こんにちは!Jigging Journey(ジギングジャーニー)です。
みなさん、25年の「竿納め」はやりましたか?
終わり良ければすべて良し。釣り人たるもの、最後はビシッと本命を釣って、笑顔で新年を迎えたいものですよね。
私もそんな「勝ち確」の未来を信じて疑わなかった一人です。
今回のターゲットは「コウイカ」。
実は私、今年の年始にコウイカエギングデビューを果たしたんですが、その時は初挑戦でいきなり4杯も釣れるというビギナーズラックを炸裂させました。
「ああ、コウイカ? チョロいよね」
「基本、放置でしょ?」
そんな舐めきった態度で臨んだ、2025年年末の竿納め釣行。
まさか自分が、船上で「タコ使い」という称号を与えられることになるとは、この時の私は知る由もなかったのです……。
今回は、慢心から始まった私の竿納め釣行の様子をお届けします。
これからコウイカエギングを始める方への(反面教師としての)アドバイスも満載ですので、ぜひ最後までお付き合いください!
(ちなみに、私がまだ調子に乗っていた年始の釣行動画・記事は以下をご笑覧ください…)
伊勢湾コウイカエギング開幕戦の釣行記

シーズンと魅力
まずは少し真面目に、伊勢湾のコウイカエギングについて解説しておきましょう。
コウイカエギングのシーズンは、例年12月末から開幕し、だいたい4月頃まで続きます。
寒さが厳しくなる冬の海で、熱くなれるターゲットの一つです。
コウイカは、アオリイカ釣りの外道として扱われることもあり、エギンガーの中には「なんだ、コウイカか…」と落胆する人もいるかもしれません。
しかし、声を大にして言いたい。
「コウイカ、めちゃくちゃ美味いぞ!!」
肉厚で甘みが強く、加熱しても硬くなりにくい。天ぷら、刺し身、炒めもの、何でもござれ。
個人的には、アオリイカに匹敵、いや料理によってはそれ以上のポテンシャルを秘めていると思っています。
そんな「食べてよし、釣ってよし(簡単なはず)」のコウイカを求めて、いざ出撃です。
まずは釣り座確保から!忠栄丸での受付システムと場所取り
今回お世話になったのは、愛知県・南知多町の片名漁港から出船している「忠栄丸」さんです。伊勢湾の釣り物なら何でもお任せの、頼れる遊漁船さんですね。
忠栄丸さんの詳細や口コミについては、以前まとめた以下の記事もぜひ参考にしてください。
さて、忠栄丸さんのコウイカエギング便において、最も重要なミッションの一つが「朝の場所取り」です。ここは先着順で釣り座が決まるシステム。
コウイカは底を釣る釣りなので、四隅(ミヨシ・トモ)が有利と言われることもありますが、何より隣の人とのオマツリを避けるためにも、自分が釣りやすい場所を確保したいところ。
集合時間は5時半ですが、私は気合を入れてそれよりも少し前に到着しました。
以下のように受付にクーラーボックスを置いて順番を確保するスタイルです。

5時半になると、クーラーを置いた順に船長から呼ばれ、好きな釣り座を選んでいきます。(※乗船料の支払いは5時半より前に受付が開いているので、先に済ませておきましょう)
今回の私の選択は、左舷トモ(後ろ)から3番目。ミヨシ(前)かトモ(後ろ)か迷いましたが、揺れが少なく安定して釣りができそうな胴の間寄りのトモを選択。
これが吉と出るか凶と出るか…。
出船、そして仮眠
まだ真っ暗な中、準備を整えて6時20分頃に出船!ポイントまでは40〜50分ほどのクルージングです。

忠栄丸さんはキャビン(船室)があるので、ポイント到着まで仮眠できるのがありがたいですね。
ここでしっかりと英気を養い、夢の中でコウイカ爆釣のイメージトレーニングを繰り返します。(夢の中では、クーラーボックスに入り切らないほどのコウイカが釣れていました。夢の中では。)
最近の釣果とコンディション
最近の釣果情報を聞くと、船中で30〜50杯ほど上がっているとのこと!竿頭(一番釣った人)で6杯前後。そして何より嬉しいのが「全員安打」という言葉。
「全員安打? つまり、適当にやってても1杯は釣れるってことですね?」
そんな甘い考えが脳裏をよぎります。ただ一つ懸念材料があるとすれば、前日からの急激な寒波。
水温低下がイカの活性にどう影響するか。少し不安はありますが、まあ去年の実績があれば大丈夫でしょう。(と、大口叩いてみたりして。。)
本日のタックルと仕掛け
私の仕掛けは、基本的に昨年実績を出したセッティングを踏襲しています。
- ロッド:アルファタックル ミッドアーム 73 210M
- リール:ソルティガic 300h-SJ
- オモリ:40号(潮が速い場合は60号も用意しましたが、この日は終日40号でOKでした)

