突然ですが音楽を聴きながら釣りをしたくなることはないですか?
私の場合、ジギングやサワラキャスティングの釣りをメインにやっているのですが釣れない時間帯など気分転換に音楽を聴きたくなることがあります。
不思議なことに気分転換をすることで集中力が切れなくなったりします。
ただ、従来の耳を塞ぐタイプのイヤホンでは船長からのアナウンスや周囲の音が聞こえにくく不便でした。それに同船者との会話もしづらいですし。。
そこで私が注目したのが、オープンイヤー型イヤホンです。
色々と事前調査をして最終的に私が購入したのはShokzのOpenFit Airというオープンイヤー型イヤホンです。
このイヤホンのおかげで上記の課題をクリヤしつつ、釣りをしながら音楽を楽しむことができています。
今回は、たくさんあるイヤホンのタイプの中からなぜオープンイヤー型にしたのか?そのオープンイヤー型の中でも、なぜ「OpenFit Air」が釣り人におすすめなのか?詳しくレビューしていきたいと思います。また、選択肢として他にもおすすめのオープンイヤー型イヤホンをいくつかご紹介したいと思います。
イヤホンタイプの違いを知ろう!釣りにオススメはどれ?
まず、なぜ釣りにはオープンイヤー型イヤホンが良いのかを知るためにも、イヤホンのタイプについておさえておきましょう。
主なイヤホンタイプには以下の5種類があります。
カナル型
カナル型イヤホンは、耳穴に直接挿入するタイプです。これが一番オーソドックスなタイプです。
耳の中に深く挿入して使用するタイプで、耳栓のような形状をしています。シリコンやフォーム素材のイヤーチップを耳に差し込み、密閉する形になります。
高い遮音性能を持ち、外部の音を遮断しながら音楽を楽しむことができます。
音質は優れていますが、長時間の使用で耳が疲れやすく、周囲の音が聞こえにくいという特徴があります。
外音取込み機能(アンビエントサウンドモード)が付いているものも多いですがこれだと船長のアナウンスや同船者と会話するには不十分だと感じています。
インナーイヤー型
インナーイヤー型は、耳穴の入り口に固定するタイプです。有名どころだとAppleのAirpodsなどがあります。
カナル型ほど遮音性は高くありませんが、装着感は比較的軽く、長時間の使用にも適しています。
ただし、完全に耳を塞ぐため、周囲の音を聞き取るのは難しいです。
骨伝導型
骨伝導型は、耳をふさがず骨の振動で音を伝えるイヤホンです。
耳に負担がかかりにくく長時間装着しても疲れにくいのが特徴です。
ここでご紹介しているイヤホンのタイプとしては一番、耳を塞がないタイプなので釣り用途に最適だと思ったのですが、実際に家電量販店で試したところコメカミのところを振動させるので酔いそうな気がしました。
ただでさえ船酔いとも戦う必要があるのに、骨伝導イヤホンで更に三半規管を刺激されたら船酔いがひどくなりそうだと思ったので、候補から外しました。
イヤーカフ型(クリップ型)
イヤーカフ型イヤホンは、耳の周りにクリップするように固定するタイプのイヤホンです。
カナル型やインナーイヤー型と比べて、耳の中に深く挿入しないため、耳への圧迫感が少なく、長時間使用しても耳が痛くなりにくいです。
周囲の音が比較的聞こえやすいです。これにより、安全性が高いという利点があります。
釣り用途で考えると、イヤーカフ型も候補に挙げても良いと思います。
オープンイヤー型
オープンイヤー型は、耳穴を塞がずに音を伝えるタイプです。
耳の周りに装着するため、周囲の音を聞きながら音楽や音声を楽しむことができます。
装着感が軽く、長時間使用しても耳が疲れにくいのが特徴です。
周囲の音も聞こえ、同船者とも会話できるので私はこのオープンイヤー型を最終的に選び、この中でメーカーや機種を絞り込んでいきました。
オープンイヤー型の特徴と釣りでのメリット
オープンイヤー型イヤホンは、釣りをする上で多くのメリットがあります。私が釣りで実際に使っていて感じるメリットを以下で詳しく見ていきましょう。
周囲の音が聞こえる安全性
釣りは自然の中で行うアクティビティです。周囲の音を聞き取ることは、安全面で非常に重要です。
じゃー、イヤホンなんてするなよ、と声なき声が聞こえてきそうですが、そこは安全性と快適性とのバランスを考えながら、音楽も聞いちゃいたいと欲張りな感じでいきたいと思います(笑)
私の場合、船釣りが多いのですが、オープンイヤー型イヤホンを使用することで、船長のアナウンスや周りの話し声も聞こえます。
これらの情報には水深や魚がいるレンジ、ヒットコール、ヒットルアー、アクションなど釣果に繋がる情報もたくさん含まれています。
もしカナル型イヤホンで完全に耳をふさいでしまうと釣果に繋がる情報が入ってこなくなるので釣り人にとってはかなりの痛手だと思います。
オープンイヤー型イヤホンなら、音楽を楽しみながらも、常に周囲の状況を把握することができるのです。
長時間の装着でも快適
釣りは長時間に及ぶことが多いアクティビティです。
そのため、イヤホンも長時間装着しても快適であることが求められます。
オープンイヤー型イヤホンは、耳穴を塞がない設計のため、長時間使用しても耳への負担が少なく、快適に使用できます。
