オフショアジギングは秋から冬に向け本番を迎えます。
ブリやサワラにカンパチなど食べても美味しい魚が釣れます。
ただ気を付けたいのが服装です。ここをなめていると船の上では凍えますよ。
冬の海の上は極寒です。特に船が走っている間は冷たい風だけでなく波しぶきもかかるので容赦なく体温を奪っていきます。
そこで今回はオフショアジギングの冬に特化して、必要な防寒着や防寒具のおすすめをご紹介したいと思います。
冬のオフショアジギングや船釣りで求められる服装とは?
服装には防寒や防水対策が必要
まず寒い海の上での服装に求められる性能としては、防寒、防水は外せません。
ちなみに漁師さんはじめ水産業の人たちが来ている防寒着として漁師合羽があります。
漁師合羽とは、別名「漁師カッパ」とも呼ばれ、釣り専用の防寒着との大きな違いは、オーバーオールタイプで肩紐付きのつなぎタイプが採用されていることです。
耐水性に優れた生地で、完全防水になっています。
釣りやレジャーではゴアテックスという素材が有名です。
ゴアテックスとは、アメリカで開発された防水性、透湿性、防風性を兼ね備えた素材です。
ダイワやシマノもゴアテックスを採用したアウターを売り出していますね。
ただゴアテックスのデメリットは値段が高いこと。。釣りでは海水を被ることもあるので、ゴアテックスといえども寿命があります。
寿命があるものに5万を使うのも厳しいですよね。釣りの防寒着は消耗品と割り切る人も多いです。
そんな中、もう少しリーズナブルな価格としては、ポリエステル素材やPU(ポリウレタン)コーティングされた防寒着もあります。
作業着で有名なワークマンは、ゴアテックスほど高性能ではないですが、防水性や透湿性に優れた防寒着を安く提供しています。
ジギングは特に動きやすさも重要
オフショアジギングではジグをしゃくったり、大型の青物とのやり取りで大きく腕を動かします。
したがって、動きずらい服装ですとしゃくりずらく、ジグに生命を吹き込めませんし、大型のブリとのファイトシーンで動きづらいとかなりのストレスになります。
そこで防寒着に重要な性能としてストレッチ性が求められるというわけです。
これは防寒着を着てみて腕を色んな方向に動かしたり、伸ばしたり縮めたりしながらストレッチ性を確認してみると良いです。
中には立体裁断といって人体や人台に直接布地をあてて、裁断する製法もありますが、手間もかかり値段が高くなる傾向があります。
防寒着は消耗品と割り切ることも大事
先程も書きましたが、防寒着は消耗品と割り切ることも重要です。
釣りに行く回数にもよりますが、他のレジャーと比べ塩水という海水に衣服がさらされますし、激しい動きによって擦れも発生します。
さすがのゴアテックスでも数年に一度は買い直しということも発生します。
そういったものに上下で5万~10万のお金をかけるかは疑問があるところです。
性能はゴアテックスほどでなくても、価格が安いものを定期的に買い替えるというやり方が賢いと個人的には思います。
冬のオフショアジギングや船釣りにおすすめな服装
オフショアジギングの服装に求められる性能を理解したうえで、それでは具体的にオフショアジギングや船釣りにおすすめの防寒着・アウターを男性、女性別にご紹介していきます。
メンズ向けの防寒着・アウター
ダイワ 防寒着 ゴアテックス プロダクト ウィンタースーツ DW-1922
2022年10月発売の新製品なのが、「ダイワの防寒着ゴアテックス プロダクト ウィンタースーツ DW-1922」です。
もう防寒着といえばゴアテックスと言われるぐらいおなじみの高性能素材を採用し、ゴアテックスファブリクス2層素材を使っています。
これにより、しなやかさ、防水性、透湿性を兼ね備え釣りを快適にしてくれる要素が取り入れられています。
カラーも女性用も入れると全7色と、おしゃれな色をそろえてあります。
ダイワ PUオーシャンライトレインスーツ DR-6023
23年4月にデビューしたダイワ PUオーシャンライトレインスーツ DR-6023は、海水や汚れが染み込まない、お手入れも簡単なPU素材を採用しています。
またカモフラージュのデザインも格好いいので釣りをしながら気分も上がりますよ。
ゴアテックスは高いし、そこまでの性能はいらないという人におすすめです。
シマノ 防寒着 DSアドバンスウォームスーツ RB-025S
防寒ウェアの基本の暖かさを備えた、中綿入りスタンダードスーツで内側も暖かいウェアです。
防水性についても、ポリウレタン透湿防水加工が施されています。
立体裁断工法によりオフショアジギングのしゃくりといった動きにも対応した作りになっています。
値段も買いやすい価格になっているのでコスパモデルといってよいでしょう。
シマノ フィッシング用スーツ DSアドバンスプロテクティブスーツ RT-025S
ウェア表面はポリウレタン加工されており、透湿性、防水性を確保してあります。
上で紹介したDSアドバンスウォームスーツと比較して、温度調整しやすい中綿無しの防水アウタースーツです。
あまりゴアゴアと着ぶくれしれ動きづらくなるのは嫌な方は、インナーにヒートテックを着るなどして温度調整しながら活用できます。
mazumeラフウォーター オールウェザースーツ
mazume独自のデザインで、釣り人が動きやすいフィッシングフィットという技術と立体裁断を使い工夫がされています。
