人気急上昇中のジャンルであるサワラキャスティング。
サワラは釣っても楽しい、食べても美味しいということで春、秋になると各地の遊漁船は予約でいっぱいです。
そんなサワラキャスティングを始めようと思っている方向けに、おすすめのロッドを紹介させて頂きます。
サワラ釣りというとミノーのキャスティングとブレードジギング(バーチカルなライトジギング含む)の2つ分けられると思いますが、ここでは特にミノーでのサワラキャスティングにおすすめのロッドを価格帯別に紹介します。
ちなみにサワラのブレードジギング用ロッドのおすすめについては以下の記事をご覧くださいませ。
更には既にお持ちのロッドでサワラキャスティングに代用できるロッドについてもご紹介します。
もしかすると既にお待ちのロッドで代用できるかもしれませんね。
各地のサワラキャスティングおすすめ遊漁船は、記事の最後でも紹介していますので是非参考にしていただければと思います。
サワラキャスティングロッドの選び方
サワラはバレやすい魚です。美味しく、高価な魚なのでしっかりとランディングまでいきたいところ。
では、ばらさないためにサワラキャスティングでどんなロッドを選べばいいのか。
まずは適したロッドの条件を確認していきましょう。
長さ
長さが7フィート前後のロッドがベストです。
乗合船など、フィールドが広くない場合の船上であっても取り回しが良いので、使い易いです。
また飛距離も稼ぎやすいので、キャスティング向きのバランスの良い長さです。
硬さ
次にロッドの硬さですが、ミディアムライト(ML)、ミディアム(M)あたりがオススメとなります。
ポイントは硬すぎるロッドを使わないことです。
サワラは遊泳速度が早い魚なのと、口切れなどするケースもあるので、あまり硬いロッドだとバレやすいです。
ある程度、しなやかさがないとガチのキャスティングロッドだとバラシを誘発してしまいます。
ルアーの重さや適合ライン
サワラキャスティングでは20g~40gほどのミノーやジグを使用する事が多いので、それに対応している事。
また適合ラインはPEで1.5~2号を良く使用しますのでそちらも対応チェックして下さい。
以上がサワラキャスティングのロッドに必要な条件となります。
これらの条件を満たした、おすすめロッドを以下で紹介致します。
サワラキャスティングのミノー用おすすめロッド15選
低価格帯(〜2万円)
オーシャングレイブ サワラOG-S75M
クレイジーオーシャンから23年に発売されたサワラキャスティング専用ロッドです。
OG-S70MLとOG-S75Mの2機種ありますが、ロングキャストしてジャーキングで狙うならOG-S75Mがおすすめです。
私も使ったことがありますが、ジャーキングが決まりやすく、またガイドも大口径なので飛距離も伸びます。
最大の魅力は価格でしょう。1万円台でこの性能ならエントリーモデルにも最適です。
ガイドの外径の実測値はトップガイドから順番に以下になります。
CCLGAT7-1.8:外径7mm:内径約4.7mm
CCKTAG7:外径7mm:内径約4.7mm
CCKTAG7:外径7mm:内径約4.7mm
CCKTAG7:外径7mm:内径約4.7mm
CCKTAG8:外径8mm:内径約5.6mm
CCKLAG12:外径12mm:内径約8.6mm
CCKLAG20:外径20mm:内径約14.6mm
CCKLAG30:外径30mm:内径約24.7mm
ジャクソン オーシャンゲート オフショア キャスティング
オフショアのキャスティング専用に開発されたロッドで、サワラキャスティングに必要な条件は全て満たしています。
キャストがしやすく飛距離が出やすいモデルです。
機種は長さやパワー毎に以下の4機種がラインナップされていますが、乗合のサワラキャスティングだと長さ的に7.5フィートまでだと思うので、上から3機種目までが適していると思います。
- JOG-700L-K LC
- JOG-702L-K OC
- JOG-705ML-K OC
- JOG-707M-K OC
パームス ベイマティック BMTS-75M+
キャスティングに特化したロッドでXカーボノロジーという工法を採用し、サワラとのファイト時にはパワーロスが少なくダイレクトにロッドの力を最大限発揮できる仕様なのでサワラキャスティングにおすすめの一本です。
