皆さんはゴムボートにどれぐらいタックルを載せて釣りをしていますか?
陽が昇る前から早起きして準備をし、現地で重たいゴムボートを準備しても、最終的にボウズでは精神が持ちません。家に帰って奥さんに怒られます。
というわけで今回は、「ゴムボート釣行時にボウズにならない、バランスの良いタックルの組み合わせ」という視点から、おすすめのタックルを5つご紹介します。
わたしはこの5つの中から、なるべく色んな釣り方ができるように3つのタックルを選んで状況に応じて使い分けることで、どうにか釣果をあげています。
なお、ハイスペックなもの=オススメとならないよう、入門モデルから上級モデルまで網羅しつつご紹介いたします。
2馬力ゴムボート釣りのタックルのおすすめ
青物狙いのジギングタックル
やはりオフショアで釣りをする上でヒラマサ・ブリ・カンパチといった大型青物は一番のターゲットになるはずです。
ジギングは100g以上のジグを目の前に落とし、基本的には海面から海底までの縦型にしゃくっていく釣りになるため、遠投する為のロッドの長さやスピニングリールは必要ありません。
よって、
- 短く強い6ft前後のロッド
- スピニングよりも巻上げ力が強いベイトリール
- ラインはPE3号×フロロカーボンの12~14号
こんなバランスのタックルを使用していれば、80cm以上の青物でも不安なくやりとりできます。
メインとなるタックルかつパワーファイトして酷使する頻度が高い為、リールは良いものを使用したいですね。
ロッド・リールの組み合わせ例
メジャークラフト クロステージ CRXJ-B58/5
SHIMANO オシアコンクエスト 300HG
タイや根魚狙いのタイラバタックル
ジギングやキャスティングをずっとしているとどうしても腕が疲れてしまいますよね。
それにどうにもジグに食ってくれない、そんな時もあるはずです。
逆に青物大量!そろそろ白身魚が欲しいなぁなんて嬉しい状況もあります。
そんな時はのんびりゆっくり、体に負担のないタイラバでアコウや真鯛を狙いましょう。
タイラバは「魚を針に乗せる」ような釣りとなります。
硬いロッドでは魚をはじいてしまいフッキングしにくく、特に真鯛は合わせ方が少し繊細な釣り方になるため、タイラバ専用の柔軟性の高いタックルを準備したほうが良いです。
ボトム付近をねちねちと攻めることが多いため、ここでも棚の取りやすいベイトリールが活躍します。
- タイラバ専用の柔軟なロッド(7ft前後)
- ボトム着底を繊細に感じとれる専用ベイトリール(カウンター付き)
- ラインはPE0.8~1.2号×フロロカーボン4号前後
他のタックルを流用せず、ロッド・リール共に必ず専用モデルで揃えたほうが良いです。
筆者はダイワの紅牙セットを使用。ピンク色のカラーが真鯛を連想させ、安価ながら所有欲を満たしてくれるセットです。
ロッド・リールの組み合わせ例
DAIWA 紅牙X 69MHB-S
DAIWA 紅牙X ICカウンター付き
ナブラ発生時のキャスティングタックル
大量の海鳥が集まって、表層でナブラが発生している!
釣りをしていて最もワクワクする瞬間かもしれませんね。
表層のターゲットを狙うときはナブラから離れた位置から遠投し、アクションさせて誘うといった釣り方になります。
超大型のヒラマサやシイラ、マグロを相手にすることがあるため、最も大きなタックルが必要となります。
- ボート上からキャストできる長さのロッド(7.5ft前後)
- 大型のスピニングリール(SHIMANO-10000番以上)
- ラインはPE6号以上、リーダーはフロロカーボン16号以上あると安心です。
全てにおいて強靭な装備が求められます。筆者はシマノの8000番リールに4号PEを巻いていましたが、簡単に切られてしまった経験があります。
メーカーの中で最大最高級のリールを使ってもいいかもしれませんね。
目の前でナブラが湧いているのに無視してボトムを攻める理由はありません。
しかし、夢は大きい分、性質上一番お金がかかるジャンルです。。。
ロッド・リールの組み合わせ例
SHIMANO グラップラータイプC S77MH
SHIMANO ツインパワーSW 10000HG
マイクロベイトの時のSLJタックル
大きなジグには見向きもしてくれない・・・マイクロベイトパターン。(筆者が一番苦手とする状況です)そんなときは60g以下の小さなジグで勝負したくなります。
イメージとしては①~②で挙げたジギングとタイラバの中間を攻めるような釣り方になります。小型~中型青物、根魚、真鯛、ヒラメ・・・なんでも釣れます。
- 遠投は必要ないので6ft前後のSLJロッド
- リールはスピニング・ベイトリールどちらでもOK
- ラインはPE1号、フロロカーボン4号前後がオススメ
筆者の経験上、重要なのはラインです。太すぎると軽いルアーが潮に流されて上手くアクションできず、細すぎると不意の大物に切られてしまいます。
ロッド・リールの組み合わせ例
SHIMANO グラップラータイプLJ S66-0
SHIMANO アルテグラ21 5000XG
ルアーじゃダメな時の最終手段 テンヤ、泳がせ用タックル
もうどうにもこうにも釣れない。本物に頼りたい!
何度も釣りに出ていると、そんな絶望的な状況もありますよね。
そんなときのために筆者はタイラバタックルやSLJタックルにテンヤを装着し冷凍エビを付けて落とします。
外道な手段かもしれませんが、本物のエサには勝てません。
私は専用道具は準備せず、タックルを流用します。ボウズだけはこれで回避。
オススメテンヤ
ハヤブサ(Hayabusa) 無双真鯛 貫撃遊動テンヤ SE105 15号 14-12 2 オレキンホロ
ハヤブサ(Hayabusa) SE102 無双真鯛 貫撃テンヤTG エビズレン仕様 12号 #4 UCキンキングロー
ベイトは大量!なのにルアーには見向きもしてくれない!なんで!?
意外と皆さん経験あるのでは?そんな時はもうそのベイトに頼っちゃいましょう。
ジギングロッドのリーダーから先を泳がせ(ノマセ)釣りの仕掛けに変更し、のんびりサンドイッチでも食べながら泳がせ釣りにシフトします。
釣れないときは手段を選んじゃダメです。釣ってナンボです。
オススメ泳がせ仕掛け
がまかつ(Gamakatsu) 大物泳ガセ仕掛 FD156 13号-ハリス10
まとめ
いかがでしたでしょうか?
釣ったヤツの勝ち、釣ってナンボとは言いますが、ボウズが続くとそれが身に沁みます。
せっかくゴムボートで海へ出たのなら、どんな手段を使ってでも釣りましょう!
美味しい魚が釣れたら家族も喜びますよ♪
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