従来のカナル型やインナーイヤー型イヤホンでは、長時間の使用で耳の疲れや痛みを感じることがありましたが、オープンイヤー型ではそのような問題が大幅に軽減されます。
朝まずめから夕まずめまで、一日中釣りを楽しむ際も、快適にイヤホンを使用し続けることができるのです。
耳の蒸れを防止
釣りは屋外で行うアクティビティのため、特に夏場は暑さや湿気との戦いになることもあります。
従来のイヤホンでは、耳を完全に塞ぐことで蒸れやすく、不快感を感じることがありました。
オープンイヤー型イヤホンは、耳穴を塞がない設計のため、耳の蒸れを効果的に防止します。
これにより、暑い日でも快適に使用することができ、長時間の釣りでもストレスなくイヤホンを装着し続けることができます。また、耳の蒸れを防ぐことで、耳の中も清潔に保たれます。
OpenFit Airのインプレ!釣り人のための最強オープンイヤーイヤホン
ここからは、私も愛用しているオープンイヤー型イヤホンの中でも、特に釣り人におすすめのShokzのOpenFit Airについて詳しくレビューしてきます。
音楽を聴いて集中力を持続できる
私が良くやっているジギングやサワラキャスティングはジグを海底に落としてはしゃくってくる、ミノーを投げては巻いてくるといった単調な動作の連続です。
そんな中でずーっと釣れ続けているというわけではなく、時合いの時にバタバタっと釣れます。
なので、その時合いが来るまで結構我慢の時間帯が多く、あまりに時合いが来ないと集中力が切れそうになることもあります。
そんな時に音楽でも聴いて気分転換できれば、集中力も途切れないのでは?と思ったのがきっかけでした。
自分の好きなアーティストの音楽やジャンルを聞くことで気分も上がり、疲れも和らぎます。
実際に私自身、大好きなサザンの曲を聴きながら釣りをすることで集中力が切れずに釣りができていると実感しています♪
IP54の防水性能
IP54というと、ランク5の防塵性能とランク4の防水性能を持っていることになります。
防塵の5は上から2番目のランクで、完全な防塵ではないが、粉塵が機器に有害な量侵入しないレベルの防護があることを意味します。
つまり、一定量の塵や小さな固形物は入るかもしれませんが、通常の使用では機器に影響を与えません。
で、おそらく釣り人が一番気にするのが防水性能かと。
OpenFit Airの防水ランク4というのは、雨や波しぶきなどあらゆる方向からの水の飛まつによって機器が影響を受けないレベルです。
また、汗にも強いため、夏場の汗でも壊れる事はないです。
最悪、船に乗っていて波をかぶることを想定したときにも大丈夫だと判断しました。
ただし、完全防水ではないため、水中への落下には注意が必要です。
装着したことを忘れるほど軽い
OpenFit Airは片耳で約8.7gということで、ほとんど付けている感じがしないほどの軽さです。
たまに家でもつけていますが、つけていたことを忘れてしまうことも多々あります。
ちなみにAppleのAirPods Pri2だと重さは5.3gということで、更に軽いですが、やはり耳をふさいでしまうというのが釣りではデメリットに感じました。
高音質と周囲音の両立
OpenFit Airの最大の特長は、高音質と周囲音の聞き取りやすさを両立していることです。
独自の音響技術により、クリアで臨場感のある音質を実現しながら、同時に周囲の音もしっかりと聞こえるようになっています。
これにより、釣りの合間に好きな音楽を高音質で楽しみながら、釣り仲間との会話や船長からのアナウンスもイヤホンを外すことなくスムーズに行えるため、コミュニケーションを取りやすいのも大きなメリットです。
バッテリー持続時間
釣りは長時間に及ぶことが多いため、イヤホンのバッテリー持続時間も重要な要素です。
OpenFit Airは、一回の充電で最大6時間の連続使用が可能です。さらに、充電ケースを使用することで、合計28時間まで使用時間を延長できます。
これにより、一日中の釣りでも、バッテリー切れを心配することなく使用することができます。
また、急速充電機能も搭載されているため、最悪モバイルバッテリーからの短時間の充電でも十分な使用時間を確保できるのも魅力的です。
激しい動きでも外れることはない
ジギングやキャスティングはルアーやジグにアクションを与える際、体を激しく動かしますし、魚がかかった時のファイトでも結構動き回ることがあります。
今のところ、こういった動きの中でOpenFit Airが外れてしまったことはありません。
個人的にはランニング時も良く使用しますが、こういった動きにも外れることはないです。
買う前は外れて海の中に落としてしまうことを心配していましたが、全く大丈夫でした。
サングラスや眼鏡をしても大丈夫
OpenFit Airは耳に引っ掛けるタイプなのでサングラスや眼鏡と干渉してしまうのでは?と思う方もいらっしゃると思います。
大丈夫です。
私も普段、釣りをするときは以下の写真の様な偏光グラスをしていますが、どちらも全く問題なく使えてます。
フェイスガードやカバーをしても大丈夫
