釣りという趣味は、熱中するほど道具がどんどん増え、自宅に収納するスペースが足りなくなるという悩みは多くの釣り愛好家に共通しています。
私自身も釣りものが増えるたびにタックルや小物が増え、置き場に困り家族からブツブツ言われております。
そこで、同じ境遇の釣り愛好家の皆様が安心して釣り具を保管できる解決策としてオススメしたいのが「トランクルーム」です。
正直、こんなサービスがあるならもっと早く知りたかったですよ。
本記事では、釣り道具収納のためのトランクルームの基本や選び方、利用するメリット、さらには実際におすすめのトランクルーム5選について詳しく解説します。
あなたの貴重な釣り具を長持ちさせ、かつ自宅の快適な生活空間を守るためのヒントが満載です。
釣り具収納におけるトランクルームの基本と選び方
トランクルームとは?
トランクルームとは、自宅の収納スペースが不足している場合に、外部のレンタルスペースを利用して荷物を保管するサービスです。
屋内型、屋外型、さらには宅配型といった複数のタイプがあり、用途や保管する品物の性質に合わせて選ぶことができます。特に釣り具のようなデリケートな用品は、温度や湿度が管理された環境で保管することが重要です。
トランクルームはこうした環境を整えており、24時間365日いつでも出し入れできる点や、専用のセキュリティ対策が施されているため、安心して利用することができます。
タイプ別の違い
屋内型
屋内型トランクルームは、建物内に設置されているため、外部環境の影響をほとんど受けず、温度や湿度が安定した状態で保管できるのが最大の特徴です。多くの場合、空調設備や除湿システムが備わっており、釣り具のような温度変化や湿気に弱いアイテムを長期間安全に保管するのに最適です。
また、セキュリティ面も強化されており、防犯カメラやアクセス管理システムが整備されているため、貴重な釣り具を安心して預けることができます。
ただし、こうした安心感と環境管理の充実ぶりは、料金面においてはやや高価になる傾向があり、また、設置スペースの面でも屋内のためサイズの制限がある場合もあります。つまり、快適な環境での保管を重視する一方、コストや利用可能なサイズに妥協が必要になることがあるのです。
屋外型
一方で屋外型トランクルームは、建物外に設置されたコンテナや倉庫などを改装して使用するタイプです。屋内型と比べると、広いスペースが確保されやすく、大型の釣り具や大量の道具を一括で収納するのに向いています。
また、車両による直接の出し入れが可能な場合も多く、引越しや大量の荷物の搬入・搬出が容易です。料金面では、屋内型に比べてリーズナブルな設定がされているケースもあり、予算重視のユーザーにも支持される傾向があります。
ただし、屋外に設置されているため、直射日光や雨、外気温の変化の影響を受けやすいというデメリットもあります。場合によっては、温度や湿度の管理が十分にされていないこともあり、特に夏場や過酷な天候時には釣り具に影響が出る可能性があります。
そのため、保管環境としては屋内型ほどの安心感は得られないものの、広さやアクセスのしやすさ、コスト面でのメリットが強調されます。
宅配型
宅配型トランクルームは、従来の物理的なスペースに直接出向くのではなく、集荷・配送サービスを利用して自宅から荷物を預ける方式です。
利用者は、スマホやウェブで申し込みを行い、専用の業者が荷物を集荷して温度や湿度が管理された倉庫で保管します。必要なときは再び配送してもらうため、自宅に保管スペースがなくても手軽に利用できるのが魅力です。
このタイプの最大のメリットは、利用者が自宅にいながら簡単に保管サービスを利用できる点にあります。また、荷物の保管環境が一定に保たれているため、釣り具のような長期保管が必要な品物にも適しています。
しかし、急な利用や頻繁な出し入れが必要な場合には、スタッフが出し入れ作業を行うため、すぐに荷物を取り出せないというデメリットがあります。また、出し入れのたびに手数料が発生する場合もあり、緊急時の柔軟性に欠ける部分があるため、利用頻度や目的に応じて選択することが重要です。
トランクルームの相場
屋内型トランクルームより屋外型トランクルームのほうが安く、都心部のほうが地方より相場が高くなりがちです。
具体的には、屋内型トランクルームであれば1畳あたりで5,000~1万5,000円、屋外型トランクルームは2,000~6,000円ほどが相場になっています。
釣り具以外の利用用途
トランクルームの利用用途は釣り道具の収納に限らず色んなニーズがあります。