私も愛用しているBMTS-75M+の詳細インプレ(実釣動画あり)は以下の記事を参考にしていただければと思います。
もし75M+だと長すぎるなという人にはパームス ベイマティック BMTS-70Mもおすすめです。
アブガルシア オーシャンフィールド サワラキャスティング
オーシャンフィールド サワラキャスティングは21年9月に発売されたサワラキャスティング専用ロッドです。
OFWS-702MLとOFWS-732MHの2機種があり、価格も1万円台と安めです。
OFWS-732MHはよりパワーがあり、シイラやカツオにも使えます。
もちろんミノーだけでなくブレードジギングにも使えますよ。
このロッドはアブガルシアのフィールドテスターが試行錯誤の末、サワラ専用に開発したキャスティングロッドになっています。
サワラの突っ込むもロッド全体がしなってくれるなどサワラをばらしにくい要素がたくさん織り込まれたロッドでおすすめです。
タナロア ボートキャスティングS76ML
タナロア ボートキャスティングS76MLは、23年春にフィッシング遊の釣具ブランド「ファンツール」から発売になりました。
私も使っていまして、サワラキャスティングのミノーのジャーキングやトゥイッチなどやりやすいです。
もちろん、ブレードジギングにも使えます。お値段も1万円台なのでこれから始める人にも嬉しい価格ですね。
ちなみにフィッシング遊とは東海エリア中心に実店舗を展開している釣具屋さんです。
タナロア ボートキャスティングS76MLの詳細インプレ(実釣動画あり)は以下の記事を参考にしていただければと思います。
中価格帯(2万〜4万円)
LEGIT DESIGN SKUAD SKS75M+ -SAWARA Minnow Special
LEGIT DESIGN社が手掛けるサワラ専用ロッドです。
このSKS75M+はサワラキャスティングでのミノー用に作られたロッドで、ロングキャストができて、更にミノーのジャーキングもできるという7フィート5インチの長さに設定されています。
私もホームの伊勢湾で使っていますが、ジャークも決まりやすいですし、ガイドも大口径なので飛距離もでます。
伊勢湾ではブリも混じるので、ロッドにパワーも必要とされますが、このロッドはパワーもあるので安心です。
レジットデザイン スクアドSKS75M+の詳細インプレ記事や実釣動画は以下を参考にしていただければと思います。
LEGIT DESIGN SKUAD SKS611M+サワラジャーキングスペシャル
更に24年8月にスクアドSKS611M+サワラジャーキングスペシャルというジャーク専用ロッドも発売されました。
東京湾や伊勢湾といった湾内のそれほど波が高くない場所で、ブローウィン、X80、ルドラといったミノーをジャークする場合に適しているとフィッシングショーで触らしてもらった時に社長さんが仰っておりました。
私も早速予約しまして手にしましたよ。
詳細のインプレは以下になります。記事内にYouTube動画もありますのでどうぞー。
ゼニス カレントライン ベイスペックTZ CBTZ-S76L
ゼニスとタナジグのコラボレーションによって開発された「カレントライン ベイスペックTZ」は、サワラや青物のキャスティングゲームに特化したロッドです。特に、伊勢湾奥から伊勢湾口でのテストを重ね、「魚をバラさないロッド」というコンセプトを実現しています。
全長7.6フィートの設計は、キャスト時の飛距離と操作性のバランスが良く、湾内や沿岸での使用に最適です。ブランクスには24tと30tのカーボンを組み合わせ、軽量かつ高感度でありながら、粘り強さも兼ね備えています。また、フロントグリップを30mm短縮し、リアグリップを延長することで、脇挟みでの操作が容易になり、長時間の釣行でも疲労を軽減します。
ガイドセッティングでは、ティップセクションのガイドを一つ追加し、バットガイドをダブルフットに変更することで、ライントラブルを防ぎつつ、強度と耐久性を向上させています。適合ルアーウェイトは15~40g、適合ラインはPE1.0~2.0号と、幅広いルアーやラインに対応可能です。
総じて、「カレントライン ベイスペックTZ」は、サワラや青物のキャスティングゲームにおいて、フッキング性能、操作性、耐久性のバランスが取れたロッドとしておすすめできます。
テンリュウ 21ベイブレイズ BBZ732S-MMH
