伊勢湾でブリやサワラがジギングで釣れるということで、伊勢湾ジギングが人気を集めています。
これから釣船に乗って伊勢湾ジギングをやりたい人が最初に悩むのが、タックルはどれが良いのか?ということ。
スピニングと、ベイトタックルのどちが良いのかから悩んでしまいますよね。
伊勢湾ジギングのスタイルはスロージギングがメインで、クイックゼロワンなどのジグを使い、軽くジャークさせながらフォールを繰り返す釣り方です。
スピニングの早巻きのような釣りではなく、ある程度絞られた水深でジグを効果的に動かすスロージギングになります。
なのでスピニングよりベイトタックルを選ぶ人が非常に多いのが特徴です。
そこで、私がおすすめするのがシマノが19年に出したグラップラー タイプスローJというベイトロッドです。
私が伊勢湾ジギングを始める時に、ジギングに詳しい釣具屋の店員さんに勧められたのも、このロッドでした。
それ以来、私は、グラップラー タイプスローJのB68-2を愛用していますが、今でも使用頻度高く、お気に入りの1本です。
今回は、そのグラップラータイプスローJのインプレを初心者にも分かりやすくしたいと思います。
ちなみに私は、このグラップラー タイプスローJ B68-2に21オシアジガー1500XGを合わせて伊勢湾ジギングや伊勢志摩沖のトンジギに使っています。
グラップラータイプスローJは圧倒的なコスト最強ベイトロッド
シマノには多くのスロージギングロッドがあり、グラップラータイプスローJの位置づけは以下の通り、下から2番目の位置づけです。
商品名 | メーカー希望価格 | 発売日 |
オシアジガー リミテッド (ベイト) | 75,200円~ 79,800円 (税別) | 2021年 |
オシアジガー ∞(インフィニティ) | 58,500円~ 71,500円 (税別) | 2019年 |
オシアジガー ∞(インフィニティ) モーティブ | 58,500円~ 63,900円 (税別) | 2018年 |
ゲーム タイプ スロー J | 40,600円~ 43,300円 (税別) | 2020年 |
グラップラー タイプ スロー J | 29,300円~ 31,400円 (税別) | 2019年 |
グラップラー BB タイプ スロー J | 18,700円~ 20,000円 (税別) | 2021年 |
こうやってみると上位機種はかなり値段がお高いですね。
これからスロージギングを始める人で出せる価格だとグラップラータイプスローJぐらいまでではないでしょうか?
あまりにも高いロッドを買って続かなかったでは、悲しいですからね。
グラップラー BB タイプ スロー Jも更に安くていいのでは?と思う人がいるかもしれませんね。
確かに悪くはないですが、搭載技術としては、スパイラルXという高剛性機能がありません。
その点、グラップラー タイプ スロー JはスパイラルXが搭載されており、グラップラー BB タイプ スロー Jより6cm長いにも関わらず、軽量です。
ロッドの操作性によりジグの動きが変わってきますし、それは釣果にも直結しますので予算的に余裕がある方はグラップラー タイプ スロー Jの方をおすすめします。
グラップラー タイプスローJのラインナップ別の基本スペック
グラップラー タイプスローJは、狙う水深や使うジグの重さ別に、5つのモデルがラインナップされています。
それぞれのスペックは以下の通りです。
モデル | 長さ | 継 | 仕舞 | 重さ | ジグ | カーボン[%] | 希望価格[円] |
B68-1 | 2.03m | 2 | 156.2cm | 110g | MAX160g | 96.5 | 29,300円 |
B68-2 | 2.03m | 2 | 156.2cm | 115g | MAX200g | 96.8 | 29,800円 |
B68-3 | 2.03m | 2 | 156.2cm | 120g | MAX260g | 97.1 | 30,300円 |
B68-4 | 2.03m | 2 | 156.2cm | 125g | MAX330g | 96.3 | 30,900円 |