私も初めて知ったのですがバイク専門トランクルームから、引っ越し、建て替えの際の荷物の一時保管のために活用したりと、改めて今の世の中って便利だなーと思ってしまいました。
なので色んな使い方ができると思いますよ。
選び方のチェックリスト
・トランクルームのサイズ
・屋内型、屋外型、宅配型
・料金プラン
・立地などアクセスのし易さ
トランクルームを選ぶ際は、以下のポイントをチェックすることが重要です。
まず、保管する釣り具の種類や量に合わせたサイズが用意されているかどうかを確認しましょう。また、屋内型か屋外型か、さらには宅配型かなど、自分の使い方に合ったタイプであるかも大切です。
料金プランについても、月額費用だけでなく、出し入れの追加料金や契約期間、見学可能かどうかなどのサービス内容をしっかりと比較する必要があります。さらに、立地やアクセスのしやすさも重要な要素です。
これらのポイントを整理したチェックリストをもとに、最適なトランクルームを見極めると良いでしょう。
釣り具収納におけるトランクルーム利用のメリット
大型クーラーボックス、タックルボックス、ロッドの収納にも困らない
釣り具は、釣竿やリール、ルアー、タックルボックス、クーラーボックスといった多種多様なアイテムで構成され、保管状態が直接性能や寿命に影響を与えます。
特に大型のクーラーボックスやバケットマウス、ドカットのようなタックルボックス、釣竿などは結構場所を取りますよね?
大型クーラーボックスは高価ですし、保冷性能維持のためにも室内で保管したい人も多いと思います。ただ青物用の大型クーラーボックスを家の中で保管できるほど家が広い人は中々いらっしゃらない。
タックルボックスも魚種が増えるほど1つのタックルボックスでは道具がおさまらなくなり、2つ目、3つ目と増えていく人も。
特にマンションやアパート住まいの場合、釣具保管は切実な悩みです。
トランクルームは、上記のような悩みも解消してくれます。まず、温度管理と湿度管理がしっかりしているため、屋内での保管が難しい釣り具も最適な環境下で長期間保護することができます。
なので家族に文句を言われる事なく釣具を保管でき、趣味を満喫する事ができますよ。
車内で収納する必要なし
自宅収納で追いつかない場合、車の中で釣具を保管している方も多いかもしれません。正確には入れっぱなしという表現が正しいかもですね。私の知人でボートを車のルーフバーに乗せっぱなしの人もいます。。
いずれにせよ、限られたスペースの中で釣り具を無理やり収納するため、収納効率が低く、また温度や湿度の管理が十分に行えないため、釣り具の劣化リスクが高まります。車内収納では、移動時の振動や急激な温度変化、特に夏場の高温環境が釣り具に悪影響を及ぼすため、品質保持が難しくなります。
一方、トランクルームは広いスペースと最適な環境管理が整っており、家の中のスペースを解放できるだけでなく、釣り具の品質維持にも優れています。
匂いも気にならない
タックルやウェアなど魚やエサの匂いがつくと洗っても中々取れないですよね。。
匂いのついたウェアを自宅のクローゼットにかけようものなら家族からかなり文句が出ると思います。
そういった場合もササっと洗って、それほど匂いを気にせずトランクルームに保管できるので安心です。
自宅のスペース解放と整理整頓
そもそも自宅に釣り具を置いておくと、押入れやクローゼットがごちゃごちゃしてしまい、家全体の整理整頓が難しくなります。ちなみにお恥ずかしいですが以下は私の押入れでの収納状況です。
これは一部ですし、ロッドもごちゃごちゃ入れているのでいつか折ってしまうのではとヒヤヒヤしております。
トランクルームを利用すれば、釣り具を自宅外に保管できるため、生活空間を広く使えるようになります。
結果として、家族との共有スペースもすっきりし、日常生活の快適さが向上します。自宅のスペースを有効に活用できる点は、忙しいビジネスパーソンや家族持ちの釣り愛好家にとって大きなメリットとなるでしょう。
セキュリティと安心感
トランクルームは、専用の防犯システムや監視カメラ、セキュリティカードによるアクセス管理が行われており、保管物の安全性が高く確保されています。
自宅や車内では、万が一の盗難リスクがつきまといますが、トランクルームなら安心して高価な釣り具を預けることができます。また、災害時の対策も整っているため、長期的に安心して利用できる点も大きな魅力です。
こうしたセキュリティ面の安心感は、趣味に投資する釣り愛好家にとって非常に重要な要素となります。
