 3の方が馴染む、といった印象も受けました。
  • ソーラー入力性能: ソーラーパネルからの充電入力が、DELTA 3は最大500Wまでなのに対し、Plusは最大1000W(500Wパネル×2枚)に対応します。具体的にはPlusではMPPT入力が2系統あり、500Wのソーラーパネルを2枚同時接続可能です。一方DELTA 3無印は1系統のみのため500Wが上限です。実際に500W級パネル1枚で満充電するには約2時間かかり、Plusに2枚繋げば約70分で満充電が可能になり、アウトドアでの連続使用や非常時の充電待ち時間が大幅に短縮できます。ただ1000Wのソーラーパネルは相当大きいです。後でもご紹介しますがエコフロー純正の160Wのソーラーパネルでも結構な大きさなので単純にこれの6倍以上の大きさを想像すると一般家庭やアウトドアなどで充電するのはちょっと無理があると思いました。私がDELTA 3無印を選んだ理由の一つがこれでした。
  • USBポート出力: USB出力の性能が強化されています。ポート数自体は両機種ともUSB-C×2・USB-A×2で共通ですが、それぞれの出力がDELTA 3 Plusの方が高く設定されています。DELTA 3ではUSB-Cが各ポート最大100W、USB-Aは各18Wまででしたが、PlusではUSB-Cが各140W、USB-Aは各36Wにアップしています。例えば最新の大画面ノートPCもPlusのUSB-Cなら単独で急速充電でき、USB-Aも急速充電規格に対応しタブレット等をより短時間で充電可能です。ACポートやDC出力の定格自体は両者同じですが、USB周りの強化は実用上地味に嬉しい差と言えます。
  • UPS機能の拡張: 前述のUPS(無停電電源)機能について、基本的な転送時間は両機種とも<10msで共通ですが、Plusにはサージ電流保護とNAS対応自動シャットダウンの機能追加があります。サージ保護は瞬間的な過電流から機器を守る安全機能、NAS対応はバッテリー残量が低下した際にNAS等へ通知し安全にシャットダウンさせる機能です。UPS用途でより高度な安全性・利便性を求めるならPlusに軍配が上がるでしょう。ただこの機能がそこまでアドバンテージになるかは疑問が残ります…
  • 価格の違い: 定価ベースではDELTA 3 Plusの方が約9,900円高く設定されています。発売当初の価格はDELTA 3が139,700円、Plusが149,600円でした(いずれも税込)。スペック差を考えれば妥当な価格差とも言えますが、実売ではセール等により変動するため、タイミング次第ではPlusがほぼ同価格で買えるケースもあります。

以上が主な違いです。まとめると「ソーラー充電とUSB出力、UPS機能が強化され若干価格アップしたのがDELTA 3 Plus」という位置付けです。逆に言えば容量・出力・サイズや重量・電池寿命など基本性能は同じなので、追加機能に魅力を感じるかどうかで選ぶとよいでしょう。実際筆者はソーラー入力の違いで迷いましたが、ここは500Wでも十分と判断し、コスパ重視でDELTA 3を選びました。

私と同じように「性能差はわずかなので通常のDELTA 3で十分」との専門家レビューもあり、予算重視なら無印DELTA 3もコスパ良好です。

なお、拡張バッテリーへの対応や本体サイズ・重量は両機種で共通です。どちらも追加のエクストラバッテリーを接続することで容量拡張が可能で、公式では専用の1024Wh増設バッテリーや、さらにはDELTA Pro 3用の4096Wh拡張バッテリーにも対応するとされていて、最大5120Wh(約5kWh)まで拡張することもできます。本体サイズは約40×20×28cm程度、重量約12.5kgと持ち運べる限界はありますが、2リットルペットボトル6本分ほどと考えれば許容範囲でしょう。基本の保証期間も最大5年(ユーザー登録等で延長)と長く、アフターサービス体制も両者同様です。

どちらを選ぶべきか?用途によりますが、「より将来的な拡張性や高速チャージを重視するならDELTA 3 Plus、コスパ重視で基本性能だけ欲しいならDELTA 3」というのが筆者の考えです。とはいえ冒頭で述べたとおり性能差は僅差なので、セールで安い方を選ぶのも賢い選択かもしれません。

