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太刀魚テンヤロッドの価格帯別おすすめから代用まで一挙ご紹介

太刀魚テンヤロッドの価格帯別おすすめから代用まで一挙ご紹介 オフショア釣り
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太刀魚テンヤ釣りは近年ますます人気が高まっており、専用ロッドの選択が釣果を大きく左右します。太刀魚(タチウオ)は小さなアタリ(前アタリ)が多く、口も硬いため、ロッドの感度や調子が釣果アップの鍵になります。

本記事では、太刀魚テンヤ専用ロッドの選び方や、価格帯別のおすすめロッドを詳しくご紹介します。最後に各モデルのスペック比較表も用意しましたので、購入検討の参考にして頂ければと思います。代用ロッドについても少し触れますが、基本的には専用ロッドの使用がおすすめです。では早速始めましょう!

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太刀魚テンヤロッドの選び方

太刀魚テンヤロッドの選び方

太刀魚テンヤ専用ロッドを選ぶ際には、硬さ(パワー)・調子(アクション)・長さ・素材/技術などに注目して選ぶのがコツ。それぞれ詳細をご紹介します。

硬さはテンヤ号数(=オモリ重量)との適合を考える

太刀魚テンヤロッドの「硬さ」は、主に使うテンヤの重さ(号数)に適合させる必要があります。テンヤの号数とはオモリの重さを表し、一般的に1号≒3.75gです。例えば40号テンヤは約150gにもなり、かなりの重量です。ロッドが対応する号数以上のテンヤを使うと穂先が曲がり過ぎて操作しにくく、逆に軽すぎるテンヤでは穂先が硬くアタリを弾いてしまいます。

幸い、多くの専用ロッドは40〜50号程度のテンヤに対応しており(大阪湾・東京湾の標準的な重さ)、「硬さを選ぶ」という概念はそれほど難しくありません。標準的な30〜60号前後のテンヤ対応ロッドを選べば、まず問題ないでしょう。ただし、特定地域向けの超深場用(豊後水道向けの80号以上など)や浅場向け軽量テンヤ用モデルも一部存在するため、遠征や特殊な場では対応号数を事前に確認してください。

まとめると、自分が狙うフィールドで使われるテンヤの号数レンジにロッドの適合が合致しているかをチェックしましょう。目安として30〜60号対応なら全国大半のポイントで対応可能です。また、硬さの表記(ML、M、MHなど)も併記されている場合、それも参考にすると良いでしょう。

調子(アクション)は“掛け”VS“乗せ”で選ぶ

太刀魚テンヤロッド選びで最も重要なのが調子(アクション)です。調子とはロッドの曲がり具合の比率で、「先調子(掛け調子)」か「胴調子(乗せ調子)」かで大きく性格が異なります。

掛け調子(先調子)とは、8:2や9:1のようにロッド先端側が強く硬めのアクションを指します。太刀魚テンヤ釣りでは、小さな前アタリを感じた瞬間に素早くアワセ(フッキング)を入れる釣り方が基本のため、掛け調子ロッドが主流になっています。先端が硬めで操作性と感度が高く、誘いをキビキビ行えて即座にアワセられるのでゲーム性が高く釣果も伸びやすい傾向があります。特に8:2調子は扱いやすさと掛け性能のバランスが良く、乗せる釣りにもある程度対応できるオールラウンド調子です。9:1調子は掛けに特化してさらに感度が高い一方、ロッドに遊びが少なく初心者には扱いが難しい面もあります。

一方、乗せ調子(胴調子)とは7:3や6:4のようにロッド全体がよく曲がるアクションです。ゆっくり誘ったり、テンヤをただ巻きして食わせるような釣り方に適しています。乗せ調子ロッドは穂先が非常にしなやかで、太刀魚に違和感を与えずエサを深く飲み込ませることができます。活性が低く食い渋る状況や、海が荒れ気味で船が揺れるときにもメリットがあり、魚にテンヤの余計な動きを与えず食わせられます。ロッドが大きく曲がってクッションになるため、初心者でもバラシにくい利点があります。

