各分野のトッププロも使っているFishmanロッド。
ベイトキャスティングロッド専門という一風変わったメーカーですが、人気を集める理由が使えば使うほど実感し良くわかりました!
今回筆者はBC4 5.10LHという4ピースの機種を購入し使用してみました。
購入意図としては海外遠征用で、スーツケースにしまって持って行きやすい4ピースかつ、大型の魚とも安心してやりとり出来るロッドだったからです。
また、日本でリバーシーバスにも利用できそうなのでこのロッドにしました。
既に選択肢としてFishmanロッドが入っている、もしくは気になっている方の参考になればと使用した感想を書いていきます。
是非最後までご覧ください!
フィッシュマンのロッドの特徴
Fishmanは先ほども紹介したようにベイトロッド専門メーカーです。
元々は渓流トラウト用のベイトロッドを制作していたそうですが、シーバスをはじめベイトキャスティングソルト、海外の怪魚クラスの大物にいたるまで幅広く製品を展開しています。
Fishmanのロッドは深く曲がり、素早く復元・収束する特性があります。
その特性から持ち前の飛距離とキャスト精度が生まれます。
シリーズによってテイストは変わりますが、これがFishmanロッドの特徴と言えます。
私が釣具店スタッフをしていた時はベイトシーバスが注目されはじめた頃でした。
シマノ、ダイワ等の大手メーカーはまだ製品として出しておらず、常連さんでFishmanロッドを好んで使っていた方もいらっしゃいました。
今思うとだいぶ序盤からシーバス用のベイトタックルを出している数少ないメーカーとしてベイトシーバスの分野をけん引していたようにも感じます。
フィッシュマンロッド「BC4 5.10LH」のインプレ
BC4 5.10LHの基本スペックについて
まずは基本情報を表にまとめました
全長 | 179cm |
継数 | 4ピース |
仕舞寸法 | 49㎝ |
グリップ長 | 41㎝ |
自重 | 136g |
素材 | 4軸カーボン |
ガイド | Kガイドチタン+ステン |
ルアーウエイト | 7~40g |
ライン | PE1~5号 |
特に驚くのはPE5号を使えるという適合ラインの幅の広さです。
BC4 5.10LHの良い点
バットまでの入りがスムーズ
先に説明したようにFishmanロッドの特徴として”深く曲がる”特徴が有ります。
BC4 5.10LH はティップがLアクション、バットはHアクションとなっています。
キャスト時はスムーズに竿先が入ってくれるのでキャストしやすく、魚がかかるとバットの復元しようとするパワーで寄せてくれる竿本来の性能でアングラーをサポートしてくれます。
好みはあると思いますがこの曲がり方は個人的に気に入っているポイントです!
スーツケースに入る仕舞寸法で海外遠征に最適
今回、私はバラマンディを狙いにタイへ海外遠征するために購入しましたが、スーツケースにしまえる仕舞寸は大助かりでした。
飛行機移動もそうですが現地についてからのタクシー移動もトランクにスーツケースごと乗せて移動が可能です。
4ピース等短い仕舞寸に出来て怪魚とも渡り合えるロッドは数少ないのでこのロッドにたどり着く方も多いのではないかと思います。
ちなみに私の場合、リールは23カルカッタコンクエストMDと合わせて使っています。
タックルバランスも相性もバッチリです。
23カルカッタコンクエストMDのインプレについては以下の記事も参考にして頂ければと思います。
ガイドはオールダブルフット
パワーのあるロッドで太めのラインを使えるガイド径であるとともに高負荷に耐えうる安心のオールダブルフット仕様です。
ガイドの足を止めているエポキシは軽量化のため薄く塗るメーカーが多い中、少し厚めに塗ってあるので、この辺も海外釣行の時にガイドが抜けたりするトラブルを減らす良い要素だと思います。
BC4 5.10LHの悪い点
ロッド長さが短い
仕舞寸を短くするためだと思いますが、5.10フィートですので短めのロッドです。
船べりや足元で魚が突っ込んだ時や障害物を回避する時は少しやりにくく感じる場合があります。
値段が高い
定価5万オーバーのロッドを迷いなく買える人は少ないでしょう。
ましてや次回いつ行くか分からないロッドにここまでは出せない。
そんな方も多いと思いますので価格が一番ネックなポイントかもしれません。
日本での使用用途も考えたうえでの購入がオススメです。
ちなみに私はリバーシーバスで、多用していますが橋脚打ちや2オンス程度のビッグベイトを使うのには丁度良い印象を持っています。
フィッシュマンのロッドは青物ジギングに使えるか?
オフショアジギング専用ロッド「630プロト、631プロト」
先日YouTubeにてFishmanのジギングロッド630プロト、631プロトが公開されました。
今までは汎用性の高さを活かしたモデルを流用するのがほとんどでしたが、今回は本格オフショアジギングロッドの登場です。
630プロト、631プロトのコンセプトを簡単にまとめると以下です。
- オフショアジギングの敷居を下げることとジギングをもっと楽にもっと身近にすること
- 小さな力でジグを動かせる操作性と大きな魚とのファイトを楽に出来るロッドであること
- ワンピースやバッドジョイントのジギングロッドが主流の中、国内外の遠征でも操作性を失わない3ピースロッドであること。
ファンの中でも発売を期待している方が多いのではないでしょうか??
以下はFishmanのジギングロッド開発記のYouTube動画がありますのでよりイメージがわくと思います。
BC4シリーズは全般オフショアジギングで使用可能
まず私が購入したBC4 5.10LH含むBC4シリーズは全般オフショアで使用可能です。
番手によって適正ジグウエイトは変わります。
参考までに目安は以下です。
ロッド名 | Maxジグ(g) | 魚の重さ |
BC4 5.10L | 200 | |
BC4 5.10LH | 300 | 5kgまでの魚 |
BC4 5.10MXH | 350 | 10kgまでの魚 |
BC4 5.10H | 450g以上 | 10kg以上の魚 |
※Fishman HPより
他にもBRIST comodo6.10XHは、オフショアのベイトキャスティングや150g〜220gのジギングをすることも可能で、オフショアジギングには嬉しい、別売りでロンググリップも販売しています。
オフショアにも使える汎用性の高さも魅力の一つです!
BC4 5.10LHはオフショアジギングに使える?
今回ご紹介したBC4 5.10LHはMaxジグウエイト300gで130m以上のジギングに対応可能です。
バットのパワーもあるのでFishmanテスターの方はカンパチジギングに使っているとのこと。
キャスティングにも使えてバーチカルに大物ともやり取りができる等、幅広い用途にて使用可能です。
フィッシュマンのロッドは、アマゾン、楽天でも購入できるのでポイントも貯まっておすすめです。
まとめ
上記のように用途が広いのがFishmanロッドの特徴ともいえます。
私自身コアな方が好む癖の強いメーカーだろうなと考えていましたが、実際はそんなことは有りませんでした。
持ち前の粘り気でルアーの重さをしっかり乗せて投げることができるので、むしろベイトタックルに慣れていない方も投げやすいのでは?と感じました。
オフショアにも使える汎用性が高いモデルも多く存在していますが、新作の本格オフショアジギングロッドにも期待です!
Fishman特有の深く曲がり、素早く復元・収束する特性が気になる方は是非一度自分の手で使ってみてくださいね!
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