夏場、日焼け対策としてフェイスガードやカバーをして釣りをする人も多いと思います。
そうすると、耳もすっぽりとフェイスガードやカバーに隠れるので、OpenFit Airがガードの生地と擦れて誤作動することもありました。
例えば、OpenFit Airがプレスアンドホールドされていると勘違いして音量を下げてしまうなど。
ここも解決方法があります。
OpenFit Airには設定でプレスアンドホールドを無効にすることができるので、これで誤操作されなくなります。
OpenFit Air以外にもおすすめなイヤホン3選
今までOpenFit Airについてご紹介してきましたが、最後に選択肢を広げる意味でそれ以外にも3つほどご紹介しようと思います。
どれも私が購入検討時に最後まで候補として残っていたものになります。
Shokz OpenFit
Shokz OpenFitは、上でご紹介してきたOpenFit Airの上位機種に当たります。
上位機種であるOpenFitは、さらに快適性と音質に優れた性能を備えています。
より高い音質を提供し、装着感も柔軟で重さも片耳で8.3gとOpenFit Airよりも若干軽量なため、長時間の使用でも快適さが持続します。
連続再生時間もOpenFit Airより1時間ながい7時間となっています。防塵防水性能は、IP54とOpenFit Airと同じです。
お金に余裕がある場合は、この上位機種のOpenFitが良いと思います。
OpenFit | |
メーカー希望価格 | 26,800円(税込) |
連続再生時間 | 最大7時間 |
充電時間 | 1時間(イヤホン)、2時間(ケース) |
重さ | 8.3g |
防水性能 | IP54 |
Bose (ボーズ) 「Ultra Open Earbuds」
Bose Ultra Open Earbudsは、耳を塞がないイヤーカフ型のデザインを採用した革新的なイヤホンで、周囲の音を確認しながら豊かなサウンドを楽しむことができます。
正直これも良いなと迷った機種です。再生時間も7時間ですし、IPX4の防水性能もあるのでスペックとしては十分だと思いました。
若干、価格が高めだったのと近場の家電量販店で視聴ができなかったので、候補から外しました。
視聴して良かったらこちらにしていたかもしれません。
Ultra Open Earbuds | |
メーカー希望価格 | 36,300円(税込) |
連続再生時間 | 最大7時間 |
充電時間 | 1時間(イヤホン)、3時間(ケース) |
重さ | 6.5g |
防水性能 | IP4 |
ambie AM-TW02
こちらもイヤーカフ型のイヤホンで、気になっていました。
Bose Ultra Open Earbudsに比べ防水性能が高いのと、価格が安いので惹かれていましたが、Bose Ultra Open Earbudsと同様に視聴することができなかったので候補から外れました。
ambie AM-TW02 | |
メーカー希望価格 | 19,800円(税込) |
連続再生時間 | 最大6時間 |
充電時間 | 5分の充電で1時間再生 |
重さ | 4.4g |
防水性能 | IP5 |
まとめ:釣りを楽しく安全に楽しむためのオープンイヤーイヤホン選び
今回ご紹介したオープンイヤー型イヤホンは、その特性上、釣りでの使用に適しています。自分のニーズや予算に合わせて選ぶことで、より快適な釣り体験を実現できると思います。
オープンイヤー型イヤホンを選ぶ際は、以下の点に注目することをおすすめします。
- 音質と周囲音のバランス:高音質を維持しながら、周囲の音もしっかりと聞こえることが重要です。
- 防水性能:釣りは水辺のアクティビティのため、少なくともIPX4以上の防水性能があることが望ましいです。
- バッテリー持続時間:一日中の釣りにも対応できる長時間のバッテリー持続時間が必要です。
- 装着感と安定性:長時間の使用でも快適で、激しい動きにも外れにくい設計が重要です。
- 操作性:濡れた手でも操作しやすいボタンやタッチ操作が便利です。
- 価格:自分の予算に合ったものを選びましょう。高価なものが必ずしも最適とは限りません。
最後に今回ご紹介した全てのイヤホンのスペックを比較しておきましょう。
OpenFit Air | OpenFit | Ultra Open Earbuds | ambie AM-TW02 | |
メーカー希望価格 | 19,880円(税込) | 26,800円(税込) | 36,300円(税込) | 19,800円(税込) |
連続再生時間 | 最大6時間 | 最大7時間 | 最大7時間 | 最大6時間 |
充電時間 | 1時間(イヤホン)、2時間(ケース) | 1時間(イヤホン)、2時間(ケース) | 1時間(イヤホン)、3時間(ケース) | 5分の充電で1時間再生 |
重さ | 8.7g | 8.3g | 6.5g | 4.4g |
防水性能 | IP54 | IP54 | IP4 | IP5 |
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