理想を言えば、掛け調子と乗せ調子の両方を用意して状況で使い分けるのがベストです。たとえば普段は8:2の掛け調子で積極的に攻め、渋い日は7:3の乗せ調子でじっくり食わせる、といった戦略です。ただ初めの一本を選ぶなら、まずは8:2調子のオールラウンドなロッドがおすすめです。8:2調子なら掛けも乗せもある程度両立でき、太刀魚テンヤの基本を学ぶのに最適でしょう。

長さは1.6〜1.9mが黄金レンジ

太刀魚テンヤロッドの長さはほとんどが2m以下で、1.7〜1.9m程度が主流です。長さが短いほどロッドの取り回し(操作性)が良く軽量になり、手感度(手に伝わる感触)も高くなるため、テンヤの操作に集中しやすくなります。実際「テンヤのアクションが命」と言われ、短めの船竿が一般的です。

ただし極端に短すぎるロッド(1.5m台など)は初心者には扱いづらい面もあります。魚が掛かった際にロッドが短いと、魚が暴れたときラインが船縁や船底に擦れやすく、取り回しに気を遣う必要があるためです。そのため初めての一本には1.7〜1.9m程度の長さが無難でしょう。実際、人気モデルも180cm前後が多くなっています。

一方で、上級者向けには1.6m前後のショートロッドも存在します。ショートロッドは軽くて感度も抜群なため、積極的にアタリを取りに行く攻めの釣りに向きます。例えばシマノの上位モデルでは1.65mや1.7mといった超短尺モデルもあり、取り回しの良さは別格です。ただしやはり短い分だけラインコントロールがシビアになるので、慣れないうちは標準的な長さを選ぶと良いでしょう。

素材とテクノロジーで「感度」と「軽さ」が変わる

ロッドの素材・構造技術にも注目しましょう。高感度・軽量化を追求した上位モデルほど、最新テクノロジーが投入されています。

  • 穂先素材:エサ釣りであるテンヤタチウオでは、穂先の繊細さが重要です。多くのエントリー〜ミドルクラスはグラスソリッド穂先(ガラス繊維のムク穂先)を採用しています。グラスソリッドはしなやかで視認性(目感度)に優れ、太刀魚の微細なアタリを穂先の動きで捉えやすいのが特長です。一方、上位モデルになるとカーボンソリッド穂先チタンソリッド穂先が増えてきます。カーボンソリッドはグラスより軽く振動伝達性が高いため手感度が向上します。さらにチタン合金穂先(ダイワの「SMT:スーパーメタルトップ」など)は、カーボン並みの高感度とグラス並みの柔軟さを両立し、しかも金属ゆえ非常に折れにくいという利点があります。例えばダイワ最高峰の極鋭シリーズでは、この弾性チタン合金製の超高感度穂先を採用しており、微細な前アタリまで明確に表現してくれます。
  • ブランク(竿身)構造:各メーカー独自のブランク強化技術があります。ねじれ剛性や曲げ強度を高めつつ軽量化することで、操作性と感度が劇的に向上します。例えばダイワは「X45」というカーボンクロス技術で、竿のねじれを防ぎパワーと操作性をアップしています。シマノは「スパイラルX」「ハイパワーX」といった多軸補強構造で、軽さと強靭さを両立しています。上位機種になるほどこうした高度なブランク技術が惜しみなく投入され、結果として細身で軽量なのに高強度・高感度なロッドに仕上がっています。
  • ガイド(ラインを通す輪):ガイドの質と配置も感度に影響します。安価なモデルではステンレスフレーム+SiCリングなど標準的なガイドですが、ハイエンドではより軽量なガイドを採用します。ダイワのAGS(エアガイドシステム)はフレームに炭素繊維強化プラスチックを使った超軽量高剛性ガイドで、ロッド全体の軽量化と手感度向上に貢献します。また穂先部に小径ガイドを多数配置して感度を極限まで高めているモデルもあります。ガイドの軽量化・最適配置により、ラインのブレや糸絡みが減り、微弱なアタリも伝わりやすくなります。
  • リールシート・グリップ:手で握る部分にも工夫があります。シマノの中~上位機種ではXシートエクストリームガングリップという独特の形状のリールシートを採用し、小型電動リール使用時でも手にフィットしてホールドしやすく疲労軽減に役立っています。ダイワの上位機にはエアセンサーシート(カーボン強化樹脂リールシート)が用いられ、軽量・高剛性かつ手に伝わる感度向上に寄与します。さらにシマノ最上位ではカーボンモノコックグリップ(中空カーボン一体型のリアグリップ)を採用し、手元に伝わる振動を増幅する仕組みもあります。これらによって操作性と感度が一段と向上します。

