釣りを仕事に出来たら毎日が楽しくなると思いませんか?
例えば釣具店で働くことをイメージしてみて下さい。
自分の好きな釣りにあふれた仕事ライフを送ることができます!
接客も品出しも全てが釣り!
この記事では、元釣具店員の筆者が、自身の経験を元に釣具店で働くために知っておいた方がいいポイントや面接時の注意、釣具店の裏話などをまとめました!
正社員、アルバイト、パート等いろいろですがどの働き方でも参考になるはずです。
今回は愛知県の釣具店で働くことを想定して解説していきます!
愛知県の釣具店業界の概要
釣り環境について
愛知県周辺には伊勢湾の奥に位置する名古屋港やファミリーフィッシングに最適な新舞子マリンパークやりんくう釣り護岸、他にもいくつもの漁港があります。
もちろん船に乗ってオフショアでの釣りも盛んです。
日本海や近畿エリアにもアクセスしやすく様々な釣りを経験できます。
また、トラウト関係の管理釣り場もあったりと沢山の釣り場が有ります。
主な大型釣具店
イシグロ、フィッシング遊、かめや、など全国各地に展開する釣具店や愛知県に本社がある天狗堂などが愛知県の大型釣具店として挙げられます。
釣具店で働く魅力やキャリアアップ
メリット
会話が好きな釣りに囲まれている
お客さまとの接客はもちろんですが職場スタッフとの会話等、業務に関わる全てのことが釣りにつながる内容です。
同じ好きを共有し続ける時間が仕事になり、お金をいただけるなんて楽しいに決まっています。
釣り仲間が増える
お客さまと仲良くなると「一緒に釣りに行こう!」なんて良くある話です。
身近に釣りする人が居ない方も釣具店で働くと幅広い交友関係を築き上げれます。
他のスタッフと仕事終わりに釣りへ行って店舗で流す動画撮影をしたりもします。
例えば私の場合、近隣の釣り場の紹介としてリバーシーバスやアジングの基本的なアクションやルアーの選択方法などを動画撮影し、YouTubeで発信したり、店頭で流していました。
スタッフは釣行時に動画撮影を出来るだけしてくるように言われていました。
毎日新鮮な情報が入ってくる
釣り人は基本的に自分の釣果を話したがります(笑)
お客さまとの会話から自然に「先週はここで魚が釣れて・・・」等、常に新鮮な情報が入ってきます。
逆に情報が無い場合は自ら釣りに行ってお客様へ共有することで、お客様からの信頼を得る事が出来ます。
仕事前に釣りに行くと普通の会社ならあまりいい顔をされないですが、少し眠い顔をしても他のスタッフからは「がんばっているな!」と捉えられる事もあります(笑)
釣り具購入補助があると新しい釣りにチャレンジできる
先ほどの話のように、釣りに行くことが会社としてもプラスに働くこともふまえてスタッフの釣り具購入に前向きな釣具店が多いです。
釣り具購入の補助があるおかげで色んな釣りものにチャレンジ出来て、接客可能な釣りものを増やす事で結果、スタッフが成長していきます。
ほしい釣具があるが手が届かない。
そんな悩みも軽減されることで新たな釣りにチャレンジできます。
気になるのがいくら補助があるかだと思います(笑)
私のイメージですと、どこも2割ぐらいは割引になると思います。
釣行時の費用としてガソリン代や遊漁船費用を補助として出してくれる釣具店もある様です。
釣具店員のキャリア
釣り具販売店からメーカーへ
メーカーの営業さんから「元々釣具店のスタッフだったんですよ!」という話を聞いたり、メーカーのアンバサダー(広告塔)として釣りの撮影や商品開発に変わっていく方もいます。
店舗スタッフとして現場を経験したうえで商品開発や営業に回るのもある意味ステップアップといえるかもしれません。
業界で活躍する、あのプロも元々釣具店に居た!なんて良くある話だったりします。
遊漁船開業
自身の釣り経験を活かして地域で遊漁船を開業する方もいます。
接客の技術を活かしながら、釣りのスキルもフル活用して仕事にすることができます。
辞めた釣具店とも仲良くいられればお客さんを優先的に紹介してもらえるかもしれませんね。
店舗スタッフから本部(全店統括)へ移動
全国展開している店舗の場合は本社がありそこでイベント価格や売価設定、とりまとめ注文等を行っている釣具店もあります。
例えば一年を通してSALEがあるのでその際のSALE内容の選定や問屋さんの展示会などで買付けをしてきたりします。
展示会での買い付けは全店分とりまとめて注文してくる場合があります。
店舗で売上をバリバリあげていたスタッフは本部の全店統括(各店舗担当にアドバイス)に活動の場を移していく場合もあります。
私の知り合いの先輩スタッフは、売り上げがうまく上がってない店舗に配属されて、売り上げを上げたら別の店へ動いてを繰り返した結果、本社で全店の指揮に当たるかたがいました。
実際は辞めたあとは全く違う職業へ行く場合も多いです
実際のところは家庭の事情で辞めた方や、趣味が仕事になって考え方が変わった方などは全く別の仕事をする場合もあります。
人生の中で大好きな釣りが仕事になって楽しいのは良いが、趣味でやっていきたい!と思う方もすくなくない様です。
この辺は人によるので分かりませんが、仕事に行くのが楽しい!というのは人生において一度は経験してみたら良いのではないでしょうか?