釣り具収納におすすめのトランクルーム5選
ここでは、釣り具の保管に特におすすめのトランクルームサービス5選を、各社の公式ホームページをもとに特徴や違いを詳しく解説します。さらに、後半では同じ指標で比較した表形式もご紹介しますので、あなたのニーズに最適なサービスを見つける参考にしてください。
ドッとあ~るコンテナ
料金プラン(目安) | 施設タイプ | 宅配型の有無 | 対応エリア | 対応サイズの幅 |
月額約2,000円 〜8,000円程度 |
屋内型・屋外型 両対応 |
なし | 地方および 都市近郊中心 |
小型(約0.5畳)〜 大型(約8畳以上) |
ドッとあ~るコンテナは、屋内型もありますが主に屋外型のレンタルコンテナを提供しているサービスです。大型の釣り具や釣竿など、スペースを多く必要とするアイテムの収納に最適です。
独自の耐候性に優れた構造と、車両による直接の出し入れが可能な設計が特徴で、特に遠方への釣行や大量の釣具を保管したいユーザーに支持されています。また、料金体系もシンプルで、短期間から長期まで柔軟なプランが用意されているため、初めての方でも安心して利用できます。
スペースプラス
料金プラン(目安) | 施設タイプ | 宅配型の有無 | 対応エリア | 対応サイズの幅 |
月額約2520円 〜15,000円程度 |
屋内型・屋外型 両対応 |
一部対応 (宅配サービスあり) |
全国主要都市 を中心 |
小型(約0.5畳)〜 大型(8畳以上まで) |
スペースプラスは、屋内型・屋外型両方のトランクルームを展開しており、清潔な環境管理が徹底されています。特に、釣り具のようなデリケートな用品を保管する際に、温度や湿度を一定に保つ空調設備が整っている点が魅力です。
また、各店舗の立地が良く、都市部を中心に多くのエリアに対応しているため、アクセスのしやすさも大きなメリットです。利用者からは、安心して長期保管ができるとの評価が高く、ファミリー層にも人気があります。
ハローストレージ
料金プラン(目安) | 施設タイプ | 宅配型の有無 | 対応エリア | 対応サイズの幅 |
月額約2,500円 〜10,000円程度 |
屋内型 | なし | 全国 (店舗数が豊富) |
小型(約0.3畳)〜 大型(8畳以上まで) |
ハローストレージは、全国に多数の店舗を展開している大手のトランクルームサービスです。屋内型を中心としたサービスで、24時間365日の出し入れが可能な点や、専用の動産保険が付帯しているため、大切な釣り具を安全に保管できる点が評価されています。
特に、初めてトランクルームを利用する方にとっては、スタッフによる丁寧なサポートが安心感を与え、料金プランも豊富なため、自分に合ったプランを選びやすいのが特徴です。
スぺラボ
料金プラン(目安) | 施設タイプ | 宅配型の有無 | 対応エリア | 対応サイズの幅 |
月額約3,000円 〜12,000円程度 |
主に屋内型 | なし | 全国主要エリア | 中型(約1畳)〜 大型(約8畳程度) |
スぺラボは、柔軟な契約プランとオンラインでのスムーズな申し込みプロセスが魅力のサービスです。屋内型の施設を中心に展開しており、特に短期から長期まで利用可能なプランが豊富に用意されています。
利用者は、釣り具だけでなく、その他の趣味用品や書類の保管も一緒に行えるため、生活全般の収納問題を解決できる点が評価されています。契約前の見学や、利用者サポートが充実していることも、安心して利用できる理由のひとつです。
ミニクラ
料金プラン(目安) | 施設タイプ | 宅配型の有無 | 対応エリア | 対応サイズの幅 |
月額約275円 〜5,000円程度 |
コンパクト型 (主に屋内) |
アリ | 全国主要都市 を中心 |
小型(約0.3畳)〜 中型(約1.5畳程度) |
ミニクラは、コンパクトながら高品質な保管スペースを提供しているサービスで、特に個人向けの小規模な収納ニーズに応えています。釣り具に限らず、日常の様々なアイテムをスマートに保管できるシステムが特徴です。
料金もリーズナブルで、初めてトランクルームを利用するユーザーや、短期間での利用を検討している方におすすめです。ミニクラは、スマホで簡単に契約や管理ができるシステムを採用しており、使い勝手の良さも評価されています。
トランクルーム5選の比較表
以下は、今回ご紹介した5つのトランクルームサービスを、主要な指標で比較した表です。
サービス名 | 料金プラン (目安) |