以上のように、素材・構造面の違いは「軽さ」と「感度」という性能差となって現れます。高価なロッドほど「アタリを大きく明確に感じ取り、掛け損じを減らせる」「1日シャクっても疲れにくい」「引き込みにも追従してバラしにくい」などのメリットが得られ、実際ロッドの性能が釣果に直結しやすい釣りと言われます。ご自身の予算と釣行頻度に応じて、無理のない範囲で可能な限り良いロッドを選ぶと満足度が高いでしょう。

その他チェックリスト

最後に細かなチェックポイントです。

  • 電動リールとの相性:太刀魚テンヤは水深や潮流次第で電動リールを使う方もいます。ロッドのリールシートが対応するクランプサイズを確認しましょう。例えばダイワ「アナリスタータチウオテンヤ」は電動リール300サイズまで推奨ですが、一部大型機種は装着不可といった注意があります。電動使用前提なら対応サイズの明記された竿を選ぶと安心です。
  • 継数と仕舞寸法:船竿なので基本は2ピース(継数2本)のものが多く、仕舞寸法(畳んだ長さ)は90〜130cm程度になります。車や電車での移動、保管スペースを考慮して仕舞寸法も確認しましょう。中には穂先とバットが分かれるワン&ハーフ設計(1+H)もあります。これは穂先側が長く胴側が短い継ぎ方で、ロッドの調子を最適化する工夫です。アルファタックルのロッドなどによく見られます。
  • 穂先の視認性:太刀魚テンヤロッドは穂先を見てアタリを取る釣りですので、穂先が見やすい工夫も重要です。メジャークラフト「ソルパラ」シリーズでは蛍光イエロー塗装の穂先を採用しており、日陰でも視認しやすくなっています。多くの専用竿も白やオレンジの塗装がされています。交換用穂先(スペアティップ)が用意されているモデルは少ないですが、万一の折損時に備え購入時に確認すると良いでしょう。
  • 汎用性・代用:太刀魚テンヤ専用竿以外で代用できないか?と考える方もいるかもしれません。実際、中~上級者にはタイラバロッドやライトゲームロッドで代用するケースもあります。しかし、太刀魚テンヤ専用ロッドにはタチウオの小さなアタリを弾かない繊細な穂先と、一気に掛けるための張りのあるバットという専用設計が盛り込まれており、やはり専用品の使い心地は別格です。専用ロッドを使うメリットとして、「小さなアタリが取りやすい」「竿がコンパクトで扱いやすい」「確実にハリ掛かりしやすい」という3点が挙げられます。どうしても予算や手持ち竿の兼用で…という場合以外は、できるだけ専用ロッドを選ぶことをおすすめします。

以上のポイントを踏まえた上で、次章から価格帯別のおすすめ太刀魚テンヤロッドを紹介します。それぞれ初心者〜中級者向けに厳選していますので、ご自身の予算感に近いセクションからチェックしてみてください。

太刀魚テンヤロッドの価格帯別おすすめ

ここからは、予算に応じたおすすめの太刀魚テンヤロッドを価格帯別に紹介します。「入門エントリークラス」「ミドルレンジ」「ハイエンド」「フラッグシップ」の順に計8本ピックアップしました。それぞれ特徴やスペックを解説しますので、比較検討の材料にしてください。