キャスティング向けのベイブレイズシリーズで、こちらの732S-MMHモデルは強引なファイトに対応したパワフル型のロッドです。
大型のプラグを遠投する事も可能なのでで、広いエリアを探る事ができます。
23年に発売されたモデルでサワラをメインターゲットに、30~40gのミノーをメインに使う場合に適した設定になっています。
テイルウォーク スプリント スティック
テイルウォーク スプリント スティックはオフショアキャスティング専用のロッドで、トラブルが少なく耐衝撃性に優れたこちらのモデルは入門としても安心で使いやすいロッドです。
全部で9機種ラインナップされていますが、サワラキャスティングだと70Lか70MLのどちらかが良いと思います。
高価格帯(4万円以上)
メガバスCookai Gulf CKG-77MS
23年秋に発売されたメガバスCookai Gulf CKG-77MS。
サブネームがSAWARA SPECIAL for JERKINGというほどサワラキャスティングでのミノーのトゥイッチやジャークをやりやすいように考えられたロッドです。
リールシートやグリップはジャーキングしやすいように人間工学も考えられた形状になっていて、専用のジャーキングハンドルとなっています。
メガバスと言えばデストロイヤーが有名ですが、そこで確立された技術が織り込まれた空海ガルフシリーズです。
ワールドシャウラ2703R-2
あの村田基さんも以下のように評価しているのがワールドシャウラ2703R-2です。
ワールドシャウラには色んな番手があるので賛否両論あるとは思いますが、テスターの方のコメントは重みがありますよね。高価なロッドなので誰でも手を出せるものではありませんが、私自身いつの日か使ってみたいロッドの一つです。
村田基さんコメント
60gを超えるような、比較的大型のルアーも余裕で扱える「パワー系万能ロッド」。ずっと欲しいと思っていた待望の一本で、2年以上テストを重ね、ようやく形にすることができた。
2702では闘いきれない状況や、PEラインの3号クラスまで対応可能。南方では小型GTやカスミアジ、本州ではワラサや根魚、サワラなどに使用できる。
若干ショートレングスにしたのは、ピンポイントへのキャスティング精度を上げ、軽快さを出すため。パワーロッドでありながら、軽快に使うことができる。
サワラキャスティングに代用できるロッドは?
一般的にサワラキャスティング用ロッドはボートシーバス用ロッドとシイラ用ロッドの間の強さに設計されているものが多いです。
ただシイラだと硬すぎると思うので、代用するとなるとボートシーバス用ロッドだと思います。
もちろんサワラキャスティング専用ロッドに比べると性能は落ちますが、既にお持ちのロッドを代用してまずはサワラキャスティングに行きたいという方や、ボートシーバスにも使えるロッドが欲しいという場合は、ボートシーバス用ロッドが選択肢かと思います。
例えばサワラキャスティングに代用できるボートシーバス用ロッドだと以下の3つがあります。
テイルウォーク ボートゲーマー
サワラキャスティングに合わせた最適モデルでありながら、多種ルアーに対応するスムーズな曲がりが特徴で、汎用性が高いロッドです。
シマノ ディアルーナ 21 BS S73M+
ボートシーバスで人気を集めるシリーズで、キャスティングロッドとしては比較的軽量な部類ですが、サワラキャスティングに求められる以上の剛性がありパワーと軽さを両立したロッドです。
パームス シーラプチャー STGS-66ML
長さ6.6フィートのショートの利点を生かした操作性の良さから、船上であってもスムーズにキャスティングゲームを楽しめるロッドです。
サワラキャスティング用ミノーロッドおすすめ15選のまとめ
サワラキャスティングは人気が急上昇中のジャンルなので様々なロッドがあります。
ロッドにはそれぞれ特徴がありますので、是非今回紹介させて頂いた商品も検討して、ご自身に合うロッドを探してみて下さい。
お気に入りのロッドで脂ノリノリのサワラを釣り上げて頂ければ思います。
サワラキャスティングにおすすめのリールは以下の記事でも紹介しています。
各地のサワラキャスティングおすすめ遊漁船は、記事の最後でも紹介していますので是非参考にしていただければと思います。




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