施設タイプ | 宅配型の有無 | 対応エリア | 対応サイズの幅 |
ドッとあ~るコンテナ | 月額約3,000円 〜8,000円程度 |
屋内型・屋外型 両対応 |
なし | 地方および 都市近郊中心 |
小型(約0.5畳)〜 大型(約8畳以上) |
スペースプラス | 月額約5,000円 〜15,000円程度 |
屋内型・屋外型 両対応 |
一部対応 (宅配サービスあり) |
全国主要 都市を中心 |
小型(約0.5畳)〜 大型(8畳以上まで) |
ハローストレージ | 月額約2,500円 〜10,000円程度 |
屋内型 | なし | 全国(店舗数が豊富) | 小型(約0.3畳)〜 大型(8畳以上まで) |
Space Lab | 月額約3,000円 〜12,000円程度 |
主に屋内型 | なし | 全国主要エリア | 中型(約1畳)〜 大型(約8畳程度) |
ミニクラ | 月額約1,800円 〜5,000円程度 |
コンパクト型 (主に屋内) |
なし | 全国主要 都市を中心 |
小型(約0.3畳)〜 中型(約1.5畳程度) |
この比較表を見ると、各サービスにはそれぞれの特徴や強みがあり、自分の保管したい釣り具の種類や量、また利用目的に合わせて最適な選択が可能であることがわかります。
釣り具収納におけるトランクルーム契約のポイントと活用のコツ
契約前に確認すべきポイント
トランクルームの契約を検討する際には、まず実際の見学や下見を行い、施設の環境や管理体制、アクセスのしやすさを確認することが大切です。また、契約書の内容をしっかりと確認し、追加料金の有無や最低契約期間、保険の適用範囲など、利用にあたっての重要事項を理解しておく必要があります。
特に、釣り具のような高価な趣味用品を保管する場合、温度・湿度管理や防犯対策がしっかりしているかどうかを重点的にチェックすることが望ましいです。
賢い活用術・管理のコツ
トランクルームを最大限に活用するためには、定期的なメンテナンスと収納レイアウトの見直しが重要です。まず、釣り具の使用頻度に応じて、季節ごとに出し入れを計画し、不要なものは整理・断捨離することを心がけましょう。
また、収納スペース内にロッドスタンドや専用ケースを設置することで、釣り具同士の接触や衝撃を防ぎ、より効率的な収納が実現します。さらに、トランクルーム内の空気循環や除湿対策を定期的に行うことで、釣り具の長期保管に最適な状態を維持することが可能です。
トランクルームに関するよくある質問とその回答
-
Q24時間いつでも出し入れが可能か、利用時間に制限はないのか?
-
A
ほとんどのサービスは24時間365日利用可能な点や、見学やサポート体制が整っていることが多く、安心して契約できるようになっています
-
Q料金体系はどのようになっていますか?
-
A
屋内外で料金が違い、相場としては屋内型トランクルームであれば1畳あたりで5,000~1万5,000円、屋外型トランクルームは2,000~6,000円になっています
-
Qセキュリティ(防犯)対策は具体的にどのようになってますか?
-
A
屋内型は「入口セキュリティ」、「お客様専用の南京錠」、「防犯カメラ」の設置、屋外型は「お客様専用の南京錠」、「防犯カメラ」が設置されているところが多いです。また月額制で盗難保険に加入できるところもあります
-
Q屋外型トランクルームにエアコンや空調は付いていますか?
-
A
どちらも付いていないところが多いです。その代わり壁への断熱パネルや空気孔の設置をしているところが多いです。
釣り具収納におすすめはトランクルームのまとめ
いかがでしたでしょうか?今回は以下のような内容をお伝えしました。
- 釣り具収納におけるトランクルームの基本と選び方
- 釣り具収納におけるトランクルーム利用のメリット
- 釣り具収納におすすめのトランクルーム5選
- 釣り具収納におけるトランクルーム契約のポイントと活用のコツ
- トランクルームに関するよくある質問とその回答
釣り具は、家の中や車内に保管するには、どうしてもスペース不足や環境管理の面で不安がつきまといます。トランクルームを利用することで、広い保管スペースや最適な温度・湿度管理、さらには安心の防犯対策が実現できるため、釣り具を大切に保管したいというユーザーにとっては非常に有効な選択肢となります。
まずは、各サービスの公式サイトをチェックし、実際に見学や問い合わせを行うことで、ご自身の釣り具の保管環境を整えてみましょう。
コメント