エントリークラス(〜15,000円)

初心者が始めやすい価格帯(実売1〜1.5万円前後)のロッドです。入門モデルとはいえ各メーカーの工夫が凝らされており、太刀魚テンヤを十分楽しめます。初めての一本やサブロッドにも最適です。

メジャークラフト NEWソルパラ船タチウオてんや

メジャークラフトの人気エントリーシリーズ「ソルパラ」の船太刀魚テンヤ専用モデルです。リーズナブルながら専用ロッドとしての基本を押さえており、初心者からベテランまで満足できると評判の一本です。

特徴は、まず視認性抜群の蛍光イエロー塗装ティップを採用していること。小さな前アタリも目で捉えやすく、慣れない方でもアタリ取りがしやすい配慮です。ブランクス(竿胴)はしっかり張りがあり、積極的に掛けにいけるキビキビした操作感が魅力です。一方で穂先は繊細で、違和感なく食わせる柔軟さも備えています。

ソルパラ船タチウオテンヤはモデル展開も豊富です。例えば「SPXJ-B180M/Tachi」は先調子の掛け調子モデル(8:2調子)で、小さなアタリから即アワセが可能な高レスポンス設計。対して「SPXJ-B190M/Tachi」は乗せ重視のモデル(7:3調子)で、穂先が非常に繊細かつ柔軟。喰い渋り時にも違和感を与えず深喰いさせることができます。このように掛け調子・乗せ調子をラインナップしている点も魅力で、自分の釣り方に合ったモデルを選べます。

価格はメーカー希望小売価格が約1.1万円(税込)と非常に手頃。実売価格も1万円前後と入手しやすいです。発売時期はシリーズ全体では数年前ですが、現在「NEWソルパラ」としてリニューアルされており、最新モデルは2022年頃に登場しました。初めての太刀魚テンヤロッドとしてコストパフォーマンス抜群の一本です。

モデル名 全長 自重 継数 仕舞寸法 適合テンヤ 調子 実売価格
(円・税込)
発売年
SPXJ-B180M/Tachi 1.80m (※) 2本 約95cm 30〜60号 8:2先調子(掛け) 約10,000 2022年
SPXJ-B190M/Tachi 1.90m (※) 2本 約100cm 30〜60号 7:3胴調子(乗せ) 約10,000 2022年

※自重はメーカー非公表。

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α‐tackleアルバトロスバレット195ML

アルファタックル(エイテック)の「アルバトロスバレット」195MLは、ライトゲーム汎用竿として人気の高いモデルです。15〜60号までのオモリ負荷に対応する7:3調子の万能竿で、太刀魚テンヤはもちろんライトアジ、イサキ、マダイ等にも使える懐の深さがあります。特に東京湾のライトタチウオでは定番の一本です。

穂先には高感度カーボンソリッド「GSS」を採用し、極限まで曲がるしなやかさと粘りを両立しています。柔軟で目感度に優れ、小さなアタリでも穂先がスッと入るため非常に掛けやすいです。またリールシートには扁平形状の小型トリガー付きCS45-Tシートを搭載。掌にフィットしテクニカルな誘いをサポートします。ガイドはオールFujiSICのKガイドで糸絡みを抑制しつつ軽量化も図っています。

195MLは1.95mのワン&ハーフ設計(穂先1本+グリップ)で継ぎ目がバット付近にあり、ロッドアクションのスムーズさが保たれています。7:3調子の適度な張りで掛けにも乗せにも対応できるため、初心者が最初の1本に選んでも失敗が少ないでしょう。「ライトゲーム竿の名竿アルバトロスの後継モデル」と位置付けられており、2021年に発売された比較的新しいモデルです。

価格帯はメーカー希望価格が25,000円(税抜)ですが、実売は1.3〜1.5万円前後とお買い得。太刀魚テンヤ専用ではありませんが、むしろ他ターゲットも含め色々遊びたい方には打ってつけです。1本で幅広い釣りを楽しめる万能ライトゲームロッドとして強くおすすめします。