Ecoflow Delta3とソーラーパネルとの組み合わせ実例

DELTA 3シリーズはソーラーパネル充電との相性も抜群です。純正のEcoFlowソーラーパネル(折りたたみ式)をはじめ、定格範囲内であれば他社製パネルも接続可能で、アウトドアや停電時に太陽光発電で本体を充電できます。ここではソーラー発電の効率や接続のコツ、他社パネルとの互換性、季節や天候による影響について解説します。

発電効率と季節による発電量の目安

ソーラーパネルは定格出力通りの発電が常に得られるわけではなく、実際の発電量は環境条件で変動します。一般的にどんなに好条件でもパネル定格出力の80%程度が上限で、普通は60~70%程度出ていれば合格ラインとされています。これは太陽光の入射角や気温、パネル自体の温度上昇による効率低下などが影響するためです。

Ecoflow Delta3とソーラーパネルとの組み合わせ実例(発電効率・接続Tipsなど)

例えば上記は筆者が使用しているEcoFlow純正の160Wソーラーパネル(第2世代)の場合、春先の快晴の日に角度をしっかり太陽に合わせ込んで最大約131W弱(≒82%)の入力を確認できました。5月頃が最も発電効率が良く、80%を少し超える記録も得られました。一方、真夏の猛暑日ではパネル温度が上がり効率が落ち、同じ160Wパネルでも96W前後(60%弱)しか出力しないこともあります。逆に真冬は気温自体は低くパネル効率は上がるものの、日照時間が短く太陽高度も低いため、一日トータルでは発電量が伸び悩みます。

実験として9月の残暑の厳しい日に自宅ベランダでパネルを運用してみました。直射日光に垂直に当てる理想角度には設置できませんでしたが、それでも正午前後には定格の60~70%にあたる約100W前後の発電を維持し、1日で約60%以上の容量を充電できました(1024Wh中、およそ60%=600Wh超を発電)。条件が揃えば1枚で一日かけてフル充電も可能ですが、天気や季節によっては難しいこともあります。

DELTA 3 Plusなら1000Wのソーラーパネルを接続できる強みがありますのでもっと早く満充電する事ができると思います。ただ前述もしましたが1000Wのソーラーパネルは相当大きいので広い庭があるご家庭じゃないと実質使うことは難しいと思います。

上の画像でも分かる通り160Wのソーラーパネルでも相当の大きさです。

太陽光照射角度は90°がベスト

太陽光とパネルの角度は90°が発電効率が良いということで、パネルに付いているガイドを使って角度を調節できます。

具体的には以下の画像のようにガイドの黒い点を中央の円に近づけることで90°に近くなります。これは便利ですねー。

太陽光照射角度は90°がベスト

パネル接続のコツと他社製パネルの互換性

DELTA 3シリーズはMPPT式の太陽光充電コントローラーを内蔵しており、パネルからの入力を自動で最適化してくれます。接続は付属のMC4→XT60変換ケーブルを使い、パネル側の標準MC4コネクタと本体背面の太陽光入力端子(XT60)を繋ぐだけでOKです。

以下の画像はパネル側からDELTA 3にいくケーブルです。

パネル側からDELTA 3にいくケーブル

そしてパネルからのケーブルは以下のようにDELTA 3の背面の差込口に差し込みます。

パネルからのケーブルは以下のようにDELTA 3の背面の差込口に差し込む

筆者はEcoFlow純正の160Wパネルを使用していますが、他社製のパネルでも電圧・電流が規定範囲内であれば問題なく充電可能です。実際、試しに知人の持っていた折りたたみソーラーパネル(120W、開放電圧21V)を接続したところ、きちんと最大近くの約80Wで発電できました。

注意点として、DELTA 3無印の場合は入力が1系統なのでパネル複数枚を直列接続する必要があります。この際、システム電圧が11~60Vの範囲に収まるよう、パネルを何枚直列にできるか確認しましょう。一般的な18V級(開放電圧20V前後)のパネルなら3枚直列まで(約60V)接続できます。ただし直列にすると電圧は加算されますが電流値は1枚分しか流れないため、大きく定格を超えることはありません。一方DELTA 3 Plusは入力2系統なので、例えば2枚のパネルをそれぞれ別系統(並列的)に繋げます。この場合は各系統ごとに電圧はパネル単体の値で、電流が2系統分合計されます。結果として500W+500Wの計1000W入力が可能になるわけです。