そして肝心のエギですが、これはもう「もぐもぐサーチ」一択です。
これに「キビナゴ」を背負わせる、いわゆる「邪道エギング」スタイル。
エギの動きで誘いつつ、餌の匂いで抱かせる。
反則級の強さを誇る、コウイカエギングのリーサルウェポンです。
釣り方の変更点:今年は「待つ」がカギ?
開始前、船長や常連さんの話に耳を傾けていると、どうやら昨年とは「勝ちパターン」が変わっているようです。
【去年のパターン】
- 着底後、10秒に1回くらいのペースで空合わせ(シャクリ)を入れる。
【今年のパターン】
- 着底後、オモリを少し浮かせた状態でロングステイ。
- その待ち時間、なんと40〜50秒!
- じっくり見せて、しっかり抱かせてから、大きく空合わせを入れる。
「50秒も待つの!?」
せっかちな私には修行のような時間ですが、郷に入っては郷に従え。
「どうもそれぐらい待たないと、イカがしっかりとエギを抱かない」とのこと。
了解です。今日は「待ちの釣り」で攻めましょう。
【序盤】開始早々のヒット!天才かもしれない
「はい、やってくださーい」
船長の合図とともに、伊勢湾の海底へもぐもぐサーチを投入。水深は40~50mぐらい。
着底を確認し、底を切ってステイ。心の中でカウントダウンを始めます。
「いーち、にーい……よんじゅう、ごじゅう!」
ズンっ!
大きく空合わせを入れると、ロッドに確かな重量感が乗りました。
「キタキタキタ!」開始早々のヒットです!
上がってきたのは本命のコウイカ。

ヒットエギは、もぐもぐサーチの「グローマンゴー」。昨年も大活躍したエースカラーです。
「やっぱり50秒ステイか。そしてグローマンゴーか。完全に理解したわ」開始数投での本命ゲットに、私の鼻はピノキオ並みに伸びていました。
今日は調子がいい。竿頭も夢じゃない。そう思っていた時期が、私にもありました。
【中盤】忍び寄る「迷走」の影
しかし、そこから事態は急変します。沈黙です。
私のロッドから、あの心地よい重量感が完全に消え失せました。
一方で、私のすぐお隣さん。コンスタントに竿を曲げています。涼しい顔でコウイカを追加していくお隣さん。
私はというと、全く同じように50秒待って、空合わせを入れているつもりです。エギのカラーも真似してみました。
なのに、なぜ私には釣れない?「何かが違う。でも何が違うのか分からない」これが釣りで一番恐ろしい「迷走状態」への入り口です。
【悲劇】「タコ使い」の襲名
そんな迷走の中、久しぶりにロッドに重みが!「よっしゃあ! 長い沈黙を破った!」
意気揚々とリールを巻きます。
しかし、何かがおかしい。コウイカ特有の重みがない。。
そかも軽い。。海面に姿を現したのは……タコ(小)。
「ああ〜、君かあ…」まあ、美味しいお土産だから良しとしましょう。
気を取り直して再投入。50秒ステイ。空合わせ!
ズンっ!
「今度こそ!」……上がってきたのは、またしてもタコ(小)。