モデル名 全長 自重 継数 仕舞寸法 適合オモリ(号) 調子 実売価格
(円・税込)
発売年
アルバトロスバレット 195ML 1.95m 121g 1本+H(グリップ) 124.5cm 15〜60号 7:3先調子 約13,000 2021年

アルファタックル公式サイト

ミドルレンジ(15,000〜30,000円)

続いて実売1.5万〜3万円程度の中価格帯モデルです。各メーカーの中核シリーズが多く、感度・操作性が飛躍的に向上します。頻繁に太刀魚釣りを楽しむ方や、ステップアップしたい方に最適です。

シマノ25サーベルマスターSSテンヤ

シマノの「サーベルマスターSSテンヤ」は2025年に新発売となったミドルクラスの太刀魚テンヤ専用ロッドです。「SS」はShimanoのシリーズで中堅グレードを示し、上にXRやXTUNE、下にBB(入門)があります。価格帯は定価3万円台、実売2.5〜3万円弱と手が届きやすいながら、シマノのロッドテクノロジーがふんだんに投入されています。

最大の特徴はブランクス(竿胴)にシマノ独自構造「スパイラルX」を採用している点です。これによりシャープな操作性と大物とのファイト時の瞬時のパワー伝達に優れ、太刀魚テンヤ釣りに理想的な調子を実現しています。実際、誘い操作からアワセ、そして掛かった後のやり取りまで一連の動作がスムーズで、ロッドがしっかり仕事をしてくれる印象です。

また高感度かつ軽量化の工夫も随所に見られます。リールシートはシマノ十八番のXシート極細ガングリップを搭載し、手の平に収まりやすくパーミング性が向上。手首への負担が軽減され、長時間誘い続けても疲れにくい設計です。さらにリアグリップにはカーボンモノコックグリップ(中空カーボン一体成形)を採用し、手元感度を飛躍的に高めています。

調子のラインナップも豊富で、掛け調子の先調子モデル(例:82H175=8:2調子1.75m)から、乗せ重視の胴調子モデル(例:73M190=7:3調子1.90m)まで揃っています。例えば73M190は低活性時攻略の繊細な7:3調子モデルで、電動スロー巻きやテンションフォール主体の「喰わせの釣り」に適しています。穂先が柔軟で小さなアタリを大きく見せてくれるため、初心者でもタイミングを取りやすいでしょう。

一方82H175などのモデルは8:2のオールラウンド調子で、多彩な誘いに対応できる掛け主体の一本です。スパイラルXコア構造で強度と軽さを両立し、手感度・操作性・掛け性能すべてが高次元で融合しています。太刀魚テンヤに求められる性能を高バランスで備えているといえます。

発売は2025年8月予定で、現時点では予約受付中の店舗も多いです。最新モデルゆえ在庫も豊富で、これから手に入れるには良いタイミングでしょう。「かゆい所に手が届く」ミドルクラスとして、初心者卒業後のステップアップに最適なロッドです。

スペック例(モデル一例):

モデル名 全長 自重 継数 仕舞寸法 適合テンヤ 調子 実売価格
(円・税込)
発売年
25サーベルマスター SS テンヤ 73M190 1.90m 146g 2本 98.5cm 30〜60号 7:3調子・喰わせ特化 約27,000 2025年
25サーベルマスター SS テンヤ 82H175 1.75m 153g 2本 91cm 30〜60号 8:2調子・掛けオールラウンド 約27,000 2025年
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ダイワ アナリスター タチウオテンヤ

ダイワ「アナリスタータチウオテンヤ」シリーズも2025年新発売の中級クラスロッドです(商品名に「25」表記)。ダイワの船竿ラインナップで中堅に位置する「アナリスター」ブランドだけあり、高感度と操作性を追求した専用ロッドに仕上がっています。大阪湾で大人気のテンヤタチウオに向け、徹底分析(Analysis)された設計思想が名前の由来です。