他社製パネル利用時はコネクタ形状(基本はMC4)と電圧・電流スペックさえ合えばOKです。市販のソーラーパネルはMC4端子のものが多いので、付属ケーブルでそのまま繋がります。またEcoFlowの純正パネルは防水性や持ち運びやすさに優れていますが、発電性能自体は他社同スペック品と大差ありません。価格と相談し、予算に応じて柔軟に選ぶと良いでしょう。ただしあまり安価なパネルは発電効率が低かったり寿命が短い場合もあるため、定評のあるメーカーを選ぶのがおすすめです。

EcoFlowソーラーパネルの公式サイト

アプリで充電状況をリアルタイムに確認できる

以下は私が持っているDELTA 3に純正の160Wソーラーパネル(第2世代)で充電している状況を専用アプリでリアルタイム確認している状況です。

パネルから入力されている電力、このペースでいくと満充電までどれぐらいかかるか?などを確認できます。これも便利です!

アプリで充電状況をリアルタイムに確認できる

雨天・冬季の使い勝手

雨天時や曇天が続く場合、ソーラー発電だけでの運用はさすがに厳しくなります。雨の日はほとんど発電できないため、ポータブル電源単体で凌げるのは1~2日が限度でしょう。そのため、非常時には太陽光だけに頼らず、車のシガーソケット充電やガソリン発電機など他の手段も組み合わせることが重要です。幸いDELTA 3シリーズは車からのDC充電にも対応しており、12Vシガーから約100W前後で充電できます。筆者も残量0%から車で5時間走行充電したところ約60%まで回復できました。停電時でも車さえ動けば電力を生み出せる安心感があります。

冬季は前述の通り日照時間が短いものの、気温が低い分パネル効率は悪くありません。真冬の晴天なら1日でパネル定格の70~80%程度発電できることもあります。また容量1024Whという大きさ自体がバッファになるため、仮に翌日の発電が思うように行かなくても1日程度なら電力不足に陥りにくいです。実際、冬のキャンプでDELTA 3を使用した際も、昼間十分にソーラー充電しておけば夜間~翌朝の電力は余裕でまかなえました。もちろん連日悪天候の場合はいずれ底を突くので、その場合は早めにACで充電しておく、消費を抑える(LEDランタンを使う等)といった工夫が必要です。

総じて、DELTA 3シリーズはソーラーパネル運用との親和性が高く、アウトドアや非常時でも電力の自己確保がしやすい製品です。

車中泊・キャンプ・災害対策での活用シナリオ

最後に、DELTA 3シリーズを実際の様々なシーンでどのように活用できるかを具体例とともにご紹介します。車中泊やキャンプでは「家並みの快適性を実現できる」と感じたポイント、そして災害時の非常用電源としてどこまで頼れるかを見ていきましょう。

車中泊・キャンプでの快適電化生活

1. 冷蔵庫の運転: 夏場の車中泊やキャンプでは冷えた飲み物や生鮮食品の保存に冷蔵庫(クーラーボックス)があると快適です。DELTA 3なら小型車載冷蔵庫(消費電力約45W)を約18時間連続運転でき、より大きめの車載用冷蔵庫(80Wクラス)でも約10時間稼働しました。これは一晩中つけっぱなしにしても余裕がある計算で、氷や保冷剤に頼らずとも食材や飲料をキンキンに冷やしておけます。家庭用の大型冷蔵庫(定格150W前後)でも短時間なら動かせ、目安として1000Whで約5~6時間程度は持つので、停電時の食品保護にも役立ちます。

2. 調理家電の使用(IH・電子レンジなど): 定格1500Wの出力があるため、電子レンジや簡易IHクッキングヒーターも使用可能です。実際に電子レンジ(600W出力で4分間運転)してみたところ、バッテリー残量を約10%消費しました。換算するとフル充電で10回程度は温めができます。同様にIH調理器も500~1000W程度の中火であれば30~60分程度連続使用でき、一人分のお湯を沸かしたり簡単な炒め物を作るくらいなら問題ありません。