これによりジグをしゃくった時にジャケットがズレあがりにくく、キャストやしゃくり時に肩まわりのツッパリを防止します。
完全防風、完全防水で日本国内なら持て余すほどの防寒性能とメーカーが豪語するほどの性能。
ジャケットとパンツの上下セットで販売しており、女性サイズもあります。
スタイリッシュなシルエットもあり人気のウェアです。
ワークマン AEGIS
AEGIS防水防寒スーツはワークマンのコスパ最強の防寒防水ウェアです。
その値段、上下で4900円というから驚きです。
しかも2016年モデル比で浸透度が7倍になっているにも関わらず値段が6900円から4800円に下がっているんです。
私も持っていますがかなり暖かいです。
AEGIS防水防寒スーツの詳細インプレは以下の記事も参考にして頂ければと思います。
レディース向けの防寒着・アウター
ダイワ 防寒着 ゴアテックス プロダクト ウィンタースーツ DW-1922
男性用のところでご紹介したダイワの防寒着「ゴアテックス プロダクト ウィンタースーツ DW-1922」ですが、女性用もあります。
レディース用は女性の体に合わせた形になっており、バストとヒップに丸みを持たせることで着心地がよく、着やせして見える設計になっています。
女性用のカラーは鮮やかなオレンジがあります。
ダイワ レインウェア ゴアテックス パックライト プラス レインスーツ DR-16009
ゴアテックスを採用し、防寒着に必要な防水耐久性、防風性、透湿性を実現しつつも軽量で、スリムフィットなスタイリッシュなシルエットになっています。
スリムでありながら、立体裁断などを取り入れているためジギングでのしゃくりやキャストをしても動きやすい構造になっています。
女性にはフラッシュオレンジといった鮮やかな色が人気です。
ノースフェイス ジャケット マウンテンジャケット レディース NPW61800
なかなか釣り専用のレディース用防寒着がない中で、アウトドアメーカーのノースフェイスのウェアを選択するのもありですね。
女性として気になるのがまずは色でしょう。
このノースフェイスのジャケット マウンテンジャケット レディース NPW61800はカラーバリエーションがなんと12色。
それでいながらゴアテックスを採用することで、防寒着として重要な防水性、透湿性も兼ね備えたウェアになっています。
1985年の登場から改良を重ねながら進化してきた性能を実感していただければと思います。
シマノ マリンライトスーツ RA-034N M ネイビー/ピンク
女性に人気のピンクが入っており見た目も申し分ないものになっています。
防水性をリーズナブルに実現できるポリウレタン防水加工(PU防水加工)が施されています。
PU防水加工は、汚れがつきにくく落としやすい素材で、軽量でストレッチ性に優れているのでオフショアジギングの激しい動きやタフな使われ方にも耐えられるものになっています。
インナー
インナーはヒートテックを着ておけば問題ないです。
オフショアジギングでインナーに求められる性能は、動きやすさや温かさなどです。
これもヒートテックだと十分満たしてくれます。
ヒートテックはユニクロのものでも良いですし、以下のようなアマゾンの防寒インナーでランキング上位のものでも良いでしょう。
長靴
コーコス信岡 レインブーツ 作業長靴 カバー付き 吸汗裏布 メンズ
アマゾンのレインシューズNo1なのが、このコーコス信岡のレインブーツです。
防水性にも優れ、リーズナブルな価格になっています。
ブーツの底も凹凸がしっかりついており、船の上でも滑りにくいです。
プロックス(Prox) テフロンポリエステルウェダーブーツ
アマゾンでフィッシングブーツ売上No.2なのが、プロックス テフロンポリエステルウェダーブーツです。
プロックスは、ブーツ以外にも釣具も販売していますね。私もバッカンを持っています。
プロックス テフロンポリエステルウェダーブーツの底はラジアルソールなので船の上でも滑らず安心です。
ダイワ(DAIWA) フィッシングブーツ デッキブーツ ネイビー DB-2411
言わずと知れた世界No1の釣具メーカーダイワが販売するフィッシングブーツです。
上でご紹介した2つのブーツと比べて高価ですが、そこはなんせ大御所ダイワのブーツなので、釣りに特化した性能は全部盛りです。
良いものを長くという考えの方は、こちらをおすすめします。
オフショアジギングや船釣りにおすすめの長靴は以下にもまとめてあります。
その他の防寒対策
その他、オフショアジギングや船釣りで押さえておきたい防寒着やアイテムは以下のものがあります。
- 帽子
- 耳当て
- フェイスマスクやネックカバー
- グローブ
- ホッカイロ
- サングラス
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はオフショアジギングや船釣りにおすすめの防寒着や防寒対策についてご紹介しました。
服装に近いところで言うとライフジャケットなども必需品です。
ライフジャケットについては以下の記事に選び方やおすすめをまとめて参考にしていただければ幸いです。
また、おすすめのワークマングッズは以下になります。
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