リールの番手の違いってなんだろう?
オフショアジギングを始めたいけどリールの番手はどのくらいがよいの?
オフショアジギング初心者がリールの購入を検討した際、リールの「番手」の基準がわからず、「リールは番手が大きいものを買っておけば間違いない」と安易に考える事があります。
ですが、ジギングはリールの負荷が大きな釣りゆえにリール選びによって釣りの快適さが大きく異なります。
快適な釣りの為には、自分のジギングスタイルに合った番手のリールを購入する必要があります。
この記事では、オフショアジギング初心者のあなたがリールの購入を検討した際に、スピニングやベイトリールごとの番手の選び方とシマノ・ダイワでの番手の違いについてお伝えします。
本記事で番手について学んで頂いた後に、実際にどんなリールがおすすめなのか?ということになると思います。
そういった場合は以下の記事シマノとダイワをメインにベイト、スピンニングリールをご紹介していますので参考にしていただければと思います。
オフショアジギング用リールの「番手」とは?
リールを選ぶ基準としてよく「番手」という言葉を耳にします。
しかし、番手というものはメーカーによって若干規格が異なり、各社独自の規格のなかで開発をしている為、統一はされていません。
この番手の違いこそが、リール選びの際の悩みの元でもあります。
番手=大きさと考えた際、各メーカー毎に大きさが違うと選ぶ基準がよくわかりませんよね。
ですが、実はリールの番手とはリールの大きさではなく「リールにどれだけのラインを巻けるか」によって番手が振り分けられているのです。
リールの製品名には数字が書かれていますが、この数字こそが番手になります。
どのような釣りをしたいのか、その為にはどのくらいの量のラインが必要なのかがわかれば番手を選ぶことが容易になります。
オフショアジギング用ベイトリールの番手の選び方
ベイトリールは水深やターゲットによって番手を決めます。
ベイトリールはスピニングリールのようにターゲットによって番手が用意されていません。
近海と言われる水深100m程度の浅いポイントやブリクラスの魚をターゲットとする場合はPEライン2〜3号が200m〜300m巻けるサイズにします。
日本では近海でジギングを楽しむ人が多いと思います。
水深300m以上や大型魚がターゲットの場合はPEライン3号が400m巻けるものを選びます。
水深だけではなく潮に流されたり魚に引っ張られたりする事を考慮し、水深2~3程度のラインを巻けるサイズを目安とします。
このようなラインキャパにあったオフショアジギング用ベイトリールを選びます。
「シマノ」のベイトリールのおすすめ番手
シマノのベイトリールを選ぶ際の番手はグラップラーやオシアコンクエスト、スコーピオンMDクラスでは300番、オシアジガーでは1500番がお勧めです。
水深100m程度の浅いポイントでの青物狙いには、軽さ、パワー、巻き感度において最適の番手になります。
品名 | 番手 | PE糸巻量 |
グラップラー | 300 | 2号‐380m 3号-250m |
オシアコンクエスト | 300 | 2号‐380m 3号-240m |
スコーピオンMD | 300 | 2号‐350m 3号-240m |
オシアジガー | 1500 | 2号‐500m 3号-320m |
「ダイワ」のベイトリールのおすすめ番手
ダイワのベイトリールはソルティガ、キャタリナクラスだと15番、タトゥーラだと300番がお勧めです。
品名 | 番手 | PE糸巻量 |
キャタリナ | 15 | 2号‐500m 3号-400m |
ソルティガ | 15 | 2号‐500m 3号-300m |
タトゥーラ | 300 | 2号‐400m 3号-285m |
オフショアジギング用スピニングリールの番手の選び方
スピニングリールでは、各魚種ごとに適切な番手が用意されています。
水深100m以下のポイントでブリクラスまでを狙う釣りのリールサイズは、シマノだと5000〜6000番、ダイワだと3000/LT5000〜4000/LT6000番が最適です。
2〜3号程度のPEラインを200〜300m巻いて使用します。
「シマノ」のスピニングリールおすすめ番手
以下はシマノのスピニングリールの番手別糸巻量です。
これを見ると、5000番、6000番クラスが近海の水深100m以下では適しているのが分かるでしょう。
番手 | PE糸巻量 | ターゲット |
4000 | 1号‐500m 1.5号-320m 2号-210m | マダイ・タチウオ・シーバス |
5000 | 2号‐350m 3号-240m | ワラサ・マダイ・タチウオ・シーバス |
6000 | 2号‐440m 3号-300m | ブリ・サワラ |
8000 | 3号‐410m 4号-300m 5号-250m | マグロ・ヒラマサ |
10000 | 4号‐400m 5号-300m 6号-250m | キハダ・ヒラマサ |
14000 | 6号‐300m 8号-200m 10号-165m | 大型ヒラマサ・大型マグロ |
では具体的にオフショアジギングに良く使われるシマノのスピニングリール代表格であるツインパワー、ステラの5000番の糸巻き量を見てみましょう。
水深100m程度の浅いポイントでの青物狙いはもちろん、様々な釣法にチャレンジできる番手になります。
品名 | 番手 | PE糸巻量 |
ツインパワー | 5000 | 2号‐300m 3号-190m |
ステラ | 5000 | 2号‐300m 3号-200m |
「ダイワ」のスピニングリールおすすめ番手
続いてダイワのスピニングリールの番手別糸巻き量です。
これを見ると、ダイワだと3000/LT5000〜4000/LT6000番クラスが近海の水深100m以下では適しているのが分かるでしょう。
番手 | PE糸巻量 | ターゲット |
LT4000 | 2号‐300m | マダイ・タチウオ・シーバス |
3000/LT5000 | 2.5号‐300m | ワラサ・マダイ・タチウオ・シーバス |
4000/LT6000 | 3号‐300m | ブリ・サワラ |
8000 | 3号‐400m 4号‐300m | マグロ・ヒラマサ |
10000 | 4号‐400m 5号‐300m | キハダ・ヒラマサ |
14000 | 5号‐400m 4号‐300m | 大型ヒラマサ・大型マグロ |
具体的にオフショアジギングに良く使われるダイワのスピニングリール代表格のキャタリナやブラストの番手は以下です。
品名 | 番手 | PE糸巻量 |
キャタリナ | 3500 | 2号‐300m 3号-210m |
ブラスト | LT5000 | 2号‐300m 3号-210m |
まとめ
いかがでしたでしょうか?オフショアジギングのリールの番手に関してお伝えしました。
リール選びで必要なのは、番手のサイズにとらわれずに「どんな釣りをしたいのか」「そのためにはどれくらいラインを巻けないといけないのか」となります。
番手の大きい方がパワーもあり飛距離もでます。
ですが、番手を大きくする事でタックルの総重量が重くなると感度は確実に下がります。
この記事でお伝えした番手を参考にし、色々な釣りを経験し、自分のスタイルに合ったリールを見つけるのも釣りの楽しみの一つです。
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