裏事情
スタッフによって説明が違う
得意な分野がそれぞれで全ての釣りを熟知しているわけではありません。
接客にマニュアルというものは有って無い様なもので地域ごと、季節ごとに適した商品を紹介するというのは、全て1人でこなすのは難しいです。
なので、各釣りものを大まかに分けて各担当を配置する釣具店が多いです。
一般的な質問は大体のスタッフが答えられますが、もっとマニアックな内容について質問したい方は「担当スタッフは居ますか?」と一度聞いてみたら良いです。
仲良くなるとマニアックな裏話を聞き出せるかもしれません(笑)
めちゃくちゃ電話業務
お客さんからの在庫の問い合わせや、修理完了の連絡、メーカーへの在庫確認など、一日中電話していたなんて日もありました。
パートさんやアルバイトの方が電話に出てくれる場合もあると思いますが、詳しい内容は正社員スタッフに回ってきますので電話対応は覚悟しておいてください。
仕事量にかなり差がある
シーズンによって釣りものは変わるので担当している釣りものが時期じゃない時は仕事が減ります。
地域によって釣りもののウエイトが変わるのでその地域の大きい売上の釣りものを担当するスタッフは成長し昇格していきやすいです。
だいたいそういったスタッフはお客さんがたくさんつくので引っ張りだこになります。
愛知県での釣具店の求人を探す方法
オンライン求人サイトの活用法
Indeedでの求人
釣具店でのレジや接客勤務が多いです。それ以外にも釣り関係では竿の製造、釣り堀のスタッフも出ていました!
求人ボックスでの求人
大手釣具店の求人情報が多く掲載されています
パートアルバイトに限らず正社員の求人もありました!
地元のネットワークを利用する
地域の釣り場清掃活動や、釣り場での雑談から求人情報を手に入れる方法もあります。
活動の管理者の方は地域の釣具店さんと良好な関係を築いているかもしれませんので、そういった活動に積極的に参加すると良いかもしれません。
釣具店員の応募準備とプロセス
応募資格と求められるスキル
ここからは釣具店求人に応募するための、具体的に必要な資格やスキル、経験について解説していきます。
釣りが好き
どの釣具店も求人情報に記載しています。
好きなことを伝える力というのは思っている以上に強いものです。
お客様に自身の経験や知識を乗せて接客する事や、やる気を求める会社が多いです。
私の周りには、釣りが上手だったり、もともとメーカー主催の大会の運営に携わっていたりしている方もいました。
また、毎日仕事前と後にシーバス釣りに行ってるスタッフがいました。
地元の釣りに詳しい
プラスアルファの要素として地域の釣りに詳しい方を求める場合も有ります。
既に地域のコミュニティに属していてお客様を集める力があると判断されれば、いい結果が出やすいと思います。
地域のコミュニティとは、例えば各地域の釣りグループや、地域で大会を行っている運営との関わりなどがある等です。
他店舗へ移動可能かどうか
全国展開の大手釣具店への正社員応募時には付き物ですので注意が必要です。※一部例外もあり。
自身が移動できる環境下にいるかはその人次第ですので、しっかりとした周囲への理解も得ておく必要があります。
履歴書・面接のコツ
効果的な履歴書の作成方法や面接時の見られているであろうポイントについてアドバイスします。
釣りへの熱意
応募資格で書いたように、好きなことを仕事としてお客さまへ伝えていったりやる気に変えて働いていける人材を釣具店は探しています。
その思いを履歴書や面接の時やにぶつけましょう。
接客できるような雰囲気
釣具店は主に接客業がメインです。
商品を並べたり修理したりと内容は多岐に渡りますが、やはりお客様相手の商売です。
スタッフの評判は釣具店自体の評判へつながるので、態度や言葉使い等がしっかりしているかは確実に見られます。
ここからは個人的な意見ですが、ホテルマンではないので堅苦しいきっちりとした言葉遣いよりも丁寧かつ親身になって話せる事は良いイメージに繋がると思います。
清潔感
大型の店舗になると老若男女全てのお客様が来店されます。
どの方にも好かれるためには清潔感がある見た目が必要です。
釣具店員で成功するための追加ヒント
業界トレンドに敏感に
新製品を自身の知識に取り入れていると接客時に即戦力になります。
自身の経験や知識を適格に伝えられるようにしてお客様の後押しが出来ることが購入に繋がるので、経験したことが有る釣りものを整理して伝えられるようにしておきましょう。
慣れてくれば釣具店スタッフ発信のトレンドが出来上がることもあります。
もうすでに思い描いている流行しそうな内容や地域の釣りの活性プランが有れば、イメージとして伝えられると、とても良い印象を持ってもらえると思います。
例えば黒鯛のルアー釣りなどもトレンドに敏感なスタッフが自身の地域で流行る!と思って入れている店舗がその地域の先駆けになっていました。
継続的な学習と成長
毎年出る新製品の知識を取り入れながら、自身の接客スキルを上げるために釣り場へ出向いたり継続的な学習と成長が必要。
好きなことだからこそ成し遂げられる事であり、しっかり取り組めば釣りの知識と経験は段違いに付いていくのでやりがいある仕事です。
私自身は個人で担当部門のインスタアカウントを作って入荷情報などを発信していました。
結果、そのアカウントを利用してお客様からの釣果情報をたくさん集めることができて、集客にはつながっていたかと思います。
あとは、よく釣りに行ってる方が努力してるイメージです。
愛知県の釣具店で働く秘訣のまとめ
釣具店で働きたいと考えている方へ実際の現場を経験した筆者が必要なポイントをまとめました。
釣りという幅広い年齢層に愛される趣味を仕事にすると沢山のお客さまと出会い、人として成長していけます。
もちろん自身の釣りのスキルアップにも繋がりますし、毎日の仕事が充実したものになる可能性があります。
一度きりの人生ですので好きなことを仕事にしてみるのはとても満足度が高く、いい経験になりますよ!
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