まず注目すべきは、全モデル共通で穂先に高感度グラスソリッドを採用していること。しかもただのグラスではなく軽量高感度な特殊グラスソリッドで、視覚的なアタリ検知力(目感度)が非常に優れています。穂先がしなやかなので小さなアタリでも弾かず乗せやすい調子で、低活性のタチウオにも違和感を与えません。これにより「食わせやすい高感度設計」を実現しています。

ブランクにはダイワ独自の「X45」構造を採用し、竿のネジレを徹底排除。パワー・操作性・感度が飛躍的に向上しています。さらにリールシートはエアセンサーシート(カーボン強化樹脂製)で、軽さと高剛性・高強度を両立。手元の感度アップにも寄与しています。ガイドも全てFuji製で、糸絡みしにくいKガイド仕様。細部の飾り糸巻きにもこだわりがあり、所有欲を満たす仕上がりです。

ラインナップは調子違いで3モデル(全長はいずれも1.8m・2ピース)があります。テンヤ82-180(8:2調子)は高感度先調子のオールラウンダーで、誘いやすく掛けやすい掛け調子。テンヤ91-180(9:1調子)は攻撃的な超先調子で、一瞬の本アタリを逃さず積極的に掛けにいくプロ好みの一本。そしてテンヤ73-180(7:3調子)は胴に乗る調子で、船の揺れを吸収しつつ食い込み重視の穂先設定になっています(※製品ページで73-180もラインナップされています)。3モデルとも40〜100号オモリ・テンヤ30〜60号適合で、大阪湾〜東京湾の一般的なシーンを網羅します。

価格は定価28,500〜29,000円(税抜)ですが、実売は約22,000〜24,000円とコストパフォーマンス良好です。発売予定は2025年8月下旬で、予約受付中のショップもあります。ミドルクラスとして迷ったら、人気メーカー2社(シマノorダイワ)の専用ロッドを選べと言われるほど安定した選択肢です。サーベルマスターSSと双璧を成す存在として、ぜひ比較検討してみてください。

モデル名 全長 自重 継数 仕舞寸法 適合テンヤ負荷 調子 実売価格
(円・税込)
発売年
アナリスター テンヤ 82-180 (R) 1.80m 112g 2本 95cm 30〜60号 8:2先調子(掛け) 約23,000 2020年
アナリスター テンヤ 91-180 (R) 1.80m 115g 2本 95cm 30〜60号 9:1超先調子(攻め) 約24,000 2020年
アナリスター テンヤ 73-180 (R) 1.80m 110g 2本 95cm 30〜60号 7:3胴調子(乗せ) 約23,000 2022年
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α‐tackle24アルファソニックタチウオ テンヤ

全国のタチウオテンヤフィールドを想定した CTS(コンポジット・チタニウム・ソリッド)穂先搭載が最大の売りで、チタン合金ならではの超柔軟&超高感度を誇ります。

モデル名 全長 自重 継数 仕舞寸法 適合テンヤ号数 調子 / 穂先素材 実売価格
(円・税込)
発売年
24 アルファソニック タチウオ テンヤ 175 1.75 m 103 g 2 本 (B) 134 cm 30–60 号 ? 約25,000 2024 年 3 月
24 アルファソニック タチウオ テンヤ 190 1.90 m 132 g 2 本 (B) 138 cm 30–60 号 ? 約21,000 2024 年 3 月
24 アルファソニック タチウオ テンヤ 190M 1.90 m 123 g 2 本 (B) 149 cm 30–60 号 8:2調子 約27,000 2024 年 3 月
  • CTS チタントップ:形状記憶チタン合金ソリッドが超柔軟かつ高耐久で、微細な前アタリまで増幅。
  • MGPS ガイドシステム:軽量小口径ガイドを穂先近くまで配置し、ラインとロッドの一体感を高めることで感度を極限まで引き出す。
  • CS45‑T リールシート:扁平トリガー形状&カーボン素材で手感度アップ。テクニカルな誘いをサポート。
  • 30–60 号テンヤ対応:東京湾 40 号、大阪湾 50 号、深場 60 号まで全国対応。