B68-5 | 2.03m | 2 | 156.2cm | 135g | MAX400g | 96.7 | 31,400円 |
ライトジギングもできる「B68-1」
ジグの重さも160gまでとライトジギングな感じのロッドです。
先代にはなかった1番の番手で、一番ライトなロッドですが、伊勢湾でジギングやるには問題ないですが、私のおすすめは次でご紹介する2番ですねー。
最初の1本におすすめの「B68-2」
伊勢湾ジギングで狙う水深は、30mまでの浅場から、70mまでがほとんどです。
ハイシーズンの秋には、ジグの重さも150g~200gを使用します。
なので、水深、ジグの重さから見ても、このB68-2が最適です。
私も使っていて、使い易さを実証済です。
伊勢湾ジギングは「B68-3」まででしょう
こちらを持っている人も多いですよね。
グラップラータイプスローJの中で、中間の位置されるベーシックなタイプで、ジグの重さも260gまで対応できます。
これでも良いと思いますが、伊勢湾ジギングだと260gのジグをなかなか使うことはないので、ロッドのパワーありすぎで、正直、魚とのファイトでつまらないかも。
中深海狙いは「B68-4」から
ジグの重さは330gと、このB68-4以降のモデルは完全に中深海など深場狙いですね。
ちょっと伊勢湾ジギングには出番がなさそう。。
伊勢志摩沖のトンジギで使う?でもトンジギだとスピニングタックルの方が。。
うーん、やっぱり出番が。。
重いジグ使って中深海などで10kgオーバーの青物狙うなら「B68-5」
ジグの重さで200~400gまで、水深も200mぐらい(中深海狙い~350m+α)を狙うなら、B68-5です。
狙う魚も10kgオーバーがメインでしょう。
適合リールサイズはシマノでいうと2000~3000クラスがベストです。
グラップラータイプスローJに使われている注目技術
グラップラータイプスローJには以下のスパイラルXとハイパワーXが搭載されています。
更に下位機種のグラップラーBBタイプスローJにはハイパワーXのみが採用されています。
スパイラルX
ネジレとつぶれを克服しロッド性能を根幹から高める。
スパイラルXはロッド縦繊維の内層と外層に、カーボンテープをそれぞれ逆方向斜めに密巻きした三層構造。内外の斜めの繊維により、軽さを維持しながら、高いネジリ剛性とつぶれ剛性を実現することができます。キャストやファイトといった釣りの動作における瞬時のパワー伝達がよくなり、軽さを維持して“獲るための地力”を高める、シマノ独自の「基本構造」です。(出典:シマノ)
ハイパワーX
キャスト時やファイト時に発生するネジレをさらに抑え込む強化構造。スパイラルXの最外層、あるいはカーボンシート縦横交差構造の上からカーボンテープをX状に締めあげていくのが特長。これにより、ロッドの曲がりが釣り人の意図する方向性を保持し、ブランクスが持つ本来の性能がフルに発揮されます。(出典:シマノ)
グラップラー タイプスローJ B68-2の実釣インプレ動画
グラップラー タイプスローJ B68-2の実釣インプレ動画です。
50cmぐらいの真鯛を釣ったときのものです。
使用感などをご覧いただけます。多少ドラグ音も確認できますよ。
その他のオフショアジギング用おすすめロッドは以下の記事にまとめてありますので参考にしていただければと思います。
伊勢湾ジギング船おすすめ
スロージギング用タックルが揃ったら、伊勢湾ジギングに出かけましょう。
伊勢湾には多くのジギング船がありますので、どれに乗れば良いのか迷うところだと思います。
基本的には以下の記事で紹介している遊漁船に乗れば問題ないですよ。
船長もベテラン揃いなので、釣らしてもらえるでしょう。
もちろん、洗礼を受けることもありますが。。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、伊勢湾ジギングをこれから始める人のために、おすすめのベイトロッド「グラップラー タイプスローJ」をご紹介しました。
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