3. 暖房・冷房器具の利用: 冬のキャンプや車中泊では電気毛布があると寒さを凌げます。消費電力75W程度の電気毛布ならDELTA 3で約13時間連続使用できました。夜通し使っても余裕があり、フル充電なら真冬でも2晩近くは暖が取れる計算です。実際、標高の高い冷え込むキャンプ地でも朝までぐっすり眠れました。また夏場の車中泊では、エンジンを切った車内で扇風機が重宝します。USB扇風機やサーキュレーター(弱モード合計25W程度)2台を繋いだ場合でも約20時間連続稼働し、避難所など電源のない場所でも一晩中涼を取れます。車載用エアコンについては消費電力が大きいため長時間運転は難しいですが、家庭用エアコン(冷房時 \~1000W)の場合で約1.8時間稼働できた実測があります。真夏の停電時でも2時間程度は冷房でしのげる目安で、「どうしてもの時の最終手段」として覚えておくと良いでしょう。

4. ドライヤー・美容家電: 1500Wあればドライヤーなど高出力家電も使用可能です。ヘアドライヤー(1200W)なら約0.7時間(42分)連続使用でき、髪を乾かす作業程度であれば余裕です。実際にキャンプ場で朝シャワー後にドライヤーを使いましたが、3~5分程度の使用なら残量への影響もごくわずかでした。その他ヘアアイロンや電気シェーバーなども問題なく使えるため、アウトドアでも身だしなみを整えたい方には心強いです。

このように、DELTA 3シリーズがあれば車中泊・キャンプでも「ほぼ家と同じレベルの電化製品ライフ」が実現できます。実体験として、真冬の車中泊で電気毛布とポータブル冷蔵庫のおかげで快適に過ごせたこと、真夏のテント泊で冷たい飲み物とUSB扇風機のおかげで熟睡できたことなど、枚挙に暇がありません。容量に余裕があるため、仮に翌日十分に充電できなくてもすぐ電力不足に陥ることは稀で、長期キャンプでも計画的に運用すれば数日間は電気を維持できます。アウトドア愛好家にとって「電気が使える安心感」は一度味わうと手放せないものになるでしょう。

災害時の非常用電源として

大容量かつUPS機能を備えたDELTA 3シリーズは、災害時の停電対策としても非常に頼りになります。実際に停電を想定したシミュレーションや、一部地域での計画停電時に活用した経験から、その有用性を感じたポイントを挙げます。

  • 生活家電のバックアップ: 停電時にまず困るのが冷蔵庫や照明ですが、前述の通りDELTA 3があれば冷蔵庫も数時間は持ちこたえられます。中型冷蔵庫で約5時間程度、その間に氷を作ったり保冷剤を活用すれば食材を守る時間稼ぎになります。照明についてはLEDランタン等で代用できますが、DELTA 3に繋いだスタンドライト(LED電球)を使えば家の中を普段通り照らせます。またスマホ・PCの充電やテレビの視聴も問題ありません。特に情報収集のためのテレビ・ラジオ・インターネット通信機器は長時間稼働でき、停電下でも孤立せずに済みます。
  • 調理・お湯の確保: 停電するとガスコンロの電気点火や給湯器も止まる場合がありますが、DELTA 3があれば電気ケトルや電子レンジでお湯や食事を準備できます。実験では1.2Lの電気ケトル(T-fal製)で満水を沸騰させたところ、バッテリー残量が約20%減少しました。つまりフル充電から5回程度お湯を沸かせる計算です。真冬の停電でも温かい飲み物を作れますし、カップ麺やレトルト食品の調理も安心です。

総じて、DELTA 3シリーズは日常からアウトドアまで活躍し、いざという時には一家のライフラインを一時的に支える頼もしさがあります。筆者自身、この製品を手に入れてから停電や電力不足への不安がかなり減りました。日常使いしながら非常時に備えられるという点で、まさに現代の「電気の備蓄」と言える存在です。

購入前によくある疑問FAQ

最後に、EcoFlow DELTA 3/3 Plusの購入を検討するにあたり、よく聞かれる疑問や不安点についてQ&A形式でまとめます。

Q1. ファンの動作音はうるさい?夜間使用できる?