総評:CTS チタントップによる “手感度+目感度” の高さが突出。175 はショート&軽量で掛け主体、190 はオールラウンダー、190M は胴調子で食わせに特化。自分の釣りスタイルやフィールドに合わせて最適な 1 本を選びやすいラインナップ構成になっています。

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アルファタックル(alpha tackle)
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フラッグシップ(50,000円〜)

最後は実売5万円以上の最上位クラス。メーカーの威信を懸けたフラッグシップモデルで、プロ好みの尖った性能を誇ります。価格も桁違いですが「最高の一本」を求める方に。

シマノ24サーベルマスターエクスチューンテンヤ

「サーベルマスターXTUNE(エクスチューン)テンヤ」はシマノが2024年に投入したハイエンドモデルです。定価6万円台・実売5万円前後ですが、上位機種LIMITED譲りのテクノロジーを搭載し、妥協なく仕上げられています。

ブランクスはスパイラルXコア+ハイパワーXというシマノ最先端構造を採用。LIMITEDクラスから基本構造を引き継ぎつつ、軽量高感度を極限まで追求しています。操作時のシャープさは維持しつつ、ティップ部には糸絡みしにくい軽量ガイドを配するなど細部まで洗練されています。

特筆すべきは、その調子設計の妙です。公式情報によれば、エクスチューンテンヤは「テンヤ操作時には限りなく9:1に近い先調子だが、太刀魚が掛かると8:2寄りに曲がり込みバラシを減らす」という可変調子のコンセプト。要は掛けの鋭さと、魚が掛かった後の追従性を両立しているのです。実際ユーザー評価でも「掛けきれなかった魚を掛けるロッド」と称されており、まさに最新技術の賜物でしょう。

モデル展開は1.7〜1.8m台が中心。たとえば82H172は8:2調子・Heavyパワーの攻め竿で、重量わずか140gほど。一方64MH195という異色モデルも2025年に追加され、これは6:4調子・長尺1.95mながら自重たった77gという衝撃的な軽さです。長く柔らかめでも超軽量なので感度が抜群で、大阪湾などでの繊細な釣りに威力を発揮します。

モデル名 全長 自重 継数 適合テンヤ 調子 実売価格
(円・税込)
発売年
24 サーベルマスター XTUNE テンヤ 64MH195 1.95m 137g 2本 30〜60号 6:4 約56,000 2024年8月
24 サーベルマスター XTUNE テンヤ 82M/MH178 1.78m 139g 2本 30〜60号 8:2 約55,000 2024年8月
24 サーベルマスター XTUNE テンヤ 82H172 1.72m 140g 2本 30〜60号 8:2 約54,000 2024年8月
24 サーベルマスター XTUNE テンヤ 91H164 1.64 143 2本 30〜60号 9:1 約54,000 2024年8月

シマノ25サーベルマスターエクスチューン攻テンヤ

エクスチューンテンヤのもう一つの特徴は、派生モデル「攻(Attack)テンヤ」の存在です。通常モデルが快適性や操作性を重視しているのに対し、攻テンヤは軽量性を突き詰めたモデルです。決定的な違いはリールシートで、攻テンヤは極限まで肉抜き・小型化したシートを採用し圧倒的な軽さと操作性を実現しています。例えば前述の64MH195は攻テンヤシリーズで、77gという驚異的軽さはこの設計によるものです。攻テンヤシリーズでは他に82MH170(2025年発売、約170cmのショートロッド)などもラインナップされており、こちらも軽量性を追求したモデルです。

価格は高めですが、「釣果を最大化するための道具」として本気で作り込まれたロッドです。発売はエクスチューンテンヤが2024年8月、攻テンヤが2025年中盤〜後半となっています。最新の太刀魚シーンに対応する尖ったモデルを求めるなら、間違いなく候補に入るでしょう。

モデル名 全長 自重 継数 仕舞寸法 適合テンヤ号数 調子 実売価格
(円・税込)
発売時期
シマノ 25 サーベルマスター XTUNE 攻 テンヤ 82MH170 1.70 m 77 g 1本 170 cm 30–60 号 8:2 先調子 約60,000 2025年7月予定

