丹後ジギングといえば丹後ジャークで有名ですが、一年を通して青物が釣れる事で有名です。
若狭湾の綺麗な海でめちゃめちゃ青物や真鯛が釣れるんですから釣人を魅了して止まないというのも納得です。
この丹後の伊根湾から出船するジギング船に「まるいち丸」という船があります。
伊根湾と言えば「伊根の舟屋」と呼ばれるほど有名で、海沿いに家が並び、そこに船が停まっている風景は日本の漁師と町と言うのに相応しい風情のある景色です。
舟屋の宿もあり、宿の一階から船が出船するという釣り人の心をくすぐる景色ですよね。
なんなら宿の窓から投げ釣りしたくなる感じです。
今回はそんな京都の伊根湾から出船する「まるいち丸」の評判についてご紹介します。
京都の丹後ジギング船「まるいち丸」の評判・口コミ
まるいち丸の基本情報(料金、予約方法、出船場所など)
まずはまるいち丸の基本情報から見ていきましょう。
釣り物は以下の4種類で、それぞれ料金や時間が違います。
ジギングやタイラバは高め?と思ったかもしれませんが、釣行時間が8時間なので、妥当かなと思います。
5月は青物ジギングとタイラバの両方行くので、料金はジギングのものになります。
釣り物 | シーズン | 時間 | 乗合 | チャーター |
ジギング | 11~5月 | 8時間 | 平日:13000円 土日祝:14000円 |
平日:91000円 土日祝:98000円 |
タイラバ | 6~9月 | 8時間 | 平日:11000円 土日祝:12000円 |
平日:77000円 土日祝:84000円 |
ティップラン | 9月~11月 | 4時間 | 平日:7000円 土日祝:7500円 |
平日:49000円 土日祝:52500円 |
イカメタル | 6~9月 | 6時間 | 平日:11000円 土日祝:12000円 |
平日:77000円 土日祝:84000円 |
船は全体的に綺麗で、まだそんなに年数が経っていないように思えます。
定員はジギングで8名ですが、乗ろうと思えば10名ぐらいはいけそうなぐらいの大きさです。
個人のタックルボックスは持ち込みNGで代わりに船に以下の備え付けのタックルボックスが後方に2つあります。
そこに氷がぎっしり入っていて皆で共用します。
誰が釣った魚か分かるように、乗船名簿を書く際に各自のタグの色(結束バンドの色)が決められ、そのタグを魚に付けるので、自分が釣った魚が分からなくなることはありません。
釣れた魚は、船長が血抜きして、タグを付けてクーラーボックスに入れてくれるので、クーラーボックス持ち込みNGであっても苦になりません。
まるいち丸の予約方法
まるいち丸の予約方法は、船長に電話かLINEになります。
スマホの通話料金ってバカ高いので、LINEでの予約は助かりますね。
というか、釣り船もお客さんファーストを考えると、そうするべきだと思います。
私はLINEで予約することが多いですが、すごくレスポンスが早いというわけではないですが、返信に1日見ておけば問題ないでしょう。
まるいち丸は、人気の丹後ジギング船なので、予約が取りづらいです。
予定が決まったら早めに予約するようにしましょう。
まるいち丸のレンタルタックル
まるいち丸のサービスの売りの一つがレンタルタックルだと思います。
ジギングはスピニングタックル、タイラバはベイトタックルという感じで釣り方に合わせてタックルも準備されています。
これは丹後ジギングは丹後ジャークという独特なアクションをするために、ジギングではスピニングが一般的で、タイラバは、どこでもベイトが多いので、これらに合わせているということですね。
まるいち丸のレンタルタックルが充実しているのも、船長が旅行のついでに釣りもしていってほしいという、手ぶらで来ても充実した船釣りができるようにとの思いからだそうです。
これも舟屋の宿をやっている釣り船だからこその心意気ですね。
レンタル料金は3000円です。
因みに、まるいち丸のブログを見ているとレンタルタックルの人だけが釣れるといった状況もあるようなので、旅行ついでで釣りに行く場合は、無理して自分のタックルを持ってこずにレンタルしてしまうのも良いでしょう。
まるいち丸の製氷機サービス
個人的にうれしいサービスが製氷機サービスです。
これは、まるいち丸の船乗り場に製氷機がおいてあり、帰着後に各自のクーラーボックスに好きなだけ氷を入れて、新鮮な状態で魚を持ち換えることができます。
私のように家から丹後まで遠い人にとっては氷は重要なポイントです。
青物のクーラーボックスってバカでかいので、家から氷を持っていこうとすると、どれだけペットボトルを凍らせないといけないんだ!と毎回準備が大変なので、これは助かるサービスです。
タックルをその場で洗える洗浄・乾燥サービス
釣りから帰着後は、まるいち丸の船乗り場に備え付けられているスタンドにロッドを立て、以下のようにシャワーでタックルを水洗いできます。
それだけじゃないんです。
これまた備え付けのブロワーを使って水滴を飛ばすことができます。
これでタックルを車に載せても車内に水滴が垂れないのでうれしいですよね。
家に帰るころには夜遅くになっていることを考えると、釣り場でタックルを洗えてしまうのは、うれしいところ。
こういったきめ細かなサービスが人気の秘訣なんでしょう。
魚買取サービス
いやー、こういうサービス斬新ですよね!