周囲の視線が痛い。同船者の方から、ニヤニヤしながら声をかけられます。
「タコ釣り、お上手ですね〜(笑)」
やめて! 褒め言葉になってないから!私はコウイカを釣りに来たんです!
結局、この日は3杯もの子ダコを釣り上げました。船上で誰よりもタコに愛された男。
それが、2025年竿納めの私です。
【終盤】バラシの神様も降臨
タコの呪縛から逃れようと必死に集中します。途中、間違いなくコウイカと思われる重量感が乗ることが2回ありました。
「この重みはタコじゃない! 」
しかし、巻き上げたところで……
フッ……
無情なテンション抜け。フックアウト(バラシ)です。
身切れしたのか、掛かりが浅かったのか。貴重な、本当に貴重なチャンスを2回も逃してしまいました。
ドラグ調整はちょうど良かったと思うけど。。
本日の釣果:完敗
12時頃、無念の納竿。最終的な釣果は以下の通りです。
- コウイカ:1杯(開始早々のあれだけ)
- タコ(小):3杯(竿頭ならぬタコ頭)
- バラシ:2回
船中釣果が良い中で、これは正直悔しすぎる結果です。昨年4杯釣って天狗になっていた自分を殴ってやりたい。
まさに「完敗」でした。
竿頭(お隣さん)へのインタビュー
このままでは終われません。
次回のリベンジのためにも、バシバシ釣っていたお隣の竿頭さん(6杯ゲット)に話を聞いてみました。
私:「あ、あの…なんでそんなに釣れるんですか? 50秒待つんですよね?」
竿頭さん:「うーん、50秒待って『運ゲー』で乗ってたのは1回くらいかな」
私:「えっ」
竿頭さん:「あとの5回は、アタリが分かって、アワセにいって掛けたよ」
衝撃の事実です。
私は「50秒待って、運良く抱いていたらラッキー」という空合わせの釣りをしていました。
しかし、上手い人は違うのです。
「抑え込むような違和感」や「穂先に出る変化」を感じ取り、自分から掛けにいっていたのです。
よく見れば、お隣さんが使っていたのは感度の良さそうな高級ロッド。
私の汎用ロッドとは、情報の伝達力が違ったのかもしれません。
いや、道具のせいにするのは簡単ですが、一番の違いは「集中力」と「感度」への意識でしょう。
「アタリが分かるようになる」
これが、コウイカエギングで脱ビギナーのような気がした一日でした。
ただ待ってるだけじゃダメなんだ……。釣り、深すぎる。
実釣動画
今回の釣行を動画にもおさめました。ブログ記事で伝わりづらいところや船長の各種アドバイスもありますのでご覧頂ければと思います。
唯一の救い:コウイカの肝炒めが絶品だった
心はズタボロですが、お腹は減ります。
たった1杯の貴重なコウイカ。これをどう食べてやろうか。
YouTube先生で検索していると、「コウイカの肝炒め」なるレシピを発見。
スミイカとも呼ばれるコウイカは、肝(ワタ)も濃厚で美味しいらしい。
しかも今回釣ったコウイカの肝のデカイこと(画像右側)

半信半疑で作ってみました。
味噌、醤油、みりん、お酒を大さじ1ずつ、肝と一緒に軽く炒めます。その後、身とゲソを絡めて炒めるだけの男飯。
ひと口食べて、衝撃が走りました。
「う、美味すぎる……!!」
濃厚な肝のコク、加熱してプリプリになった身の甘み。
バター醤油のような風味に、磯の香りが加わって、これはお酒泥棒どころか、ご飯強盗です。

今年はイカメタルやティップランで色々なイカを食べてきましたが、この「コウイカの肝」の破壊力はトップクラスかもしれません。
「ああ、釣れなかった悔しさが、この美味さで浄化されていく…」
1杯しか釣れなかったからこそ、この1杯のありがたみが五臓六腑に染み渡りました。
まとめ:リベンジを誓う竿納め
というわけで、2025年の竿納めは、タコに愛されイカに振られるという、なんとも締まらない結果となりました。
しかし、得られたものは大きかったです。
- コウイカエギングは「待ち」だけじゃない、「攻め」の釣りも重要であること。
- タコ釣りの才能が自分にあるかもしれないこと(笑)。
- コウイカの肝炒めが絶品であること。
コウイカはアオリイカの外道なんて言わせません。釣って楽しく(奥深く)、食べて最高に美味しいターゲットです。
個人的な食味ランキングが急上昇したので、来年はアオリイカのついでではなく、「コウイカ狙い」の釣行回数を増やしていきたいと思います!
今回の反省を踏まえ、来年早々にリベンジマッチを挑む予定です。そして頼むから、次はタコ以外でお願いしたい!
皆さんも、冬の熱い釣り「コウイカエギング」、ぜひ挑戦してみてください。
もしタコばかり釣っている人がいたら、それは私かもしれませんので、優しく声をかけてくださいね。





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