ダイワ極鋭タチウオテンヤSP EX

ダイワが誇る頂点モデル。自重わずか95g前後という未踏領域の軽さと絶対的な感度を備えています。穂先には弾性チタン合金SMT(スーパーメタルトップ)を搭載し、タチウオの繊細な前アタリまで克明に表現。ガイドもAGSカーボンフレームガイド(Rフレーム+C/Nリング)を採用し、軽量・高剛性でさらなる手感度を獲得しています。まさに「軽さ」と「感度」は最強と称される一本で、掛け調子・乗せ調子各モデルが展開。定価8万円超・実売6〜7万円台ですが、「この竿に敵うものなし」と言わしめる圧倒的エキスパートロッドです。

モデル名 全長 自重 継数 仕舞寸法 適合テンヤ号数 調子 実売価格
(円・税込)
発売時期
ダイワ 極鋭タチウオ テンヤ SP EX 91-170 1.70 m 86 g 2本 170 cm 30–60 号 9:1調子 約70,000 2024年7月予定
ダイワ 極鋭タチウオ テンヤ SP EX 82-174 1.74 m 85 g 2本 174 cm 30–60 号 8:2調子 約69,000 2024年7月予定
ダイワ 極鋭タチウオ テンヤ SP EX 82S-177 1.77 m 87 g 2本 177 cm 30–60 号 8:2調子 約71,000 2024年7月予定
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太刀魚テンヤロッドの価格帯別おすすめまとめ

最後に、紹介したおすすめロッド8本のスペックを比較表にまとめます。一覧で見ることで、それぞれの特徴(長さ・重さ・調子など)の違いが分かりやすくなるでしょう。

価格帯 モデル名
(発売年)
全長 自重 適合テンヤ 調子・硬さ 実売価格
(円)
入門 (~1.5万) Major Craft
ソルパラ 180M
(2022)
1.80m 約120g 30〜60号 8:2先調子
(Mパワー)
約10,000
α-tackle
アルバトロス195ML
(2021)
1.95m 121g 15〜60号 7:3先調子
(MLパワー)
約13,000
中級 (~3万) 25サーベルマスター SS
テンヤ 82H175
(2025)
1.75m 153g 30〜60号 8:2調子・
掛けオールラウンド
約27,000
ダイワ アナリスター
82-180
(2020)
1.80m 112g 30〜60号 8:2先調子
(MH相当)
約23,000
24 アルファソニック
タチウオ テンヤ 190M
(2024)
1.90 m 123 g 30–60 号 8:2調子 約27,000
上級 (~5万) 24 サーベルマスター
XTUNE テンヤ
82M/MH178

(2024)
1.78m 139g 30〜60号 8:2調子 約55,000
25 サーベルマスター
XTUNE 攻 テンヤ
82MH170

(2025)
1.70m 77g 30〜60号 8:2先調子
(MHパワー)
約60,000
ダイワ 極鋭テンヤSP EX
82-174
(2020)
1.74m他 85g 30〜60号 8:2調子 約69,000

各価格帯でご紹介したロッドはいずれも実績十分で、太刀魚テンヤ釣りを存分に楽しめるモデルばかりです。初期費用を抑えて始めたい方はエントリークラス、予算に余裕があれば上位モデルで快適性と釣果アップを狙うのがおすすめです。

最後に、太刀魚テンヤ釣りは「ロッド次第で釣果が変わる」とも言われます。ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの一本を見つけてください。専用ロッドを手にすれば、小さなアタリを取って掛けるスリリングな太刀魚ゲームが今まで以上に楽しくなるはずです!

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この記事を書いた人
ジギングジャーニー編集長

釣具メーカーでリールの開発設計をやっていた釣りバカです。20代までは主にバス釣り、その後の海外生活を機に日本の海に囲まれた環境の素晴らしさを再認識。そこからは海でのジギングやキャスティングで青物メインに狙ってます。

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