確かに釣れすぎて、食べきれない場合、釣った魚を買い取ってくれると、魚を無駄にしたり、さばく時間を節約できるのでグッドアイデアだと思います。
丹後ジギングは、当たれば青物が1日で2桁なんていうのは良く聞く話しで、それを家に帰ってさばくとなると、体力的にもキツイですし、確実に次の日になってしまいますよね。
買取対象の魚は、鰤、メジロ、ハマチ、真鯛、甘鯛、ケンサキイカ、アオリイカなどで、買取金額は相場によって変わってくるので、後日返金という形のようです。
ファーストヒット賞割引サービス
これ、私もまぐれでサービスしてもらったことがあるのですが、当日に1番最初に本命の魚を釣った人は、料金が1000円割引になります。
帰着後の支払いの際に、1000円割り引いてくれますよ。
まるいち丸の出船は丹後半島の伊根湾からで駐車場は少し狭い
まるいち丸の出船は丹後半島の伊根湾からです。
私の知る限り駐車場は以下の赤枠部で意外と狭いです。
全部で乗用車4,5台分ぐらいかと。なので、基本は車に乗合で行った方が良いです。
もしかすると他の駐車場があるかもなので、予約時に聞いてみると良いですよ。
まるいち丸はブリのキャスティングも楽しめる
丹後では鳥山ができ、ボイルし始めるとキャスティングにもチャンスがでてきます。
なのでキャスティングタックルも持っていくと幅広く楽しめますよ。
おすすめのルアーはラピードなどのフローティングペンシルで、水面からブリがルアーにアタックするのは迫力があります。
私が釣行した際も、鳥山ができると常連さんや船長までもブリキャスティングを始めたので釣果の期待は大です。
まるいち丸の狙う魚と最新釣果
まるいち丸で狙う魚は釣り方別に言うと以下のような感じです。
ジギング | ブリ、ハマチ、ヒラマサ、真鯛 |
タイラバ | 真鯛、甘鯛、レンコ鯛、アラ、うっかりカサゴ |
ティップラン | アオリイカ、コウイカ |
イカメタル | ケンサキイカ(マイカ) |
釣果も船長がブログに挙げてくれていますので、参考になると思います。
おすすめのジグやタイラバなども書いてあります。
過去の釣果も見ることができるのですが、欲を言えばブログ内をキーワード検索できると欲しい情報にたどり着きやすいので改善してほしいなーなんて思っています。
釣った魚をさばいてくれる釣人の駅
出典:釣人の駅
このサービス、愛知県にも欲しい!
まるいち丸から下道で車で30分ぐらいのところに釣人の家というのがあります。
ここで、釣った魚をさばいてもらったり、釣った魚を売ることも可能です。
私も使ったことがありまして、2匹の真鯛の下処理だけしてもらい770円でした。
下処理は、ウロコ取り、内臓除去、真鯛の場合は白子や卵も分けてくれます。
もちろん、追加料金を払って3枚におろしてもらうことも可能です。
この近辺で釣をした人は結構使うサービスなので、混んでいる可能性はありますが、混んでいなければ10分ぐらいで下処理完了です。
ほとんどの人が帰る方向で高速道路に乗る直前の与謝天橋立ICのそばという好立地なので、帰りがけにちょうど良いです。
帰ってから下処理だけするのも体力的にきつい時がありますので。
釣人の駅の料金表やサービス内容は以下のホームページを参考にしてください。
丹後ジギング・タイラバのおすすめタックル
丹後ジギングのタックル
丹後ジギングは、独特の丹後ジャークというしゃくり方があり、最初に高速巻きがあるので、それを考えてもスピニングタックルの方がやり易いです。
皆さん、スピニングを使われている方が多いです。
この辺りがベイトタックル中心の伊勢湾でのスロージギングとは違うところです。
とはいえ、ジギングと言えばベイトタックルを持っている人が多いと思うので、スピニングをメインに使い、ベイトタックルを予備に持っていくのはありです。
ラインは、PE2号、リーダー10号ぐらいが標準的ですね。
丹後タイラバのタックル
丹後でもタイラバはベイトタックル中心です。
私は伊勢湾タイラバのタックルで問題なく65cmまでの真鯛を釣り上げました。
その時のラインはPE0.8号、リーダー7号ぐらいでしたが、PEラインは1~1.2号でも良いと思います。
舟屋の宿 まるいち
まるいち丸には船乗り場の真上に「まるいち」という宿があります。
船乗り場の真上?と思われたかもしれませんが、そうです、これが舟屋の宿と呼ばれる、伊根独特の宿スタイルです。
以下のように船着き場の二階が宿になっているんです。
やろうと思えば部屋から投げ釣りできる感じです!
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部屋が1部屋しかないので、1日1組限定です。
ジギングは朝が早いので、宿に前泊なんていうのも贅沢で良いですよね。
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