A: 前述の通り、DELTA 3シリーズの静音性は非常に高いです。充電中・高負荷時に回る冷却ファンも騒音レベル30dB以下に抑えられており、実際使ってみても「ほぼ無音」と感じるほど静かでした。特にDELTA 3 Plusでは高速充電時でも18.5dB程度(環境音レベル)と、従来機(例えばDELTA 2の35dB前後)から大幅に改善しています。夜間や就寝時でもファン音で眠れないということはまずないでしょう。むしろ静かすぎて動作確認のため本体液晶を見に行ったほどです。なお、完全無音ではありませんが、耳元でかすかに風切り音がわかる程度なので、寝室やテント内でも問題なく使用できます。

Q2. 保証やアフターサービスはどうなっている?

A: EcoFlow製品は基本保証期間が2年間(製品登録で延長あり)となっていますが、DELTA 3/3 Plusに関しては日本国内正規品の場合最長5年まで保証延長が可能です。

【製品登録ページの画像】

実際、公式サイトでは「最大5年保証」と記載されており、ユーザー登録やキャンペーン適用で長期保証が受けられます。またEcoFlowのカスタマーサポート体制も徐々に強化されており、問い合わせ対応は改善傾向です。筆者がファームウェアに関する質問をした際も、日本語サポートで丁寧に回答をもらえました。万一バッテリー寿命が来た場合でも、EcoFlowはリサイクル回収サービスも行っており(無料回収サービス対応)、環境面・安全面のフォローもされています。総じて、保証・サポート面は大手他社(JackeryやAnker等)とも遜色なく、安心して長く使える印象です。

EcoFlow製品保証ページ

Q3. 他社ポータブル電源と比べてのメリット・デメリットは?

A: DELTA 3シリーズの主なメリットは「充電速度」「高出力」「長寿命バッテリー」「UPS機能」「ソーラー入力性能」など総合力の高さにあります。他社製品と具体的に比較すると、例えば国内で人気のJackery社やAnker社の同容量帯モデルと比べても、EcoFlowはAC充電が飛び抜けて速いです(Jackeryの従来モデルは満充電に7~8時間かかるものもありましたが、DELTA 3は約1時間)。また出力面でもJackery 1000クラスが1000W定格なのに対し、DELTA 3は1500W定格(X-Boostで2000Wまで)あり、電子レンジやドライヤーも直接つなげます。さらにUPS機能搭載やスマホアプリ対応は、現状ではEcoFlowの強みと言えるでしょう。

バッテリー寿命に関しても、DELTA 3シリーズはリン酸鉄系で約4000サイクル(容量80%維持)と非常に長寿命です。同程度の容量の旧世代モデル(例:Jackery 1000無印は約500サイクル)より格段に寿命が長く、頻繁に使っても劣化しにくいメリットがあります。これは長期的な投資として大きなポイントです。

一方、デメリットや他社に劣る点を挙げるとすれば、本体重量でしょうか。約12.5kgという重量は大容量ゆえ仕方ない部分ですが、Jackery 1000(約10.6kg)などと比べると若干重めです。ただしJackeryも最新の1000 Plus(1264Wh)は約14kgあるため、一概にEcoFlowが重いとも言えません。どのみち1kWhクラスの電源は10kg超えが普通なので、大差ではないでしょう。

また価格面では定価がやや高めですが、EcoFlowは頻繁にセールや割引クーポンを実施しており、タイミング次第では他社同等またはそれ以下のコストで入手できることも多いです。例えば記事執筆時点ではDELTA 3が半額近いセール価格になっており、非常にコスパ良くなっています。価格に敏感な方は公式サイトやAmazonでのキャンペーン情報をチェックすると良いでしょう。

総合すると、「とにかく充実した機能と性能を求めるならEcoFlow DELTA 3シリーズが有力」であり、「多少充電が遅くても静かでシンプルな運用を好むなら他社モデルも検討」といった住み分けになるかと思います。筆者個人のおすすめとしては、やはり性能面で満足度の高いDELTA 3/3 Plusを推したいところです。実際使ってみて「この性能でこの価格なら納得」と感じましたし、万が一の備えとしての安心感も得られました。

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この記事を書いた人
ジギングジャーニー編集長

釣具メーカーでリールの開発設計をやっていた釣りバカです。20代までは主にバス釣り、その後の海外生活を機に日本の海に囲まれた環境の素晴らしさを再認識。そこからは海でのジギングやキャスティングで青物メインに狙ってます。

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